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February 20, 2013

ボウリングの元祖ケーゲル

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今日はドイツやオーストリアで盛んな「ボウリングの元祖 ケーゲル」のお話です。

一時期、日本でも大ブームとなったボウリング。もちろん、今でも健全なスポーツとして根強い人気があると思います。実は、このボウリングの元祖にあたるゲームがケーゲル(Kegel)です。

一説によると、紀元前5200年頃の子供の墓から、大理石でできたピンとボールが発見されており、当時からボウリングらしきゲームが存在していたと言われています。

その後、中世のイギリスで、芝生上で行なう「ローンボウルズ」が、ドイツでは修道院で「ケーゲルシュピール」が流行しました。ドイツの「ケーゲル」は、当初、宗教的な意味もっていたようです(倒すピンを災いや悪魔に見立てて、それを沢山倒すことができたら、その災いなどから逃れることができるという一種の宗教儀式だったとか‥本当ですかね)。

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その後、16世紀に宗教改革で有名なマルティン・ルターが9ピンのルールが制定し、スポーツ的な競技に発展したそうです。

そして、16世紀から17世紀の間、ケーゲルはアメリカへ渡り、現代の10ピン競技になったとか。ヨーロッパからアメリカに渡り、アメリカで開花したという話を聞くと、なにやらオペレッタから発展したミュージカルを彷彿させますね。

現在でもオーストリアやドイツでは、スポーツ・ケーゲルのリーグがあります(サッカーで有名なFCバイエルンにもスポーツ・ケーゲル部門があるそうです)。

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ルールは娯楽として行う一般のケーゲルとスポーツ・ケーゲルでは異なるそうですが、スポーツ・ケーゲルの場合、総投球数は200球。4つのバーンで、25球ずつ2回、合計50球を約80分間に渡って投げ合うそうです。先日、ORFでオーストリアvsドイツの試合を初回していましたが、屈強な男子選手が集中力を高めて投球しているシーンが印象的でした。

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このようにケーゲルは屋内スポーツとして人気があるため、オーストリアやドイツでは、ケーゲル専用の施設(ボウリング場ではありません。ケーゲル場)が多数あります。

以前、このブログでもご紹介したことがありますが、意外な地方の町や村にケーゲル場があり、Feriもビックリしたことがあります。写真はニーダーエスターライヒ州の小さな町で見つけたレストランを兼ねたケーゲル場です(その名もズバリRESTAURANT KEGELBAHN)。ちなみにケーゲル場は音がするためか、地下に設置されることが多いですね。

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ところで、ケーゲルとボウリングの違いですが、一番はピン数と配置。ボウリングは10本を三角形に並べるのに対し、ケーゲルは9本で菱形に並べます。

また、なぜかケーゲルのピン上部には紐がついており、投球によって倒れたピンは、この紐を機械で引き上げて立て直す仕組みになっています。ボウリングの場合、ピンに紐はついていませんよね。この紐付きピンを採用している関係なのか、ボウリングほどピンは盛大に飛び回ったりしません。

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ケーゲルは屋内でできる手軽なスポーツなので、冬の期間が長いオーストリアなどでは、地方に行くとご年配の方が、グループでゲームを楽しんでいる姿を目にすることがあります。

Feriも、その昔、有人夫婦とザルツカンマーグート方面に旅行をしている時、たまたま宿泊した村にケーゲル場があり、急きょ、ケーゲル大会を開催した思い出があります。

ケーゲルは、どちからというと「大人のゲーム」という感じがしますね。


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