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August 29, 2013

キルヒェンコンツェルトでの出会い

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今日は「コンツェルトでの出来事」をご紹介しましょう。

Feriは、毎夏、ザルツブルク州のLungauという地域に滞在しています。Lungauという地域はザルツブルク州ではありますが、タウエルントンネルの南側にあり、南はイタリア、東はシュタイヤマルク州と接している‥そういう場所です。

オーストリアは、どこでもクラシック音楽が聴けるようなイメージがありますが、実際、地方に行くと、そうでもありません。もちろん、各地に楽友協会があり、ブラスバンドは沢山存在しますが、オーケストラは少ないようです。

そういった背景もあり、地域によっては定期的に音楽会が開催されています。このLungauでは、夏の間、St.Leonhardという山の中腹にある教会で、キルヒェンコンツェルト(Kirchenkonzerte)が行われています。

教会の礼拝堂で行われる音楽会なので、フルオーケストラではなく、アンサンブルが中心ですが、ザルツブルクから奏者を招いて行われています。実際、Lungauからザルツブルクまで行こうと思うと、タウエルントンネルを経由するため、片道2時間近くかかります(しかもタウエルントンネルは通行料が必要)。それを考えると、出張コンサートは地元の皆さんにとっては、ありがたい催しだと思います。

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今年は、7月25日から8月29日まで、合計6回、開催されています。Feriは、毎年、St.Leonhardのキルヒェンコンツェルトを楽しみにしており、日程を合わせて滞在しています。夏のコンツェルトですから、バカンスで滞在中のお客さまも来場されますが、やはり地元の音楽ファンが多いようです。

今年は「Eine Kleine Nachtmusik」と題されたコンツェルトを聴くことができました。地方の教会で行われるコンツェルトですが、開演前には礼拝堂前の広場で飲み物や軽食が提供されます。

これは、体の不自由な方を支援する団体がボランティア活動の一環として行っているもので、料金は無料。ただし、脇に募金カゴが置いてあり、利用者の意思で、募金をする‥という仕組みです。当然、体の不自由な方もバーサービスを手伝っています。こういったバーサービスを障がい者団体が運営するところが、オーストリアらしいですね。

さて、今日はモーツァルトの有名な曲である「Eine Kleine Nachtmusik」を中心としたプログラムなので、お客さまも多く、礼拝堂には補助椅子が設置されるほどでした。

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Feriが、開演前に座席でプログラムをチェックしていると、ディアンドル姿のご年配のご婦人から声をかけられました。最初は、なぜ声をかけられたのかわからなかったのですが、“あなたは○○さんのご友人ですよね”と言われたのでピンときました。

実は、2年ほど前、Feriの友人ご夫婦(○○さん)の親戚がLungauのSt.Michaelという街にお住まいになっているということで、一緒に訪ねたことがあったのです。その奥さまが、Feriを見つけて声をかけてくれたという訳です。

奥さまは音楽がお好きだとうかがっていたので、今回、「Eine Kleine Nachtmusik」を中心としたプログラムだったのでお越しになったのでしょう。まさか、こんなところで地元の方に声をかけていただけるとは、想像もしていませんでした。

さて、コンツェルトの方ですが、Mozart Concertino Salzburgにゲスト奏者Ingrid Hasseさん(フルート)、Herbert Hofer(クラリネット)さん、という2名を加えたスペシャル編成でした。石造りの教会で聴くモーツァルトは、独特の趣がありますね。

20時に開演したコンツェルトは、21時30分にお開きとなりました。あいにくお開きになった時は混雑をしていた上に、表も暗くなっていてご挨拶はできませんでしたが、Feriにとって思い出深い一夜になったのは言うまでもありません。

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