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October 09, 2013

ウィーン経済大学の新キャンパスがオープン

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今日はウィーン経済大学(Campus WU  Aktuelles der WU:Wirtschaftsuniversität Wien)の新しいキャンパスの話題をお届けしましょう。

10月4日、プラーターに建設されていたウィーン経済大学の新キャンパスがオープンしました。場所はプラターにあるメッセと遊園地の間です。最寄り駅はU2のMESSEもしくはKRIEAUです。

なお、新キャンパス建設ですが、連邦不動産協会(BIG)とWUの共同プロジェクトで行われました。

キャンパスには5つの建物が建設されましたが、どれもユニークなデザインです。当日、いただいたパンフレットに掲載されていた地図をご覧いただけると、キャンパスの全体像がつかめると思います。

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キャンパスには5つの建物が建設されましたが、どれもユニークなデザインです。当日、いただいたパンフレットに掲載されていた地図をご覧いただけると、キャンパスの全体像がつかめると思います。

本館に当たるLCは最上部が突き出した逆台形スタイルという独特のデザイン。ガラスを多用しており、内部は中央は吹き抜けで、近未来的な雰囲気が漂います。ちなみに4枚目の写真がLCのホールですが、曲線を多用したデザインに加えて、照明の使い方が上手ですね。

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ここにはOVAが協力したライブラリーがあるのですが、ICカードを活用した最先端のシステムが導入されているようです。返却は自動で出来るようになっていました。

5枚目の写真がD1TCと呼ばれる建物です。外観が金属で覆われているのですが、それが錆びているのが特長。また、ブラインドと外板が一体になる構でした。そのため、ブランドを閉じると、建物全体が赤錆びに覆われたような感じになります。存在感がありますね。

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D1にはMENSA(学生食堂)が入っていますが、カフェテリア方式で、ICカードを使った決済システムが導入されていました。Feriは試食しませんでしたが、学生さんが召し上がっているお料理を見たら、色々な種類があるようで、美味しそうでした。

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さて、ADD3と呼ばれる建物は、曲線を多用したデザインで、カラフルな色使いが特徴ですが、一見すると足場のような「木の板」が外側に取り付けられています。これも、かなり個性的です。

D4と呼ばれる建物は比較的オーソドックスな形ですが、窓の形状がモザイク模様になっています。西ゲートに隣接しているEAという建物は、角形ですが、一部が貼り出した独特の形をしています。

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さらに、D2SCは白と黒を基調とした比較的シンプルなデザインですが、黒い部分が窓になっていました。

キャンパスを見て回った範囲で印象的だったのが、随所にCaféが開設されていることでしょうか。また、建物だけでなく、構内の広場などの設計も凝っていて、なかなか楽しめます。

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奇抜なデザインが多いのは耐震基準が異なることも関係しているのでしょうね。建物の設計は、世界各国の建築家や建築デザイン事務所が参加した、共同プロジェクト方式で行われました。ちなみに各建物の担当は、以下のようになっています。

-D2・SC:Atelier Hitoshi Abe(阿部仁史アトリエ、仙台)
-D1・TC:BUSarchitektur(Wien)
-D3・AD:CARBstudio Architects(London)
-D4:Estudio Came Pino(Barcelona)
-EA:No.MAD Arquitectos(Madrid)
-LC:Zaha Hadid Architects(Hamburg)

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日本の建築家が加わっているのが、日本人として嬉しいところ。阿部仁史さんは、現在、アメリカUCLAの教授もなさっているそうです。

設計過程で、一つ一つを丁寧かつ精緻な表現技法により具現化する技法が特徴だそうで、日本国内ではワールドカップ会場となった宮城スタジアムの設計で注目を集めた方です。なお、最後の写真2枚がAtelier Hitoshi Abeがデザインを手がけたD2とSCです。

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建物の外観がユニークなだけでなく、可能な限り環境に配慮したシステムが導入されています。例えば、ライフサイクルコストを考慮したデザインと同時に、素材は耐久性の高いものを使用しているそうです。

また、科学技術系の大学ではありませんが、全ての建物において、熱回収システムが完備しているなど、再生可能エネルギーを積極的に使用しているエコ仕様となっています。また、キャンパス内部の物流用には電気自動車が使用されます。

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10月4日ですが、関係者によるオープニングセレモニーはLCの中央ホールで、オーケストラの演奏も交えて行われたようです(Feriは、一般公開に合わせて訪問したので、すでにオープニングセレモニーは終わっていました)。

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14時から一般にもキャンパスを開放したオープニングイベントが開催されました。LC前の中央広場では、ロックバンドの生演奏が行われましたが、キャンパスのオープニングにロックバンドの演奏をもってくるところが、こちららしいところ。Feriは他の約束があったので、15時前にはキャンパスを後にしましたが、多くの人が見学に訪れていました。

まだ、一部の施設や周辺については完成していないところもあるようですが、今後、この新しいキャンパスで23000人の学生と1500人の教職員が活動をすることになっています。

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