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January 31, 2013

Tokiostraßeを路面電車が快走

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昨日、30日のウィーンは日中、気温が14度まで上がり、春のような1日でした。街のあちこちに積もっていた雪も、この気温と29日の雨で、ほとんど消えています。こうなると市庁舎前のアイストラウムが大変なのですが‥

さて、今日は「ウィーンの路面電車にまつわる話題」をお届けしましょう。

旧聞に属しますが、昨年12月22日、ウィーンに新しい路面電車路線25系統が誕生しました。と行っても完全な新規開設路線ではなく、旧26系統(Edmund-Hawranek-Platz-Oberdorfstraße間)を二つに分割して、新26系統と25系統にしたものです。

新26系統はEdmund-Hawranek-Platz-Kagran間、25系統はFloridsdorf-Oberdorfstraße間です。

FloridsdorfではSバーンとU6に、KagranではU1に、DonauspitalではU2に、それぞれ接続し、新しいネットワークが形成されました。

ただ、単純に路線を2分割したのではなく、新26系統と25系統が走行するKagran付近は路線の一部は路線図のように新しく整備されており、利便性が向上しています。

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新しく整備された路線が走る道路がTokiostraßeなのですよ。これはドナウシュタット区が東京の荒川区との姉妹都市縁組みを記念して、名付けた道路です。

また、合わせて路面電車路線を補完する27Aというバスも、Kagran付近の一部区間の路線見直しが行われました。
26系統や25系統が走るのは、旧市街から見るとドナウ川の向こう側、21区と22区です。

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Feriはあまりご縁がないエリアなので、実際に見に行く機会がなかったのですが、先日、所用があったので、帰りに新しくできた路面電車ができたTokiostraßeに行ってみました。

26系統が走るDonaufelderstraßeからTokiostraßeへ入る角には、写真のような「荒川区と友達」と日本語で書かれたレリーフを埋め込んだレストランTokyoHauseがあります。

両側は再開発で建てられたと思われる近代的なアパートが建ち並んでいますが、Tokiostraßeにつながる形で、NippongasseArakawa straßeがあります。

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25系統Tokiostraßeの中央を専用軌道で走ります。完全な専用軌道なので、石畳はありません。また、専用軌道と交差する道路(歩道を含む)には普通の鉄道に見られる警報器が設置されており、路面電車が近づくと自動的に鳴るようになっています(遮断機はありません)。

25系統が走るTokiostraße は500メートルほどですが、交差する形でNippongasse、Arakawa straßeという通りがあります。余談ですが、荒川区のWebサイトを見ると、どうもNippongasseは「日本」ではなく「日暮里」だったらしいのですが、どこかで行き違いが生じたのでしょうか。確かに考えてみれば、通常、国名は格が上の Straßeにつけられるのが普通ですから、NipponがTokioよりも格下のgasseに付くのは妙な感じがします。

なお、最後の二枚の写真が専用軌道のTokiostraßeを快走する25系統の電車です。

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Tokiostraßeには停留所が一ヵ所あり、当初は「Tokiostraße」という名称になる予定だったらしいのですが、実際にはTokiostraßeと交差するPrandugasseの名称になっていました。実際、この停留所はPrandugasse上にあるのではなく、Tokiostraßeにあるのですが‥反対意見があったのでしょうかね。残念。

荒川区にお住まいの皆さん、ウィーンにお越しの節には、ぜひTokiostraße やArakawa straßeを歩いてみてください。ただ、観光施設はありませんが‥

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FeriはTokiostraßeを歩きながら、ふと思ったのですが、ウィーンにお住まいの方の中には、住所がTokiostraßeやNippongasse、Arakawa straßeという人が居ることになりますね。他人に住所を教える時、「Tokiostraße××」とか言う訳ですよ。

恐らく、姉妹都市の縁組みをした首長がノリでやったのだと思いますが、後のフォローはどうなっているのでしょうね。ちなみに姉妹都市締結は平成8年10月21日で、9年度以降は荒川区からも高校生を派遣しているそうです。

なお、日本側では「南千住駅前ドナウ広場」、それに続く道路に「ドナウ通り」という愛称がつけられているそうです。でも、日本では通りの名前が住所にならないので、ドナウ通りという住所の方はいらっしゃいませんよね。

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そう言えば、東京の荒川区には最後の都電「荒川線」(早稲田-三ノ輪橋間)が走っているというのも、何か因縁めいたものを感じます。

さて、話を路面電車に戻すと新26系統については、今回の路線改編でおしまい‥ではなく、続きがあります。現在、地下鉄U2がSesstatAspernまでの延伸工事を行っています。これに合わせて、新26系統もU2との接続駅であるHausfeld straßeまで延長されることになっています。


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Comments

いつもウイーンの話題有難うございます。
NipporiとNipponですが、フォントによっては「r」と「i」がくっついて「n」に見えそうものもあります。
いわゆる結果オーライで、Nippongasseの方がいいように思います。そのうち、なぜNippongasseと
言われるのか分らなくなりそうですね。

Posted by: MIKKY | February 05, 2013 14:29

MIKKY様、コメントありがとうございます。

東京と足立については、姉妹都市の縁組みをした際に、こちらの方もイメージできたと思います(東京都足立区)。しかし、日暮里はさすがに、日本でも読めない方がいらっしゃるほどですからね‥

そういえば、日本でも、この手の誤解が時々あって、その昔、箱根登山鉄道がスイスのレーティシェ鉄道と姉妹鉄道提携を結んだ際、某新聞社が「ベルニナ号」のことを「ベル二十号」と紹介しちゃったことがあります。

Posted by: Feri | February 05, 2013 18:13

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