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June 23, 2013

フォルクスオーパー「80分のタンホイザー」

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国立歌劇場では13日に「トリスタンとイゾルデ」のプルミエが行われましたが、フォルクスオーパーではRobert Meyerさんの一人芝居「80分のタンホイザー」(Tannhäuser in 80 Minuten)が、14日に上演されました。Feriは、以前、見ていますが、上演回数が少ない演目だけに、今回も駆けつけました。

この作品ですが、ワーグナーのオペラ「タンホイザー」を、80分に短縮した上、Robert Meyerさんが一人で主要な役を演じきると言う「音楽劇」です。

○出演:Robert Meyerさん
○演奏:Musiker:Neue Wiener Concert Schrammeln
-ヴァイオリン:Peter Uhlerさん
-ヴァイオリン:Valmir Ziuさん
-ボタンアコーディオン:Helmut Stippichさん
-コントラギター:Peter Havlicekさん

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写真でおわかりのようにオーケストラピットをジャッキアップしていますが、実際には本来の舞台最前部だけを使って演じられます。

中央にNeue Wiener Concert Schrammelnの皆さんが陣取り、Robert Meyerさんが左右を動き回りながら、歌やお芝居を繰り広げます。時間を短縮しているので、Robert Meyerさんはお話の展開を解説するストーリーテラーも務めます。

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その上、タンホイザー、エリーザベト、をはじめとする主要な役を、声色を使いながら演じ分けるのだから、大変です。当たり前ですが、衣装を変えるわけにはいかないので、お芝居が勝負。なお、わかりやすくするため、その都度、王冠などをかぶって演じているのがご愛敬。

また、竪琴といった小道具を使う場面もありますね。なお、Robert Meyerさんは歌手ではありませんので、本格的に歌う場面は、あまり多くありません。語り、お芝居、歌といった総合的な強みで勝負している感じですね。まさにRobert Meyerカラーが炸裂。

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本来、大編成のオーケストラで演奏するワーグナー作品を、こともあろうにシュランメルの楽団が演奏するというところが、これまた面白い趣向です。ところで、「80分のタンホイザー」は、ブルグ劇場で上演されていた時代から、このコンビで行っていたようです。また、楽団のメンバーも芸達者で、時々、Meyerさんと一緒に歌ったりする場面も‥

Meyerさんのお芝居が観たくて来ているお客さまが大多数なので、会場は爆笑の渦。とにかくエネルギッシュな舞台でした。Meyerさんの役者魂に脱帽。

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Feriはブルグ劇場で上演していた時は観ていませんが、フォルクスオーパーの方が、劇場が小振りな分、舞台上も見やすく、お客さまを巻き込みやすいかもしれません。

なお、次回は6月27日に上演されます。一見の価値がある「伝説のワンマンショー」ですので、機会があれば、ぜひご覧ください。

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フォルクスオーパー |

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