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May 27, 2013

キップ売り場で両替ができた時代‥

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今日は「懐かしのオーストリア・シリーズ」として、「両替にまつわる思い出話」をお届けしましょう。

今はEU加盟国の多くは単一通貨Euroを導入しているので、国を超えて移動をしても、“さぁ、両替だ”というケースは少なくなりましたね。しかし、昔は当たり前ですが、国毎に通貨が異なっていたので、ヨーロッパ旅行は大変でした。

また、日本国内で各国の通貨(現金)を取り扱っている銀行も非常に限られていたので、多くの場合、現地に行ってから両替するケースが多かったと思います。旅行会社で進められたのは、ドル建てのトラベラーズチェック。つまり、ドルから各国の通貨へ両替した方が有利な場合がある‥というものです。若い読者の方には、ピンとこないかもしれませんね。

両替は、原則として銀行や郵便局で行っていましたが、営業時間が限られているため、市中の両替屋さんを利用した方も多かったかもしれません。今でもウィーンでは市中に両替屋がありますが、あれは昔の名残‥と言っても良いでしょう。

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さて、そんな中、スイスとともに永世中立国を名乗っていたオーストリアは、実はÖBBの駅で両替が可能だったのをご存じでしょうか。冒頭の写真はドイツ国境の駅、クーフシュタイン(Kufstein)のキップ売り場ですが、窓口の右側にしっかりと「両替」のピクトグラムが表示されています。

もちろん、日本円からシリングへの両替が可能でしたが、地方の駅では、日本円はあまり出てこないのか、駅員さんが怪訝な顔で手元の資料(各国のお札が出ている資料)を見ていたのも懐かしい思い出です。最も、ウィーン当たりでもちょっと街外れの銀行だと、1万円札を初めて見たという感じの銀行員さんに当たることもありますね。

さて、駅の両替が便利なところは、時間帯に関係なく、駅の営業時間内であれば両替ができた点です。これは鉄道で国境を越える旅行者にとっては、極めて便利でしたね。Feriも、よく使いました。実はスイス国鉄の駅でも両替を行っており、こちらが先輩格だったのかもしれません。

最近はご無沙汰ですが、Feriはクーフシュタインがお気に入りで、以前は必ず訪問していました。鉄道の駅は街外れにあり、駅からイン川を渡ったところに市街があります。

橋を渡ったすぐのところにあるレーマーホフガッセは両側にワイン酒場が並び、いかにもオーストリア‥という感じがしました。今から考えると観光客向けの酒場だったようですが‥でも、当時は、そんな酒場で他の外国人観光客とフォルクスムジークに耳を傾けるのが、夏の楽しみでした。

そう言えば、今では夏にオペレッタ・フェスティバルも開催されるようになったのですが、本当にご無沙汰してしまっていますねぇ。

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懐かしのオーストリア |

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