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August 01, 2013

訃報 Peter Minichさんがお亡くなりになりました

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8月最初は「残念なお知らせ」です。

コメントで情報をお寄せいただいたように7月29日、オペレッタの名歌役で者宮廷歌手のPeter Minichさんが肺炎でお亡くなりになりました。享年87歳でした。

長くフォルクスオーパーの専属歌手としてかつやくしたPeter Minichiさんは、プルミエ39演目、レパートリー47演目、都合2700公演に出演されたそうです。

このブログで紹介しましたが、2012年1月には85歳のお誕生日を迎えてフォルクスオーパーのロビーで記念の写真展が開催されていました(詳しくはこちら)。

Peter_minich

Feriは、残念ながら生では見ていませんが「メリーウィドウ」のダニロなどははまり役でしたね(161回出演)。

Peter Minichさんの場合、オペレッタ歌手でありながら、ミュージカルへの出演回数が多いという点が特記されることでしょうか。ある意味、幅広い役柄に対応できる歌役者さんとも言えそうです。

ただ、お歳を召してからは、オペレッタへの出現が極端に少なくなっており、2000年代に入ってからは「ツゥーランドット」の皇帝アルトゥーム、「白馬亭にて」のカイザーくらいしか登場していません。Feriが気にいっていたのは「白馬亭にて」のカイザー役です。いい味を出していましたね。

なお、最後のフォルクスオーパー出演は2009年12月20日の「クリスマスコンサート」だったそうです。この年、Feriは12月にウィーンに滞在していたのですが、「クリスマスコンサート」に日本へ戻ってきてしまい、観ることはできませんでした。

2枚目の写真はフォルクスオーパーのWebサイトに掲載されている追悼記事の一部です。当然ですがダイレクターのRobert Meyerさんが弔辞を寄せています。

ある意味、一時代の終焉と言えるかもしれません。謹んでご冥福をお祈りいたします。

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オペレッタ |

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Comments

懐かしい人の訃報に接し久しぶりにコメント投稿させて頂きます。
1979年にフォルクスオーパーが初来日公演をした頃はペーター・ミニッヒはハラルド・セラフィン、ミルヤーナ・イーロッシュ、ジークリート・マルチッケ等とともに
人気を極め、クルト・シュライブマイヤーやメラニー・ホリデーはまだ駆け出しと言ってもよいほどでした。私がミニッヒをウイーンで観たのはカールマンの「サーカスの女王」「楽しい農夫」(題名記憶不詳)などでしたが、既に声は衰えておりもう出演しない方が良いとすら思いました。正直今は記憶の彼方の人でした。参考までにYoutubeを検索すれば彼の情報は結構出てきて彼の明るい歌声とパフォーマンスを楽しむことが出来ます。今でもヨーロッパでは彼を懐かしむ人が多いようです。
21世紀の今、フォルクスオーパーがオペレッタの殿堂と言われたのは昔日の話となり、1980~90年代にかろうじてオペレッタの舞台に幾度か接する事の出来た私は幸せ者であったと思っております。

Posted by: ユニコーン | August 01, 2013 at 12:31 PM

Minich さん..亡くなられてしまいましたね。
6月の Goldener Schikaneder の表彰式にも出席されなかったので、かなり体調が悪そうだとは思っていましたが、突然の訃報に衝撃を受けています。
最近は舞台に立たれていなかったとは言え、一つの時代が終わった感があります。

一昨年(2011年)6月のガラ・コンサートが残念ながら中止になってしまったので、結局、最後に接したのは、2005年夏、Baden で上演された Frühjahrsparade(春のパレード、Stolz 作曲)の皇帝役でした。
パーキンソン病の症状が既に出ていて、立たれているだけでもつらそうだったのですが、歌(ほとんどありませんでしたが)やセリフとなると全くそんなことを感じさせず、根っからの舞台人だと感心、大感激だったのを憶えています。もちろん、スタンディング・オベーションが長く続きました。
同じような役柄の Im weißen Rößl(白馬亭にて)の皇帝フランツ・ヨーゼフもそうでしたが、非常に味わい深く、最後の当たり役だったと思います。

1979年~85年の Volksoper 来日公演や、90年代に入ってからの4回の来日コンサートで、オペレッタ全盛期の最後のまばゆい輝きに少しでも接することが出来、ユニコーンさんも書かれているように、オペレッタ・ファンとして本当に幸せでした。

Posted by: Steppke | August 01, 2013 at 09:40 PM

ユニコーン様、Steppke様

思いでのコメント、ありがとうございます。オペレッタ歌手らしい「粋な歌役者」は時代の変化とともに生まれてこないような気がします。

とは言っても、これからも大先輩達の良き伝統を受け継ぎオペレッタ上演を続けてもらいたいと思う今日この頃です。

Posted by: Feri | August 02, 2013 at 08:04 AM

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