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April 04, 2013

速報 フォルクスオーパー2013/14プログラム発表

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現地時刻の4月3日の午後、フォルクスオーパーから2013/14シーズンのプログラムが発表になりました。さっそく、来シーズンの公演概要をご紹介しましょう。

○オペレッタ
オペレッタのプルミエはシュトラウスの「ヴェネチアの一夜」(2013年12月14日プルミエ)とカールマンの「伯爵令嬢マリッツア」(2014年3月22日プルミエ)の2作品が取り上げられることになりました。

ヴェネチアの一夜」については、以前、変わった演出で上演されていましたが、しばらく上演されなかったので、今回はちょっと期待したいところです。

演出はHinrich Horstkotteさん、指揮はAlfred Eschwéさんが予定されています。なお、現時点でウルビーノ公にはVincent Schirrmacherさん、カラノッロにはJörg Schneiderさん、アンニーナにはMara Mastalirさん、チボレッタにはJohanna Arrouasさんの名前が挙がっています。

一方、Feriのお気に入りカールマンの「伯爵令嬢マリッア」ですが、ブタペストオペレッタ劇場と提携した前の演出もなかなか良かったと思っています。

今回、演出は「ウイーン気質」を担当したThomas Enzingerさんが、指揮にはチロル州立劇場の首席指揮者Alexander Rumpfさんが起用されるようです。また、現時点でマリッツアにはAstrid Kesslerさん(ハウスデビュー)、タシロにはCarsten Süssさん、リーサにはAnita Götzさん、ポプレスク公爵にはToni Slamaさん、チェッコにはRobert Meyerさんなどの名前が挙がっています。

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このほかレパートリー作品としては、シュトラウスの「こうもり」、レハールの「メリーウィドウ」、カールマンの「チャールダーシュの女王」、オスカー・シュトラウスの「ワルツの夢」、パウル・リンケの「ルーナ夫人」の5作品が上演されます。残念ながら「ウィーン気質」、「微笑みの国」、「マダム・ポンパドール」は来シーズンは姿を消しました。

しかし、シーズン中、カールマン作品が2演目上演されるのは、久しぶりではないでしょうか。カールマンものが好きなFeriのために、ダイレクターのマイヤーさんが奮発してくれたのかな‥

来シーズンですがは、オペレッタを2演目続けて上演する月が比較的多く設定されています。なお、オペレッタの上演回数は79回とちょっと寂しいですね。

○オペラ
オペラのプルミエは、ヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」(2013年11月16日プルミエ)、ベンジャミン・ブリテンの「アルバート・ヘリング」(Albert Herring 、2014年2月15日プルミエ)、ベートーヴェンの「フィデリオ」(2014年5月25日プルミエ)、リヒャルト・シュトラウスの「火の消えた町」(Feuersnot 、2014年6月14日プルミエ)の4作品です。

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このうち「火の消えた町」は、リヒャルト・シュトラウの生誕150年(誕生日は6月11日)に合わせた作品でしょう。国立歌劇場の方がシュトラウスの目新しい作品が上演されないだけに、これは注目されると思います。ただし、コンサート形式での上演になっています。

レパートリー作品としては、「魔笛」、「フィガロの結婚」、「密猟者」、「サロメ」、「ヘンゼルとグレーテル」、「カルメン」、「椿姫」、「売られた花嫁」、「アントニーと鬼」(再演)、「トゥーランドット」(再演)が上演されます。まさか虫たちが演じる幻想的な演出の「トゥーランドット」(写真)が復活するとは思いませんでした。オペラの方が演目は多いためか、上演回数も112回となっています。

○ミュージカル

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プルミエは日本でも上演されたことがあるスティーヴン・ソンドハイム作詞作曲によるブロードウェイ作品「スウィーニー・トッド」(2013年9月14日プルミエ)が取り上げられました。

レパートリー作品としては、「マイフェアレディ」、「キスミー、ケイト」、「ガイズ・アンド・ドールズ」(写真)、「ローマで起こった不思議な出来事」の4演目が上演されます。2014年2月はオペレッタは全く上演されず、ミュージカル大会の様相を呈しています。

