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October 22, 2013

ウィーンの「E-BUS」に乗りました

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今日はウィーンの旧市街を中心に走っている「E-BUSの話題」です。

Feriは、通常、旧市内では公共交通機関は使わず歩いて移動することが多いのですが、鳴り物入りで登場したE-BUS(正式名称はElectriCitybus、電気バス)が、どんなものか試したくなり、短い区間ですが、乗ってみました。

現在、E-BUSが運行されているのはSchwarzenbergplatzを起点・終点としたA2という周回コースです。Schwarzenbergplatzを出発したバスは、Habsburgergasse-Stephansplatz-Schwedenplatz-Heinrichsgasse-Rudolfsplatz-Renngasse-Herrengasseというルートで走り、Schwarzenbergplatzに戻ってきます。

実際、乗ってみての感想ですが、車内は意外と音がします。外から見ていると静かなのですが、走行用のモーターの音が響きますね。ただディーゼルエンジンの音ではなく、ブーンといったモーターの音なので雰囲気が違いますが…

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ミニバスなので内部はコンパクト。もちろん冷暖房が完備しており、定員は47名が標準(座席が13名、立ち席が33名、ドライバー1名)です。

なお、1人分の車いす対応スペースも設けられていますが、車いすのお客さまが乗車する場合は、立ち席定員が26名に減少します。

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車内には定員を示すピクトグラムが出ているのですが、一番下にハンドルのマーク。そう、ドライバーさんも定員に含まれているのです。なお、天井などにはエコロジーを現すためか、緑の葉などが描かれていました。

さて、Feriが最も注目していたのは、起点となるSchwarzenbergplatzにある充電設備です。

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Schwarzenbergplatzのバス停には2両分が停車できるようになっており、その上には路面電車と同じように架線が張られています。電源はリンクを通っている路面電車のものを使っているようでした。

で、E-BUSが到着し、お客さまが降りると、ドライバーさんがスイッチを操作して、屋根上に搭載されている集電装置を上げます。路面電車と同じく、この集電装置を通じてバッテリーに充電するようになっています。

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Schwarzenbergplatzには日中、2両が待機することが多いのですが、充電は2両同時に実施しても問題はないようです。

車体が小さいのに集電装置が大きいので、ちょっとアンバランスな感じはしますが、走行時には集電装置は格納してしまうので、あまり気になりません。

集電装置を上げている姿はザルツブルクで走っているトロリーバスを思い出す雰囲気。なお、この集電装置を上げたまま走行することはないため、比較的シンプルな構造になっていました。

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気になったのは、一周するたびに充電していて、バッテリーの劣化が進まないのか…ということです。まぁ、充電装置に仕掛けがありそうですが…

その後、10月5日に行われたU2のSeestadt延長開業記念行事を見学に行った際、E-BUSも展示されていました。そこで見たのが、ケーブルによる充電風景。ケーブルを直接つないで、プラグ横にあるボタン操作で充電がスタートするようです。

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Wiener Linienから発表されている公式資料では、満充電の場合、E-BUSは150キロ走行できるそうですが、実際、こまめに追加充電をしているところを見ると、意外と電気を使うのかもしれません。

そうなると当面はA2系統のような、市の中心部を走る路線には向いているのかもしれません。


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