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November 01, 2013

番外編 新鋭機ボーイング787に乗りました

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11月11日はホイリゲ解禁日。最近は日本でも、各種のイベントが開催されるようになりました。このブログにもたびたびコメントをお寄せいただくKino_San様が、「オーストリアワイン教室~2013 ホイリゲ解禁パーティ~」を、11月10日に開催されるようです。詳しくはこちらから。

さて、11月最初の話題は、番外編として「旅客機の話題」をお届けしましょう。

先日、日本からウィーンへ戻る際、かねてから興味があった新鋭機ボーイング787に乗りました。

現在、日本とヨーロッパの間でボーイング787を運行しているのは全日空(成田-ミュンヘン間、羽田-フランクフルト間)と日本航空(成田-ヘルシンキ間)の2社です。マイルの貯まり具合と搭乗時間が短いことから、今回は日本航空のヘルシンキ線を利用しました。クラスはYです。

Feriは、ボーイング787が日本に就航した時、国内線で乗ったことはありますが、短時間なので快適性を実感するまでには至りませんでした。

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日本航空のヘルシンキ線はボーイング787の導入に合わせて開設した路線なのですが、機体の大きさと燃費の良さから実現できたと言われています(実際、皆さまご存じのリチウムイオン電池の問題で、B787が運行停止になった関係で、路線開設が遅れました)。

日本航空が現在運行しているボーイング787は基本形の-8(ダッシュ・エイト)という機体で、定員はビジネスクラス42名、エコノミークラス144名、合計186名です。ボーイング747全盛時代には考えられなかったコンパクトな機体です。

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ちょうどナローボディジェット機で、その昔、ヨーロッパ線に就航していたダグラスDC-8-62が156名(ファースト24名、エコノミー132名)でしたから、それに近い感じですね。

実は、Feriは、あまり大きな飛行機は満席になると人が多いので、余り好きになれません。その点、中型機は満席でも乗り降りも含めて楽なので、気にいっています。

座席はビジネスクラスが2-2-2、エコノミークラスが2-4-2です。Feriは当然、エコノミークラスの2人掛けをリクエスト。なお、ビジネスクラスは、最近、日本航空が売り出し中の完全にフラットになるスカイスイート仕様ではなく、一つ前のシェルフラット・ネオというタイプです。

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席について感じたことは、やはり窓が大きいということです(オーストリア航空でも使用しているボーイング777の1.3倍だそうです)。また、従来のように窓内側にシェードがなく、電子カーテンです。

窓の下にあるボタンを操作すると窓の透過光量が調節できます。長距離国際線をご利用になった方はご存じのように、就寝時間はシェードを閉めますが、電子カーテンだと客室乗務員さんの操作で一斉に暗くすることも可能です(今までは手でやっていましたね)。

ただ、ガラスの間に電気的に反応する素材が入っているため、透明感は若干、低いような気がしました。

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客室照明はLEDが採用されたため、様々な色にできるらしいですが、Feriが乗ったときは、明暗だけで変わった色は体験できませんでした。

エコノミークラスの場合、エンジンの後方の席になりますが、新しいエンジンだけ合って、音も静かでしたね。ボーイング777は、エンジンの音と振動がハデなのですが、かなりおとなしい感じです。787は外から見ると主翼が外側に向かうにつれて、上に大きくそり上がっているのが特徴です。中から見ても、今までの旅客機よりは主翼が上に反っているのがわかります。

さて、787最大の特徴は、機体に炭素繊維強化プラスチックを使っているため、腐食の心配が少なく、初めて加湿器がキャビンに標準搭載されたことでしょう。また、「気体フィルター」という技術を使用した新型フィルターが搭載されており、機内の乾燥が大幅に低減されています。

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実は、国内線では、これがあまり実感できません。しかし、10時間に及ぶフライトの場合、機内の乾燥ははっきりとわかります。実はFeriは、今回、たまたま湿ったタオルをバッグに入れたまた、機内に持ち込んだのですが、ヘルシンキ到着時にも、まだ湿っていました。これには驚き。今までは袋に入れて密閉しない限り、バリバリに乾燥するのが普通でしたから‥

トイレの扉は、今まで折り戸が多かったですが、Feriが乗った787はちょっと変わった秋方をする開き戸で、最初はちょっと戸惑いましたね。

ところで、ビジネスクラスのトイレにはウォシュレットが装備されているそうですが、こちらはエコノミークラスの利用だったので、体験できませんでした。客室ドアの内側も写真のようにシンプルなデザインです。

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機内エンターテインメントシステムは、新しい機体だけにタッチパネル方式が採用されていますが、在来機でも機内改修時には、この方式にするところが多いので、新鮮味はありませんね。

一見すると、派手さはない飛行機ですが、快適性は格段に向上しており、長距離国際線で威力を発揮する飛行機であると実感しました。なお、機外から見分けるポイントは操縦席の窓が4枚だということです(普通は6枚が多いのですよね)。

日本航空、全日空ともに、現在の-8よりも機体が長いボーイング787-9を発注しており、これがデリバリーされると就航路線も増えると思います。

これを機会に日系航空会社によるウィーン線が復活するとうれしいのですが、最近は各アライアンス内で連携を強めて、コードシェアフライトを増やす傾向があるので、難しいでしょうね。

Feriは、日本航空は今後もボーイングの機材を使い続けると思っていたのですが、先日のエアバス350X導入決定には、正直、驚きました。将来はボーイング777-300ERに代わって日本航空カラーのエアバスをヨーロッパの空港で見かけることになるのでしょうね。ただし、10年以上先の話でしょうが‥

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ところで、Feriが初めて利用したヘルシンキ空港ヴァンター空港ですが、ウィーン・シュヴェヒャート空港のようなコンパクトな空港です。そのため、長距離国際線からヨーロッパ内路線への乗り換えも移動距離が少なく、非常にスムーズです(途中、イミグレーションと手荷物検査が入りますが‥)。

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なお、日本からウィーンへ向かう場合、ヘルシンキでの待ち時間は、フィンエアAY2767便を利用する場合、2時間ほどです。ウィーン到着も乗り継ぎとしては早い18時30分なのでご機嫌です。

ただ、日本発の時刻が日系のヨーロッパ線の中では早い(夏時間の際は10時30分)ので、成田空港から遠い方はちょっと大変な点が難点かもしれません。

また、ウィーンから日本へ向かう場合、ヘルシンキの出発が早いことと、ウィーン-ヘルシンキ間の便が限られているため、ウィーンを午前中に出る必要があります。そのため、Feriは日本へ行く場合は、今まで通りフランクフルト経由を利用しています。


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Comments

おひさしぶりです。

いつも興味深い話題をとりあげていただいて
ありがとうございます。

機内でシャワートイレを利用したことがあります。
水量はちょっと満足いかなかったのですが、
機内で!とすごく驚きました。

浸透しているものですので、どんどん導入されていくと
いいですね。

Posted by: まちゃ | November 01, 2013 at 08:50 AM

まちゃ様、コメントありがとうございます。

「機内のシャワートイレ」のご感想、興味深いですね。飛行機では途中で水を補給する訳にはいかないので、やむを得ないかもしれませんね。

Posted by: Feri | November 02, 2013 at 07:52 AM

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