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June 14, 2013

フォルクスオーパー「Wiener Comedian Harmonists」

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今日はフォルクスオーパーで行われた「ちょっと変わったコンサートの模様」をお届けしましょう。

出演したのは「Wiener Comedian Harmonists」という6名編成アンサンブルで、フォルクスオーパーの関係者は参加していません。

まず、出演者は、以下のとおりです。

-Dritan Lucaさん(第1テノール)
-Oleg Zalytskiyさん(第2テノール)
-Roland Winklerさん(第3テノール)
-Martin Thyringerさん(バリトン)
-Hermann Thyringerさん(バス)
-Johannes Gisserさん(ピアノ)
-Wolfgang "Bamschabl" Katzerさん(司会・進行)


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実は、彼らは、いずれもウィーン国立歌劇場合唱団の現役メンバーで、1920年代ならびに1930年代に、ベルリンやウィーンのキャバレーで流行っていた音楽を再現するために結成されたグループです。

ご存じの方も多いと思いますが、「ウィーン流キャバレー」は、いわゆる「小劇場」で、日本のおじさま達がお好きな「怪しげなお店」ではありません。最近ではフォルクスオーパーのオペレッタにも登場することがあるキャバレストの皆さんが活躍しています。

彼らのWebサイトを見ると、最も大変だったのは、当時、演奏されていた楽曲のスコアが残っていなかったことだそうです。そこで、当時、キャバレーに出演していたアンサンブルの関係者から聞き取り調査をして、幻のスコアを再現したというエピソードが披露されていました。

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そういった埋もれた大衆文化の発掘という点が評価されているようで、彼らのWebサイトには国立歌劇場総裁のメイヤーさんをはじめ、そうそうたるメンバーがコメントを寄せています。

当時のキャバレーの雰囲気を再現するコーラスグループなので、歌い方も独特。当たり前ですがFeriは初めて聴く曲ばかりでしたが、テンポの良い曲が多く、なかなか楽しめる内容でした。なお、全員、合唱団のメンバーなので声量などに不安がないと思うのですが、ワイヤレスマイクを使っていましたね。

また、キャバレー音楽なので、単に歌うだけではなく、歌いながらメンバーに茶々を入れといった楽しい演出もありました。前半は9曲、休憩を挟んで後半も9曲、演奏されました。

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アンコールでは、ナポリ民謡「オー・ソレ・ミオ」が披露されましたが、さすがWiener Comedian Harmonists‥自分が主役‥とばかりに歌い上げるメンバーが続出し、会場は爆笑の嵐に‥ 最後のアンコールは「Auf Wiedersehen」という曲でした。歌いながらメンバーがハンカチで涙を拭き名残を惜しむ‥という演出は大受けでした。

雰囲気としては、かつて上演していた「Operetts」を彷彿させるものがありました(Christian Kochさん、Thomas Markusさん、Mehrzad Montazeriさん、Thomas Sigwaldさんが参加したパロディコンサート。詳しくは当ブログのバックナンバーをご覧ください)。

モノがものだけに、ご年配のお客さまが目立ちましたが、80年前に巷で流行った歌を聴ける、珍しい機会ということで、集まったのでしょう。気になるお客さまの入りですが、1階と2階はほぼ満席。3階は入れていないのか、お客さまの姿はありませんでした。

実は、当日になってわかったのですが、6月21日の2回目は、ゲストとしてDaniela Fallyさんが参加します。えぇーっ、この回の方が楽しそうです。Feriは、この日は事情があって、フォルクスオーパーには駆けつけることができないので、残念です。

なお、「Wiener Comedian Harmonists」は、フォルクスオーパー以外の会場でも精力的にコンサートを行っているようです。

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