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June 10, 2013

フォルクスオーパー「ルーナ夫人」プルミエレポート(その2)

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今日は昨日に引き続きパウル・リンケ作曲によるオペレッタ「Frau Luna」(ルーナ夫人)のプルミエレポートをお届けします。

後半のスタートは再び地球。ベルリンのティアガルテンでマリーはベンチに座り、失踪した花婿シュテップケを待ち焦がれています。そこへ、ベルリンの警察官が通りかかって、声をかけます。

マリーの心配を表現するように、すぐに暗転で月世界へ。シュテップケは月世界の工場を見て、優れた技術に魅了されてしまいます。

ただ、ここの労働者は、特殊なヘルメットをかぶり、作業服に番号が付けられており、何やら強制労働をさせられているような雰囲気が‥(月はブラック企業だったのでしょうかね‥)。シュテップケは、これらの先端技術と、名高いベルリンの「テンポ」を合わせれば、労働時間が大幅に短縮できる‥と考えるのです。野心家ですね。

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工場見学に案内したルーナ夫人は、シュテップケに惚れ込んでいるため、彼の言葉に喜び“仕事はもうおしまい!”と告げます。喜んだ労働者たちは、テオフィルが戦慄する前で、踊りながら工場から出ていってしまいました。だんだん乱れる月世界の秩序‥

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そのテオフィルですが、私生活でも苦しい立場に‥ テオフィルはプーゼバッハ夫人と縒りを戻し、彼女と妻の両方を満足させるために大忙し‥ 部屋をそれぞれが出入りするというちょっと面白い演出です。プーゼバッハ夫人とステラがテオフィルに迫り、慌てふためくテオフィル。ここは面白い場面です。

一方、流星王子もルーナ夫人がシュテプケに入れ込んで居るので、不満をつのらせています。何と、シュテップケに夢中なルーナ夫人は、月の軌道まで変え、月をベルリンの郊外にしようという壮大な計画が進行中です。

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この計画が、命にかかわる危険なものであるを理解しているのはテオフィルだけ。しかし、ルーナ夫人は月議会を開き、「月の住人」に月の軌道変更をはかります。

ティオフィルは月の軌道変更に反対するスピーチを行い、「月の住人」の説得に当たりますが地球フィーバーに浮かれた月の住人は、ルーナ夫人を支持し、軌道変更を承認します。そして、月は地球へ向かうことに‥

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“ベルリンにシュテップケの婚約者マリーがいる”とプーゼバッハから聞いたテオフィルは、マリーを月に連れて来るように流星王子に依頼します。シュテップケに婚約者マリーを合わせることで、ルーナ夫人への気持ちを冷まそうと考えたのです。流星王子は自慢の宇宙車でベルリンのティアガルテンへ行き、マリーを説得して、月へ連れてきます。例によって宇宙車も、ワイヤーワークで空を飛びます。

その頃、ルーナ夫人もシュテップケに疑惑を抱き始めていました。シュテップケは、彼女の魅力よりも、むしろ油圧装置に多大の関心を示しているのではないか‥

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こんな中、「新月の夜」の逢引きが準備されます。この場面で、ダンサーが雲に扮して月を覆う場面がありますね。ルーナ夫人はシュテップケを誘惑しようとし、マリーと流星王子は、シュテップケを嫉妬させようと目論んでいるのです。さらに、ステラとプーゼバッハ夫人も、テオフィルを狙っています。

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月の住民も、当初の地球フィーバーから醒め、冷静になるにつれて「地球との合併」に対する魅力が薄れてしまいました。そこで、月の住民は抗議の意味で、新月の晩に灯をともします。その明かりによって、ルーナ夫人とシュテップケ、マリーと流星王子の抱き合う姿が浮かび上がりました。

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また、ステラも、テオフィルとプーゼバッハ夫人の親密な様子に腹を立てます。シュテップケはマリーがいるのにビックリ。ルーナ夫人のところからマリーの元へ駆け寄ります。三組のカップルを巡って月世界は大騒動になり、誰も月が地球に近づきすぎたことに気がつきません。さぁ、どうなる地球と月の運命‥

ここで暗転。再びベルリンのティアガルテンに。今までのことは、まるで夢の世界だったかのように静かな「満月の夜」に戻る。マリーは相変らずティアガルテンのベンチに座っています。シュテップケが彼女の横に座って感慨にふけています。シュテップケにとってマリーは、宇宙旅行よりも大切なのです。そして、2人は家路につくと、流れ星が空を横切ります。

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二人がベンチを去るとプーゼバッハ夫人が、一人でベンチにやってきます。そこへ、テオフィルが当然表れ、プーゼバッハ夫人を抱きしめます。プーゼバッハ夫人とテオフィルが愛を確かめ合っているところで幕となります。

カーテンコールはマーチの演奏に合わせて、舞台上に順次登場する最近流行のパターンでした。

今日も長くなってしまったので、演出に関する感想や歌手の皆さんの模様は、明日、お届けします。

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