反面、コンサート形式で上演されていた「カンディード」は姿を消しました。ミュージカルの上演回数は56回です。

○バレエ
プルミエは「Märchenwelt Ballett」(2013年10月19日プルミエ)、「Ein Reigen」(2014年4月29日プルミエ)の2作品です。このほかレパートリー公演として「カルミナ・ブラーナ」、「夏の夜の夢」、「青ひげ公の秘密」が上演されます。今シーズンまで上演されていた「マックス&モーリッツ」は姿を消しましたね。バレエの上演回数は35回です。

○スペシャル
来シーズン、注目されるのは「Volksoper im MuTh:Erwin, das Naturtalent」という演奏会です。これは、通常の劇場ではなく、MuThという会場で行われます。そのため、同じ日にフォルクスオーパーで通常のオペラなどが同時上演されます。

このほか、休演日をカバーする裏技「今日のロビー」(2階のビュフェで実施するミニコンサート)も上演されます。また、5月に久々にStefan Mickischさんのレクチャーコンサート「Stefan Mickisch spielt und erklärt Ludwig van Beethovens „Fidelio“」が上演されます。スペシャルの上演回数は25回となっています。

なお、4月4日にはAustria-fan.comにスケジュールが掲載される予定ですので、合わせてこちらもご覧ください。

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フォルクスオーパー |

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Comments

Feri さん、こんにちは。Steppke です。

Volksoper の発表は、例年より少し早いのですかね?
他のオペラ劇場も軒並み早まっているようで、今週末は、演目の並びが面白いめぼしい時期を探すのに費やされそうです。

Gräfin Mariza は、楽しみですね。
3月19日には Emmerich Kálmán zum 60.Todestag という特別コンサートもあり、この時期はねらい目のひとつですが、Staatsoper があまり面白くないのが困りものです。

Eine Nacht in Venedig は、前の演出は確かに変わっていましたが、最近の傾向でもあり、私は悪くはなかったと思っています。
今回の演出は、どうでしょうね。

レパートリーでは、Ein Walzertraum には今シーズン行き損ねたので、是非、行かねばなりません。
Madame Pompadour も行きそびれてしまいました。まあ、Leo Fall はそれ程惹かれないので、構いませんが..
Wiener Blut は、結局、1回しか行けませんでした。多分、何シーズンかしたら復活してくれるでしょう。

6月の Feuersnot は、大注目ですね。コンサート形式なのは残念ですが、3回しか上演されないので仕方ありませんね。(その次のシーズンには上演されないでしょうし)
Staatsoper の Ariadne auf Naxos や München で Garanča が出演する I Capuleti e i Montecchi との組合せで、行くのは決まりです。

Posted by: Steppke | April 06, 2013 at 12:26 PM

Steppke様、コメント、ありがとうございます。

フォルクスオーパーでカールマンものが1シーズンに2演目上演されるのは、珍しいですよね。個人的には「Eine Nacht in Venedig」よりも、「Gräfin Mariza」が楽しみです。

当ブログでもご紹介しましたが「Gräfin Mariza」は2002/03シーズンの作品がめちゃくちゃで、その後、2006/07シーズンの作品でまともになったという印象を持っています。

ただ、2006/07シーズンの演出については、ハンガリー色が強いため、こちらでは、その点を指摘するマスコミもありました。それを考えると、今回は多少、ウィーンカラーに戻すかもしれませんね。

Steppke様がご指摘のように「Feuersnot」は、間違いなく来シーズンだけでしょう。実際、今シーズン上演される「一晩でワーグナーのリング」も来シーズンはありませんしね‥

国立歌劇場に関しては、総裁をはじめとする幹部が交代して4シーズン目に入るので、メイヤーさんのカラーが出てきた‥ということでしょう。実際、キャスティングなどで疑問の声も出ていますね。

Posted by: Feri | April 06, 2013 at 04:24 PM

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