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April 03, 2013

バレエ異聞 「夏の夜の夢」を観て‥

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最近は時々、バレエも観るようになったFeriですが、決して「はまっている」という訳ではありません。今回、3月のプルミエを迎えた「夏の夜の夢」は、ちょうどイースター割引だったので、オペレッタとセットで購入した‥というのが真相です。

なお、標題ですが、Feriは今まで「真夏の夜の夢」と言っていました。確かに原題を直訳すると「真夏」になるのですが、物語の設定時期が6月の「夏至」。そのため、日本人の感覚では「真夏は変だろう」という意見が多くなり、今は日本では「夏の夜の夢」と表記することが多いそうです。奥が深いですね‥

Feriが観たのは3月24日の日曜日、何と珍しく16時30分の開演です。そのため、ご年配のお客さまプラスお子様が多数。いつもとは違った劇場の雰囲気です。

当日の指揮はAndreas Schüllerさん。主なキャストは以下の通りです。

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オーベロン(Oberon、妖精の王。タイターニアの夫):Vladimir Shishovさん。
タイターニア(Titania, オーベロンの妻、妖精の女王):Liudmila Konovalovaさん
パック(Puck、いたずら好きの妖精:Richard Szabóさん
シーシアス(Theseus、アセンズの公爵):Igor Milosさん
ヒッポリタ(Hippolyta、アマゾン国の女王):Dagmar Kronbergerさん
ハーミア(Hermia、ライサンダーの恋人、イージアスの娘):Prisca Zeiselさん
ライサンダー(Lysander、ハーミアの恋人):Alexandru Tcacencoさん
ディミートリアス(Demetrius、イージアスが決めたハーミアの許嫁):András Lukácsさん
ヘレナ(Helena、ハーミアの友人):Ioanna Avraamさん
イージアス(Egeus):Andrey Kaydanovskiyさん
ツェッテル(Zettel):Gabor Obereggerさん
フルート( Flute):Géraud Wielickさん

このほか、電飾を身につけた子供さんのダンサーが群舞で登場します。

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出演者を見ると、Rollendebutの人が多数。そう、セカンドクルーだったみたいですね。

まず、演奏ですが、オーケストラが、大音響でなかなかいい音を出していましたね。この作品、2幕の4曲目と5曲目にヴァイオリンソロが入りますが、当日はVesna Stankovicさんが務めていました。それからバレエにしては珍しく、ソリストと女性コーラスが入ります。ただし、オーケストラピットで歌っていましたが‥

楽曲はメンデルゾーンなので定番のクラシック。演奏も普通です。が、Jorma Eloさんの振付はかなり変わっており、クラシックバレエというより、モダンバレエの趣ですね。

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それ以上に驚いたのは、演奏されている楽曲に合わせた振付になっていないことでしょうか。クラシックバレエの作品だと、小節の区切りで振付が変わる、楽曲の最後で、型を決める‥という場面があって、素人のFeriが観ていても美しい様式美があるのですが、今は楽曲が終わっても、ダラダラ踊っている、小節の区切りに関係なく踊っている、楽曲の途中で舞台袖に引っ込む‥などなど。

そのため拍手のタイミングが難しいようです(クラシックバレエだと楽曲が終わったときに、必ずダンサーがポーズをとるので、そこで拍手をするのが一般的ですよね)。

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クラシックバレエの場合、音楽とシンクロさせる様式美が見事なのですが、今の作品はそういった考え方は薄いようです。

そのため、指揮者も舞台上をあまり気にすることなく、演奏に集中していました(あくまでもFeriの私見ですが、踊りに合わせようという意識が低いような感じです)。一方、舞台上のダンサーも、ある意味、楽曲のテンポやリズムに関係なく、勝手に踊っている感じでした。モダンバレエの場合、こういった展開が多いおうですが、楽曲の終わりに「型で締める」というクラシックバレエのパターンが崩れているのは、Feriは好きになれません(単なる個人の好みですから)。

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なお、バレエファンの方にうかがったところ、「最近の作品は、これが当たり前」になっているようで、あまり気にならないようです。また、観ているファンも、従来の様式美より、ダンサー個人の技や群舞のコーディネーションなどに注目しているそうです。まぁ、舞台芸術は、それぞれ観る人が自分の価値観で楽しめば良いのですが、Feriは、余りに楽曲と関係ないダンスが舞台上で繰り広げられるのは、最後まで気になりました。

ただ、その点を別にすれば、あまり聞くことがないフォルクスオーパーのオーケストラによるメンデルスゾーン(日本人にもおなじみのメロディが多いですから‥ 結婚行進曲も金管が入って盛大に演奏されます)は良かったですし、バレエも、それ単体で観ると結構、楽しめる内容でした。後は実際にご覧になった皆さまの感性でお楽しみください。

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