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September 17, 2013

象さんの鼻が‥

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日本では台風18号の影響でによる豪雨などで被害がでている地域があるそうですが、皆さまがお住まいのところは大丈夫でしょうか。それにしても京都・嵐山周辺の洪水には驚きました。

さて、今日は「ちょっと楽しい建物の話題」をお届けしましょう。

以前、所用があってオタークリンクへ行った際、予定が早く終わり時間に余裕があったので、周辺を散策しました。
その時、見つけたのが写真の建物です。「ARGE Wien」というNPO法人の事務所(Räumungen, Umzüge, Transport - ARGE Wien)です。道路に面した建物には楽しいイラストが描かれています。

この中で、一番興味を引くのが動物のイラスト。イラストそのものもかわいらしいのですが、象の鼻に注目。写真のように象の鼻が上に延びており、雨樋と一体になっています。考えましたね。なかなか良いアイデアだと思いませんか? こういったアイデアを考える人がいるのですね。脱帽です。

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また、この事務所はARGE Wienのトランスポート部門なので、擬人化されたトラックなども描かれていますが、トラックの荷台側を建物の窓と一体化してデザインしているのもご愛敬です。このように建物の設備を活用しながらイラストをデザインしているところが興味深いところです。

さて、このARGE WienというNPO法人は、長期失業者やホームレスのための住宅と雇用を提供する団体のようで、幅広い活動を行っています。その一つがRäumungen, Umzüge, Transport - ARGE Wienです。

ここでは、アパートを立ち退く際、不要になった家具などの引き取りを行っています。そして引き取った家具などを整備してから、蚤の市(フリーマーケット)で販売しています。

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不要家具の引き取り料金(料金はトラックのサイズで決まっているようです)や販売代金を活動資金にしているようです。さらに、実際の活動に際しては、失業者に職を提供チャンスにもつながっています。正に一石二鳥ですね。すでに20年以上の活動実績があるそうです。

通常、引越の際に不要になった家具や家電製品は、自分で粗大ゴミをMistplatzまで持ち込めば無料で処理してくれますが、アパートを引き払う時のように廃棄する家具などが多い時は、自力で行うのは大変です。その点、こういった団体に依頼すれば、間接的に社会福祉活動に貢献できる訳ですから、良いアイデアだと思います。

ARGE Wienが主催する蚤の市では、椅子、ベッド、ワードローブ、キッチン用品、キッチン家電、食器、衣類、書籍など幅広い商品が販売されています。なお、家庭用品に関する蚤の市は、毎週水曜日と金曜日に開催しているそうですが、意外な掘り出し物がありそうです。

さて、本題に戻りますが、こういった趣旨の団体であるため、親しみが持てるようなイラストを建物に描いているのでしょう。よくみると、イラストの象さんも引越荷物を運んでいます。

失業者やホームレス支援は行政が中心に行っているような気がしますが、こういった民間のNPO法人が多角的な活動をしているところがオーストリアらしいところかもしれません。

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