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May 23, 2013

EUが殺虫剤の使用制限決議、さてオーストリアは‥

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今日は「殺虫剤の使用制限」にまつわる話題をお届けしましょう。

オーストリアに限らず、こちらでも農業では殺虫剤を使用しています。ところが、最近問題になっているのは、一部の殺虫剤がハチの生態系に影響を及ぼしているのではないか‥という点です。

アメリカやヨーロッパでミツバチが大量に失踪した事件(蜂群崩壊症候群:CCDと言うそうですが)は、その原因が分からないミステリアスな現象として世界的な話題となったのは、皆さまもご存じかと思います。

また、ミツバチは農作物の受粉に欠かせないため、ミツバチの激減は農業への悪影響が懸念されています。

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このような背景を受けて、2013年4月、欧州委員会は、加盟国の投票によりネオニコチノイド系殺虫剤3種の使用禁止を決定しました。規制は2013年12月1日から、当面2年間、行われるそうです。

殺虫剤の使用制限を提案した欧州委員会のボルジ保健・消費者政策担当委員によると、「ハチは生態系において非常に重要であり、ヨーロッパの農業に年間220億ユーロ分の価値の貢献をしている」そうです。

ちなみに規制内容ですが、

-ハチを惹き寄せる植物と穀物における種子処理、土壌施用(粒子状)、茎葉処理を制限すること

-それ以外の利用においても専門的使用のみ認めること

-温室におけるハチを惹き寄せる作物への使用と野外では開花以降のみの使用に制限されること

-これらの制限は新しい知見が得られ次第、遅くとも2年以内には、欧州委員会は、最新の知見と技術的発展を考慮のもと、これら3種のネオニコチノイド系殺虫剤に関する認可要件を審査する

となっています。

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さて、この殺虫剤の規制に対しては、色々な背景があるため、当然のことながら反対国と賛成国がある訳です。で、我がオーストリアは殺虫剤の規制に反対票を投じました。

案の定、マスコミでは「製薬会社に買収されているのではないか?」という論調になり、写真のような風刺漫画を掲載した新聞もあります。

ちなみに、禁止に反対投票した国は、オーストリア以外では、イギリス、チェコ、イタイア、ハンガリー、ルーマニア、スロバキア、ポルトガルです。また、アイルランド、リトアニア、フィンランド、ギリシャは投票を棄権。

賛成票を投じた国はベルギー、ブルガリア、デンマーク、エストニア、スペイン、フランス、キプロス、ドイツ、ラトビア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ポーランド、ソルベニア、スウェーデンだったそうです。


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