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January 30, 2013

フォルクスオーパー「HOUTE IM FOYER‥」

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今日はFeriのホームグラウンド(と勝手に決めている)「フォルクスオーパーの話題」をお届けしましょう。

皆さんは、フォルクスオーパーの月間プログラムや年間プログラムを見て「HOUTE IM FOYER‥」という演目が気になったことはありませんか?

「今日のロビー」といったニュアンスの公演内容なのですが、今まであまり紹介されたことがありません。実は、「HOUTE IM FOYER‥」は、劇場休演日に2階のビュフェを使って行うミニリサイタルやミニコンサートなのです。当然、企画内容によって、副題が付きます。

数シーズン前から始まった企画なのですが、実は休演日を確保したい劇場側と、アンサンブルだと出演機会が多いものの「自分の歌いたい歌、弾きたい曲が弾けない」という歌手や奏者の要望をコラボレートした企画なのです。実際、アンサンブルの皆さまは、夏期休暇や有給休暇を取得して、自分の歌ってみたい曲う歌う、演奏するということが多いそうです。

そのため、企画内容も今回のようなソロ歌手のミニリサイタルから、数名の歌手がテーマに沿って歌うケース、オーケストラメンバーによるアンサンブルなど、色々な内容が実施されている。

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劇場側としては、本来は休演日ですが、「HOUTE IM FOYER‥」を上演することで、劇場はやっていますよ‥というメッセージにもなります。実際、プログラムのジャンルは「VOLKSOPER Spezial」になっていることからもわかりまます。

Feriも、今まで観たいと思っていたのですが、他の公演と重なったことなどもあり、チャンスがありませんでした。今回、アンサンブルの男性歌手AndreasDaumさんが出演する「HOUTE IM FOYER‥」を観る機会がありましたので、その様子をご紹介しましょう。

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会場は2階にあるビュフェです。座席は一列9人掛けで4列。ということは36名定員ですね。なお、自由席になっていました。座席の配置としては、劇場トップと語り合える「お客さまとの集い」に近いですね。ただ、通常はテラス側に置かれているアップライトピアノが、正面に移動してありました。

なお、リサイタルが始まると天井の照明を落とし、横にあるカクテルライトを点灯させて、雰囲気を作っていました。それから、ビュフェもしっかり営業しているので、ご安心を‥

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今日の副題は「Liebhaber in allen Gestalten」‥という訳で、「恋にまつわる歌」を集めたミニリサイタル‥といった趣です。出演はフォルクスオーパーで活躍しているAndreas Daumさん。ピアノ伴奏はEric Machanicさんです。

Andreas Daumさんは、2010/11シーズンからフォルクスオーパーで活躍をはじめた歌手で、「ルサルカ」、「ウィンザーの陽気な女房たち」、「リゴレット」、「ジャンニ・スキッキ」、「メリーウィドウ」、「ウィーン気質」、「ワルツの夢」などのオペラやオペレッタに出演しており、Feriも何度も観ています。特に「ウィーン気質」のイプスハイム=ギンデルバッハ侯爵では、良い味を出していましたね。今日は、リサイタルなので、いつもの舞台とはちょっと雰囲気が違う点も興味深いですね。

当日のプログラムは、以下のとおりです。なお、歌手が一人でピアノソロもないので、第一部と第二部の間に休憩が入りました。

○第一部
RobertSchumann:「Dichterliebe op.48」

○第二部
JohannesBrahms:「Mein Madel hat einen Rosenmund Feinsliebchen,du sollst mir nicht barfus gehn」
GeorgPhilippTelemann:「Das Frauenzimmer Die Jugend」
JohannesBrahms:「Wir wandelten,wir zwei zusammen op.96,2 Sapphische Ode op.94,4」
Peter I Tschaikowski;「Nur wer die Sehnsucht kennt」
FranzSchubert:「Erstarrung D911,4 Fruhlingstraum,D911,11 Standchen d957,4」
WolfgangAmadeusMozaart:「Kanzonette des Don Giovanni」
FranzSchubert:「Leibhaber in allen Gestalten,D558」

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「色々な恋人の形」を歌で紹介するので、演技も入っていて、オペラ歌手の面目躍如といったところです。アンコールまでは一切、解説はなく、司会者もなしというシンプルな運営です。

オーケストラピット越しに見るのと、間近で見るのとでは、やはり雰囲気が違いますね。当たり前ですが、Andreas Daum、後半は全開で歌っていました。

この「HOUTE IM FOYER‥」は、全公演8ユーロ均一という「お買い得価格」。確かに常設劇場のビュフェを使うので、費用はあまりかからないような気がしますが、それでも実際にはロビースタッフや運営スタッフ、消防官の派遣などもあり、それなりのコストはかかっていると思います。

実質的にはファンへのサービスという位置づけなのかもしれません。当たり前ですが、来場している人は地元のファンが中心でしたが、もっと多くのお客さまにご来場いただきたいものですね。

常設劇場と専属歌手・奏者をかかえるウィーンらしい企画とも言えかもしれません。なお、今後、2月11日、3月4日・5日、14日、25日に企画されています。もし、そのタイミングでウィーンにいらっしゃる方は、一度のぞいてみたらいかがでしょうか。


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