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January 27, 2013

フォルクスオーパーの「キャンディード」

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今日はフォルクスオーパーで上演されたレナード・バーンスタインが作曲したミュージカル「キャンディード」の模様をお伝えしましょう。

フォルクスオーパーでは、2011/12シーズンに「キャンディード」をコンサート形式で上演しました。上演回数が極端に少ないため、タイミングを外すと観られない‥という困った演目。後日、ウワサではナレーターのRobert Meyerさんがすごかったとか‥となると観てみたくなるのが人情。

2012/13シーズンも継続上演が決まりましたが、わずかに3公演だけ。今回は、何とか最終公演に潜り込むことができました。

「キャンディード」ですが、クネゴンデの「Glitter and Be Gay」というアリアが有名ですよね。コロラトゥーラ・ソプラノに超絶技巧を要求する難曲ですが、Feriは、以前、グルベローヴァさんが来日した時のリサイタルで聴いたことがあります。それほどの「難曲」なのですよ‥

当日の指揮は
Joseph R. Olefirowiczさん。主なキャストは、以下のとおりです。

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・ナレーター:Robert Meyerさん
・キャンディード :Stephen Chaundyさん
・クネゴンデ(キャンディードの恋の相手): Jennifer O´Loughlinさん
・パングロス博士(キャンディード、クネゴンデの家庭教師): Morten Frank Larsenさん
・オールドレディー:Kim Criswellさん
・マキシミリアン(クネゴンデの兄): Steven Schescharegさん
・パケット(クネゴンデの家の小間使い): Beate Ritterさん

キャストを観ただけでも、なかなか期待できます。

フォルクスオーパーの場合、上演に際しては、色々なスタイルがありますが、今回はオーケストラピットを完全にジャッキアップし、舞台と一体化した「定石のコンサート形式」でした。配置は、最前列はソリストとナレーター、その後ろに指揮者とオーケストラ、最後部のひな壇に合唱団が入るというスタイルです。

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通常のコンサート形式のオペラでは、MCやナレーターは出てきませんが、今回、「裏の主役」はナレーターのRobert Meyerさん。軽妙なお話で、お話の筋を紹介し、その後、歌や演奏を行うというスタイルでした。そのため、曲の前には必ずRobert Meyerさんのお話が入ります。中央に陣取っていたのもわかる気がしますね。

さすがにコンサート形式なので、歌手のレベルは揃えており、バランスも見事。譜面は持っていたが、実際には多少の演技も入る楽しい舞台でした。

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第1幕は19曲、第2幕は15曲という構成。ただ、フォルクスオーパーにしては珍しく、歌は英語版のままで、ドイツ語字幕が付くというパターンでした。歌が英語版だった分、Robert Meyerさんがドイツ語のお話でカバーしていた感じです。

指揮のJoseph R. Olefirowiczさんは、オーケストラの力を良く引き出しており、なかなか気合いの入った演奏でした。やはりピットではなく、舞台の上で演奏するので、気合いが入るのかもしれません。

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歌手ではクネゴンデのJennifer O´Loughlinさん、オールドレディーのKim Criswellさんとも体格が良いので、見事な歌いぶりでした。

クネゴンデと言えば、1幕の名アリア「Glitter and Be Gay」が最大の聴きどころ。当然、お客さまも、それはよくご存じ。Jennifer O´Loughlinさんは、皆さまの期待に応えて「Glitter and Be Gay」を見事に歌い上げました。さすがにグルベローヴァさんとの比較すると‥以下自粛

また、オールドレディーのKim Criswellさんは歌もさることながら、怪演ぶりで存在感を発揮していましたね。

パケットのBeate Ritterさんは、かわいらしい感じでFeriが好きな歌手の一人ですが、当日はあまり目立った出番はありませんでした。

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男性歌手では、タイトルロールのキャンディードStephen Chaundyさんは、安定した歌いぶりで安心して聴くことができました。意外とがんばっていたのが、マキシミリアンのSteven Schescharegさんでしょうか。声も十分出ていて、良かったですね。

逆にいつもは張り切るMorten Frank Larsenさんは、今回は抑え気味でした。また、出番も比較的少なくて、ちょっと残念。

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Governor役に起用された往年のアジア系歌手Otoniel Gonzagaさんは、最近ではクリスマスコンサートなどのイベント系だけに出演しているので、Feriは通常の公演で観たのは初めてです。出番は少ないのですが、存在感のある歌手ですね。

恐らく歌と演奏だけだったら、余り面白くない演目だったかもしれませんが、Robert Meyerさんの軽妙な語りが、独特の世界観を醸し出していました。

今シーズンは1月25日が千秋楽。2013/14シーズンも継続上演されるかどうか、わかりませんが、機会があったら、ぜひご覧ください。フォルクスオーパーの違った一面を味わうことができると思います。

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残念だったのは、Web上ではほぼ満席だったのに、実際に劇場へ足を運んでみるとParkettの良い席にも空席がチラホラ。Galerieに関しては、2列目以降は、ほぼ空席でした。エージェントさんにわたったチケットが流れたのかもしれませんが、ちょっと気になりましたね。

ちなみに、フォルクスオーパーのコンサート形式ミュージカルでは「南太平洋」があったのですが、こちらは観ることができませんでした。

フォルクスオーパーでは、Feriが楽しみにしていた「微笑みの国」がすっ飛んでしまった関係で、1月末から2月上旬はミュージカル上演が増えていますね。


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