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April 05, 2013

ウィーンの「黄色い路面電車」

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今日は「路面電車の話題」をお届けしましょう。

市内で自動車を運転する方には迷惑な存在かもしれませんが、ウィーンは路面電車網が充実している街です。路面電車は、窓から街の風景を見ることができるので、Feriも好きです。

路線網が充実しているので、市内各所に路面電車の車庫があります。運転が終了した電車は車庫に戻り、通常、ここで点検・整備を行っています。大規模な定期点検や修理は、以前、このブログでもご紹介した11区にある中央修理工場(Hauptwerkstätte)で行っています。このあたりは、日本の一般の鉄道と同じですね。

ただ、実際には中央修理工場に入場させるほどでもない、部品交換などについては、最寄りの車庫で作業を行っているようです。

では、どうやって修理用の部品や資材を運んでくるのでしょうか? 

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路面電車の車庫は道路に面しているので、トラック当たりを使った方が楽そうな気がするのですが、実は黄色い事業用電車があり、これが貨車を連結して運んでくるようです。

今回、写真でお目にかけた事業用電車ですが、小型の2軸式で、車体中央に大きな荷物用扉が付いています。そのため、この車両自体で部品などの荷物を運ぶことも可能です。大きなパンタグラフを車体中央に載せており、かわいらしい感じがしますね。なお、型式はLHと言い、車両番号は6421~6463が割り当てられています。

一般の方はあまりご興味がないかもしれませんが、LH型のスペックですが、
- 全長:7.3メートル
- 全幅:2.3ミリメートル
- 全高:3.12メートル
- 総重量:14.3トン
- 最大速度:時速40キロ
となっており、1981年から1998年にかけて製造されたようです。

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また、ウィーンの路面電車はスリップ防止のため砂を搭載しており、この砂は路線の終点の停留所でも補給できるようになっています。この砂の補給にも、専用の貨車が活躍しているようです。このほか貨車に交換用のレールを乗せて運搬することもあるとか‥

それから、この黄色い事業用電車ですが、雪が降ると前方に雪かき装置を取り付けて、除雪車としても活躍します。そのため、車内には雪かき装置を作動させるための油圧装置も設置されています。正に縁の下の力持ち‥という感じがしますね。

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余談ですが、この手の「黄色い路面電車」ですが、行き先表示に何と表示されているかというと赤い文字で「Sonderzug」(特別列車、確かに間違いありませんが‥)と出ています。

ただ、路面電車の性格上、追い抜きができないため、線路上で事故が起こった場合などに救援に向かうことが難しいようです。ましてや架線が切れてしまえば、完全にお手上げ。

そういった場合はWiener Linienの緊急自動車が現場に向かいます。


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