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February 12, 2013

マナー雑感

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このブログでは今年はご紹介しませんでしたが、先週、2月7日、恒例のOpernball 2013(オペラ座舞踏会)が盛大に行われました。1月末には、学生さんを中心とした「Opernball開催反対」のデモ行進がリンクで行われたのですが、一般の市民も参加して、結構大規模なデモになったとか‥ 

当日、Feriは旧市街へは出かけず、ホイリゲでのんびりとしていました。Opernballは世界各国の有名人が来場しますが、今年はPaul Pottsさんも来ていたようです。

さて、今日はウィーンで感じた「マナーに関する話題」です。

最近、ウィーンの路面電車車内で、写真のような「公共広告」を見かけるようになりました。「左側が汚い車内、右側がきれいな車内」という訳で、「車内をきれいに保ちましょう」という啓蒙活動‥という訳です。ウィーンも、このような公共広告で積極的に啓蒙が必要な都市になってしまったのかと思うとちょっと悲しい気分になりましたね‥

現在、空港へ向かうPOSTBUSは車内飲食禁止になっていますが、先日も車内でお食事をはじめたビジネスパーソンがドライバーさんから注意されていました。

2013年1月は、ウィーンは久しぶりの大雪に見舞われました。そのため、道路の両側には雪が積み上げられていました。日本でも雪国では、冬の間、歩道の両側に雪がうずたかく積まれていますが、今年のウィーンは、それに近い状態です。もっとも歩道の中央部は除雪してあり、雪はありませんが‥

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除雪した雪を撤去すれば良いのですが、歩道脇に積み上げているため、歩道の幅が通常の半分くらいしかありません。そうなると歩いている時、すれ違いが一苦労‥と思いがちですが、市街地で地元住民が多い地域の場合、すれ違う際、お互いが譲り合う光景がよく見られます。

例えば、幅の広い場所で待つ、すれ違いができるように体を横にする、車道にいったん出るなどなど‥その方法はまちまちですが、我先に‥とならないところが良い感じです。また、すれ違いざまに“Danke”、“Bitte”と一声掛けている人が多いですね。「譲り合いの文化」というと大げさですが、こういったちょっとした気配りがあると、Feriは雪が降ってうっとうしい日でも、何となく心が和みます。

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ところで、ご存じの方も多いと思いますが、ウィーン市内には自動車が走っているにもかかわらず交通信号が設置されていない交差点が結構あります。Feriが済んでいるアパート近くの交差点には路面電車の停留所がありますが、ここも信号はありません(最後の写真が、その交差点です)。

これは、基本的に一時停止をしっかり守り、安全確認をした上で走行するという前提があるから、事故が少ないのですが、「譲り合いの文化」が関係しているのかもしれません。最も最近では、交通信号のない交差点で、あわや「出会い頭の衝突」という場面を見かけることもあり、ドライバーさんが車から降りて大げんかしていることも‥だんだん、良い文化が失われているのかもしれません。

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また、公共交通機関の中では、ご年配の方に席を譲る若い方をよく見かけます。席を譲られたご年配の方も、すぐ下りる場合以外、“Danke”と言ってお掛けになります。このほか、古いタイプの路面電車では、ベビーカーを載せるのが一苦労。その時、見ず知らずの人がベビーカーを載せるのを手伝っている姿もよく見かけます。これは男性が多いですね。

考えてみると、日本でも、昔はこういった「譲り合いの文化」が浸透していたように思いますが、最近ではあまり見かけなくなってしまったのが残念です。

ウィーンも色々な国の人が増えてきて、良い文化が損なわれつつあるようですが、お互いが気持ち良く生活するためのマナーや「譲り合いの文化」は、これからも大切にできれば良いと思います。


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街角の話題 |

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Comments

 Feri様、旧き良きウィーンは儚く滅び去ろうとしている様な気がします。20年あまり前に比べたら最近のウィーンのマナーがかなり落ちている様な気がするのは、物事を斜めに見てしまいがちな私だけでしょうか。Feri様は譲り合いの文化がまだまだ生きていると感じておられる様ですし、好意的な見方をなさっておいでですね。実際まだまだウィーンも捨た物ではないとは思います。
 それでも一言、最近のあり様は何だと思わず言ってしまいそうになります。老人は(私はまだそんな歳では無いですが)旧き良き時代を、過去を振り返りがちです。昔のウィーンはマナーに関してはもっと気高さがあったと思います。気高過ぎて窮屈だったかもしれません。見ず知らずのお婆さんにいきなり注意された事が何度もありました。この様に口うるさいお婆さん達も絶滅危惧種だと思います。
 これから良くして行こうと考えるのが正しいのであって昔を懐かしみ、その目で今を批判しても何も生まれないのは分っておりますが、ついつい愚痴ってしまうのをお許しください。何時までも皆が爽やかに暮らせるウィーンで有りますよう祈っております。

Posted by: ハンドルネーム:ウィーン | February 12, 2013 22:23

ハンドルネーム:ウィーン様

お返事が遅れて申し訳ありません。バタバタしておりましたもので‥

お感じになっているようにマナーが悪くなっているのは事実だと思いますが、コメントを拝見していて、先日の体験を思い出しました。

熱帯魚の水槽があるCaféでの出来事です。たまたま子供さんが来店していて、水槽のガラスを叩いていました。近くにいたおばさまが、すかさず子供さんに注意していましたね。

確かに少なくなりましたが、まだまだ文化として残っているような気がします。

>何時までも皆が爽やかに暮らせるウィーンで有りますよう祈っております。

これは私も同感です。

Posted by: Feri | February 16, 2013 09:32

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