« コンパクトシティ・ウィーン | Main | シュヴェヒャート鉄道博物館を訪ねて(中) »

August 12, 2013

シュヴェヒャート鉄道博物館を訪ねて(上)

Img_107_06_6657_001

皆さま、残暑お見舞い申し上げます。日本では、連日、暑い日が続いているようですが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

日本では余り報道されていないようですが、実は、今年はこちらもサハラの熱風が吹き込んできて「酷暑」になっています。先日はオーストリアでも気温が40度を超えた日がありました(新記録だそうです)。日本よりは湿度が低いとは言え、さすがにこの暑さになると‥ Feriも今週は恒例になっているザルツブルク方面への夏休みです。

さて、今日は「ウィーンにある私立の鉄道博物館」をご紹介しましょう。

日本の友人から、以前、“シュヴェヒャート空港から市内へ向かうCATに乗っていると、空港駅を出て右側に何やら変わった鉄道車両が並んでいる場所があるので、調べてもらえませんか?”というリクエストがありました。

さっそく、その場所を調べてみるとシュヴェヒャート鉄道博物館(EISENBAHNMUSEUM am Bahnhof SCHWECHAT)であることがわかりました。ところが、リクエストをもらったのは冬だったのですが、この博物館、営業が夏期に限定されているため、実際に訪問するまでにかなり時間を要してしまいました。

場所はシュヴェヒャート空港へ向かうSバーン7系統のシュヴェヒャート駅に隣接して設置されています。

Img_107_06_6558_001

Feriは、当初、博物館の看板が見えたウィーン市内寄りの改札口を出て、博物館に向かったのですが、この博物館のメインゲートは、シュヴェヒャート空港側にありました。ちょうど駅の構内が博物館になっているような感じです。

Feriが訪問したのは、平日だったため、お客さまもごくわずか‥ただ、かなり気合いの入った鉄道ファンの方と一緒になりましたが‥

駅からメインゲートへ向かう途中、道路の反対側に鉄道のオブジェがある民家がありましたが、これがもしかしたらオーナーさんのマイホームかもしれません。

Img_107_06_6612_001

メインゲートから構内に入ると、車両展示棟を兼ねた事務所兼ビュフェ、スーベニアショップがあり、ここで入場券を購入する仕組みです。入場料は大人8ユーロ、子供4ユーロでした。

なお、この博物館はオーストリアの各種博物館団体にも所属しているようで、入り口には、そのプレートが掲げられていました。右側はそのプレート群です。

チケットを販売していたのは、オーナーのご家族(奥さまかも‥)だと思います。最初に車両展示棟を見たら‥というアドバイスを受けました。この展示棟に保存されている車両は、静態保存だと思いますが、比較的よく整備されています。

Img_107_06_6560_001

展示棟には本線用が3線、ナロー用が1線、設けられていましたが、建物が小さいこともあり、本線用の車両は小型のものが中心でした。これはやむを得ないでしょうね。

蒸気機関車(1909年製のÖBB92.2231、1908年製のニーダーエスターライヒ州立鐵道91.107)や電気機関車、気動車、客車、貨車などが収納・展示されていました。きれいに復元されている郵便車などは、室内に入ることができるようになっていましたね。ただ、かなり狭いので写真撮影は難しいですね。

Img_107_06_6590_001

ただ、特出すべきはインダストリアルナロー(工業用軽便鉄道、いわゆる工事用トロッコのたぐい)が充実している点です。

オーストリアには、この手のインダストリアルナロー用車両や本専用の小型機関車などを中心に製造していたイエンバッハ・ワーク(JENBACHER WERKE)という会社があります。名前からわかるように、工場はチロル州のイエンバッハにありました。ちなみに右側の入れ換え用ディーゼル機関車はイエンバッハーワーク社製のものです。

Img_107_06_6609_001_2

地元オーストリアのメーカーに加えてオーナーさんの趣味で、この手の車両を積極的に保存しているようです。なお、車両展示棟の一角にはドイツの大型鉄道模型レーマンを使ったレイアウト(ジオラマ)もありましたが、Feriが訪問した時には運転はしていませんでした。残念‥

Img_107_06_6563_001

のんびりしていると思ったのは、営業中であるにも関わらず、お客さまが少ないためか、チケットを販売していた女性が展示棟内の車両の掃除をはじめたことです。

もしかしたらお客さまが来たので、きれいなところを見せよう‥というサービス精神なのかもしれませんが‥

一通り展示棟内を見てから、今度は屋外に展示されている車両群を見ることに‥

さて、この続きは、明日お伝えします。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

鉄道のお話 |

« コンパクトシティ・ウィーン | Main | シュヴェヒャート鉄道博物館を訪ねて(中) »

Comments

The comments to this entry are closed.