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October 15, 2013

2013/14シーズン「密猟者」

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今日はフォルクスオーパーで上演されている「レパートリー・オペラの話題」を届けしましょう。

最近のシーズン、フォルクスオーパーは上演演目数では、オペラの方がオペレッタを上まわっています。オペレッタファンのFeriとしては残念なところです。ただ、オペラの中には、現在、国立歌劇場で助演されていない「フォルクスオーパー向きの演目」もあります。

今回、ご紹介する「密猟者」(Der Wildschütz)も、そんな作品の一つでしょうか。アルベルト・ロルツィング作曲のオペラ「密猟者」は、2013年4月にプルミエが行われました。Feriは2回目の観賞になりますが、シーズンが変わって、出演者も変更になっている点が興味津々。

当日の指揮は、万能派のAlfred Eschwéさん。主なキャストは、以下のとおりです。

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-エーベルバッハ伯爵:Julian Orlishausenさん
-伯爵夫人:Anjara Bartzさん
-クロンタール男爵:Mirko Roschkowskiさん(4月と同じ)
-フライマン男爵未亡人(エーベルバッハ伯爵の妹):Birgid Steinbergerさん
-学校長バクルス:Lars Woldtさん(4月と同じ)
-バクルスの妻グレーヒェン:Elisabeth Schwarzさん(4月と同じ)
-伯爵家の執事パンテクラティウス:Franz Suhradarさん
-ナネット:Dorottya Lángさん
-アリス:Özlem Bulutさん
-ベルタ:Sera Göschさん
-セシリア:Manuela Leonhartsbergerさん
-結婚式のゲスト:Martin Dablanderさん

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出演者は、物語の中心人物になる学校長バクルスやグレーヒェンは先シーズンと同じですが、半数以上が新メンバーとなっています。

舞台装置や演出は前シーズンと同じで、フォルクスオーパーのオペラとしては、衣装や舞台装置も「現代版」ではなく、設定されている時代を感じさせるオーソドックスなもの。Feri個人としては、この方が好きです。

第1幕は村の学校。学校長バクルスとグレーヒェンの婚礼で盛り上がっている場面で、エーベルバッハ伯爵の使者が現れ、“密猟のかどでバクルスを免職する”と告げます。ここでは本物の猟犬2頭をを連れた狩人が登場。ただし、獲物は着ぐるみのウサギです。

休憩後、第2幕と第3幕はエーベルバッハ城になり、雰囲気が一変します。ここも雰囲気が出ている舞台ですね。「密猟者」で、実は一番盛り上がるのは、伯爵の誕生日を祝う子供達が沢山出てきて、演奏や花束贈呈を行うフィナーレ。

当然、出演している子供さんの親御さんやお友達が来ているケースが多いので、盛大な拍手がわき起こります。確かにかわいいですよね。

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また、第3幕では舞台上を右から左に猟犬2頭が駆け抜ける場面があるのですが、当日、1頭が舞台袖に入る直前、ブレーキがきかず、舞台装置に激突。大丈夫だったでしょうかね。ちょっと心配です。

さて、2013年4月の記事でもご紹介しましたが、このオペラは、オペラにしては珍しく歌がなく、完全な台詞の部分があります。また、人間関係が複雑に入り組んでいるため、ドタバタ劇にもかかわらず、中だるみする傾向があるのが、残念。3時間のオペラですが、恐らく2時間30分位に短縮すると、テンポが良い作品になると思いますが‥

さて、歌手陣ですが、前回同様、学校長バクルスを演じたLars Woldtさんの怪演が見事でしたね。バリトン歌手なので、歌も素晴らしい上に、存在感は抜群です。

フライマン男爵未亡人は、前回はAnja-Nina Bahrmannさんでしたが、今回はBirgid Steinbergerさんに変更。これは残念ながらAnja-Nina Bahrmannさんの方が全体的な仕上がりは上でした。Birgid Steinbergerさんは、ちょっとキャラが弱い感じでしたね。

伯爵夫人は、前回はAlexandra Klooseさんでしたが、今回はAnjara Bartzさん。キャラクターが違いますが、伯爵夫人らしい貫禄ある、堂々たる演技が光りましたね。

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グレーヒェンは前回と同じElisabeth Schwarzさんですが、かわいらしい感じで、なかなか魅力的。

男性陣ではエーベルバッハ伯爵のJulian Orlishausenさん、クロンタール男爵のMirko Roschkowskiさんとも声がしっかり出ており、見事な仕上がりでした。歌手陣も揃っており、フォルクスオーパーのオペラとしては、水準の仕上がりだったと思います。

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Feriが観た当日は、某企業のご招待日だったらしく、2階のビュフェには専用の接待コーナーが設けられていました。その関係なのでしょうか、客席はParkettでも空席が目立ちました。特にGalerieは惨憺たるもので、興行的にはちょっと心配な状況でした。ちなみに「密猟者」ですが、10月15日が千秋楽となっています。

もしか、本物の密猟者銃乱射事件が影響しているのではないでしょうね。余談ですが、密猟者銃乱射事件で死亡した警察官や救急隊員の葬儀が、警察関係者らが多数出席して9月末に行われています。また、パトロールカーの中にはアンテナに喪章を付けているものも見かけました。


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