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March 11, 2013

フォローが大切でしょうか

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今日は「寄付にまつわるお話」です。このブログでも時々ご紹介していますが、オーストリアという国は、小さい国家ですが恵まれない人や福祉施設などに対する寄付が盛んです。

今日はく3.11。東日本大震災発生から、早いもの丸2年が経過しました。このブログでもご紹介しましたが、震災発生から一ヶ月後の、2011年4月11日にフォルクスオーパーで行われた「日本復興支援コンサート」では、興行収入を寄付したのはもちろん、会場ロビーで寄付金付きのセクトを販売するなどして、別に寄付を集めていました。この寄付に応じる人が本当に多いのですよね。

こういった寄付については、日本では、「西洋人の偽善ではないか」という否定的な見方をする人もいらっしゃると聞いています。

まぁ、色々な考え方があって当然だとは思いますが、オーストリアでは寄付が文化として定着しているのは事実でしょう。そう言えば、「オーストリアの習慣」に「倍々ゲーム」というものがあります。寄付に関する募金活動の際、企業では従業員が自主的に集めた募金を所属企業に渡すと、企業で同じ金額を加えて寄付するというものです。

さて、募金活動も色々ありますが、最大のものは毎年クリスマスイブに山場を迎える「LICHT INS DUNKEL」(闇に光を)という行事でしょう。毎年、ORFでは特別番組を編成して、寄付を受け付けるオペレーターに有名人がボランティアで入ることでも知られています。

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で、番組中、電話などで寄付をした方のお名前が画面下にテロップで紹介されます。紹介されるのはお住まいの場所、お名前、金額です。これを見ていると5Euroという方もいらっしゃいます。もしかしたら子供さんかもしれません。寄付金の金額を問わず、もれなく紹介するというのがミソでしょうか。

さて、今年の1月、朝7時過ぎに起きてORF2を付けたところ、写真のようが画面が映し出されました。季節外れのクリスマスツリー。最初は何かわからなかったのですが、「LICHT INS DUNKEL」で寄付した方を再びテロップでご紹介しているのです。やりますねぇ、ORF。

当然、放送時間も限られているため、1日で全員を紹介できる訳もなく、数日間、放送していました。これを見ていると、金額は本当に千差万別です。でも金額よりも気持ち、みんなが参加したという方が大切なのでしょう。

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募金した方も、自分の名前がどこで出るかはわからないわからないでしょうから、チェックのしようはありませんが、偶然、友人や知人が発見した場合、「○○さんの名前を見たよ」みたいな話になるのかもしれません。

日本では、寄付をする時は大々的に募集を募りますが、その後は梨の礫‥寄付金がどのような形で使われたのかも紹介されないケースが多いのが残念です。特に公共性の高いところほど、そういった傾向が強いようですね。Feriは、大変残念に思っています。余談ですが、ヤマト運輸さんは、自社系列の財団が寄付金の使途や分配額を決めているため、定期的に公表しており、好感が持てます。

しかし、こうやってクリスマスから一ヶ月も過ぎてから、改めて募金者の名前を紹介するとった地道なフォロー活動が、寄付文化の維持につながっているのかもしれませんね。

珍しくちょっと考えさせられるORFの番組でした。


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