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January 22, 2013

鉄道模型クラブのオープンハウス

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ブログ本編の前にニュースを二つ。1月21日、Sバーン(S45系統)の列車がウィーン郊外Penzing付近で正面衝突しました。幸い、死者は出ていないようですが、負傷者が発生しています。

先日、スイスでも正面衝突事故がありましたが、こちらでは単線並列という運行方式をとっており、列車を柔軟に運行できる反面、こういった事故が起きる可能性があります。残念です。原因は調査中のようですが、事後現場は本線に合流する場所なので、運転方向の変更が影響している可能性もあります。

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2つ目は、1月20日に行われた徴兵制継続の賛否を問う国民投票の結果です。最終的には徴兵制継続が多数(有効投票数の59.8%)を占め、当分、徴兵制が継続されることになりました。国民の皆さまは、意外と現実的ですね。

さて、今日は「ちょっと変わった催し物」の話題をお届けしましょう。

日本では、最近でこそ一般的にも認知されるようになりましたが、鉄道模型愛好家(大人です)は「オタク」の代表のように見られていました。しかし、欧米では、「大人の趣味」のジャンルとして確立しており、鉄道模型が趣味であることをオープンにしている人も多いそうです。

そのため、いわゆる鉄道模型クラブが存在し、クラブ所有の施設で鉄道模型の製作や運転を楽しんでいます。日本でも、鉄道模型クラブはあるのですが、専用の施設(クラブハウス)を持っているところは少ないと思います。

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昨年、12月、ウィーン中央駅開業に合わせて、ある鉄道模型クラブが、その施設を一般に公開しました。通常、この手のオープンハウスは土休日に行うと思うのですが、今回は平日(しかも月曜日 )。

ウィーン中央駅にポスターが出ていたので、場所はわかりましたが、平日なので、大手を振ってゆくというのは‥たまたま、市内での仕事が早めに片付いたので、オープンハウスをのぞいて見ることにしました。

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偶然なのかもしれませんが、地図で確かめると、このクラブの施設は、ウィーンの模型路面電車製造メーカーLeopold Halling GmbHの近くです。

当日、午後、最寄りのバス停からFeriが会場に向かって歩いていると、二人連れの男性から声をかけられました。曰く、“鉄道模型クラブのオープンハウス会場はどこですか?

いぁー、平日にもかかわらず、訪問者が結構いるのですね。Feriも初めて行くところだったので、明確な案内はできませんでした。

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で、バス停に出ている付近の地図で見当を付けた場所に歩いて行くと、ウィーン教育大学(Pädagogische Hochschule Wien)がありました。で、大学の正面玄関に中央駅で見たポスターが貼ってあり、会場までの案内図が出ていました。どうやらウィーン教育大学の構内にあるようです。

本来、大学の構内には勝手に入ってはいけないのかもしれませんが、今日は鉄道模型クラブの施設までは自由に入ることができるようになっていました。案内表示を従って通路を進むと、鉄道模型クラブの会場へ到着しました。

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半地下式のかなり広い部屋が、クラブの施設として割り当てられており、そこで巨大なジオラマが製作中でした。ÖBBの本線と狭軌鉄道のマリアツェル線を作っているようで、マリアツェル線の方は、一部が出来上がっており、車両を運転していました。

通常、日本では湿度や温度による伸縮を考慮して、基礎は木材で作ることが多いそうですが、ここでは基礎は金属製のパイプで組んでいました。写真をご覧になればわかるように、その上に木材でジオラマの地形を作るという方式を採用していました。こちらでは、どうも一般的な構造のようです。

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いわゆる博物館などにある一般展示用のジオラマではなく、クラブメンバーが趣味で作っているだけあって、かなり凝った作りになっています。マリアツェル線の方では、鉄道だけではなく、バスや自家用車、消防自動車といった自動車も道路に沿って走っていました。これは道路の下に仕掛けがあるらしいですね。

こちらの方は生活感のあるアトラクションがお好きなので、そういった場面も見どころ。今回は、道路の面した崖が崩れて、はしご車が取り残された人を救出するシーンが出来上がっていました。

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会場ではクラブメンバーが作った模型の建物などのグッズも販売していました。また、入り口には募金箱があり、寄付金も募っていました。模型クラブが、通常は非公開のジオラマ建設のために募金をしているというのも、面白いですね。

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なお、反対側の部屋には、実物の鉄道部品を展示したミニ博物館もありました。主に南駅に関連したものが並んでいましたね。そう言えば、案内板が駅の案内板を模しているところなどにメンバーのこだわりを感じます。

平日にもかかわらず、結構、外部のファンが来ており、ジオラマの写真を撮影したり、クラブメンバーと歓談をしたりと、それぞれ思い思いの時間を過ごしていました。

基本的に男性が多いのですが、ご夫婦でご来場になっている方もいました。当然、クラブメンバーの中には、奥さま連れの方も多数。ご理解があるのですね。また、ヨーロッパらしいところかもしれません。

しかし、こういった「大人のクラブ」で、親交を深めることができるオーストリアの皆さんは、人生を楽しんでいるように感じますね。ある意味、うらやましいですね。


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