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October 24, 2013

路面電車博物館のリニューアル計画

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今日は「ウィーン路面電車博物館リニューアル計画の話題」です。

このブログでも何回か取り上げているウィーン路面電車博物館(Straßenbahnmuseum)のリニューアル計画が、Wiener Linienから発表になりました。

ウィーン路面電車博物館は、3区のLudwig-Koeßler-Platz近くにあり、1992年6月、古い路面電車の車庫を転用してオープンしました。

特徴は、古い煉瓦造りの車庫をそのまま転用している点です。そこに現役を引退した路面電車(馬車やシュタットバーンも含む)やバスなどが保存されています。動態保存の電車も保管されており、特別なイベントの時は構内で運転されることもあります。

博物館ですが、車両の保存を主な目的としているため、従来は現車の展示が中心でした。最近の博物館はマルチメディアを駆使したインタラクティブ展示が流行っていますが、それとは対極をなす、ある意味、のんびりとした博物館でした。そのため、入館料も安かったですね(通常3Euro、動態保存車が構内を走るイベントの日は5Euro)。

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また、博物館でありながら、開館期間は5月上旬から9月上旬の土日・祝日で、冬期は休館していました。

このたび、Wiener Linienから発表された計画によると、リニューアルのコンセプトは鉄道ファン向けから、子供さん、一般の方、観光客の皆さまも楽しめる博物館へ‥だそうで、「体験型の博物館」に模様替えします。

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もちろん、従来の現車展示は継続されますが、それに加えてマルチメディアを使ったウィーンの公共交通機関に関する歴史や、運転シミュレーター(どこでも流行ですからねぇ)、本格的なミュージアムショップなどが新しく設けられる予定です。

従来は、入り口近くにある入場券売場で、細々と模型や書籍を販売しているだけでしたから、これは期待が持てます。もしかすると、新しい展示棟が建設されることになるかもしれません。ちなみに左の写真はWiener Linienが提供している新しい展示イメージです。

Strasenbahnmuseum

特記すべきは、従来の季節営業から通年営業への移行です。当然、暖房装置の設置や化粧室の充実といったインフラも整備されることになるでしょう。そうなると土日・祝日だけではなく、平日も開館することになるでしょう。反面、普通の博物館並に入館料が上がりそうな気がしますが‥

余談になりますが、各種のイベントに派遣されるWiener Linienの広報バスは、コンパクトながら売店とシミュレーターが設置されており、シミュレーターはいつも大人気です(先日のU2延長開業イベントにも来ていました)。

なお、現在、リニューアル工事のためウィーン路面電車博物館は閉館となっており、2014年秋にリニューアルオープンすることになっています。鉄道ファン、特に路面電車ファンにとっては、楽しみな計画ですね。


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街角の話題 |

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Comments

リニューアルで通年営業に変更とは、かなり大胆ではあります。今まではシーズンオフはお休みしていただけに、季節に関係無く営業する事は外国からのファンも行き易くなりそうです。数年後にはウィーン中央駅も全面開業する事ですし、鉄道ファンには楽しみが増えそうです。

Posted by: おざきとしふみ | October 26, 2013 18:21

おざきとしふみ様

コメント、ありがとうございます。元々、保存車両の数と質では高いものをもっていただけに、営業期間が限定されていたのは残念でした。

興味深いのは、本来、閉館する時期の2014年秋にリニューアルオープンする…ということです。恐らく秋恒例の「博物館の長い夜」の対象になることでしょう。

楽しみですね。

Posted by: Feri | October 26, 2013 18:38

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