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May 10, 2013

オーストリア航空がボーイング777-200ERの増備を決定

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今日は「オーストリア航空の機材増備」の話題をお伝えしましょう。

現在、オーストリア航空ではラウダ航空から引き継いだ3機(OE-LPA、OE-LPB、OE-LPC)、自社で導入した1機(OE-LPD)、合計4機のボーイング777-200ERを運用しています。

しかし、ウィーン-成田線では常時、2機を使用する必要があるため、定期検査中に故障などが発生すると、欠航や遅延が発生してしまいます。定期エアラインとしては、かなりリスキーな運用と言えます。また、最近では機内の設備を改修したとは言え、ラウダ航空が導入した3機は、それぞれ1997年、1998年、2002年に導入されたものなので、初期の機材は老朽化も進んでいます。

そういった背景を踏まえて、オーストリア航空は2013年5月7日、「ルフトハンザの監査役会でオーストリア航空のB777-200ERの導入が承認された」と発表しました。オーストリア航空の長距離機材は2007年に導入された自社発注のB777-2B8ER(登録番号OE-LPD)以来です。

新しいB777-200ERは、リース会社経由で2014年夏スケジュールに導入される予定になっています(リース会社との契約期間は8年と発表されています)。

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これで、51便、52便も安定した運行が行われることでしょう。52便でウィーン到着後、その晩から国立歌劇場やフォルクスオーパーへ行かれる皆さまにとっては、安定した運行は心強い限りです。

そう言えば、先日、ルフトハンザ傘下のスイスインターナショナルエアラインズもB777-300ERを6機導入することを決定しました。ご本体のルフトハンザはB777シリーズは導入していないので、興味深いところです。

一方、現在、運用されているB777-200ER、4機の機内設備リニューアルですが、日本のゴールデンウィーク中に完了しました。最後に改修が行われたのは旧ラウダの2号機(OE-LPB)で、5月4日の51便に投入されたそうです。

なお、オーストリア航空は長距離線用機材として、ボーイング767-300ERを6機、保有していますが、こちらは主に北米線や中国線に投入されています。

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余談ですが、航空機メーカーのボーイング社では、発注した航空各社にカスタマーコードという記号を割り振っています。このカスタマーコードは、ボーイング社に発注した段階で各帰隊に命名されるため、他社へ売却された際も、変更はありません。そのため、このカスタマーコードを見ると、「どこの航空会社が発注したものか」がわかるようになっています。

ボーイング社のカスタマーコードは「二桁の数字」の組み合わせが基本ですが、発注する航空会社が増えたため、現在では「アルファベットと数字」(やはり二桁)の組み合わせもあります。

ちなみに日本の航空会社では、日本航空が46、全日空が81が割り当てられています。で、オーストリア航空はB8旧ラウダはZ9となっています。航空会社の乗務員でもカスタマーコードのことをご存じない方も多いというディープな航空ファンの世界ですが‥

最近、オーストリア航空を利用した方から、“Eチケットや搭乗整理券に「Operated by TYROLEAN AIRWAYS」と書いてあるけれど、大丈夫なの?”というご質問を受けることがあります。実は、これはオーストリア航空が経営再建策の一環として、運行乗務員を子会社のチロリアン航空(TYROLEAN AIRWAYS)へ移籍させたためです(乗務員の賃金を下げるための措置です)。

スイスインターナショナルエアラインズも、スイス航空倒産後、クロスエア(LX)というローカル航空会社を母体に再建しましたが、これと同じですね。ですから、機材は従来どおり、オーストリア航空のものを使用しています。

ところで、オーストリア航空では機内設備リニューアルの模様をまとめた動画をYouTubeに公開しています。早送りで面白い映像なので、ご紹介しましょう。


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