« オーストリアに住む日本犬 | Main | スクープ? ウィーンで日本向け鉄道模型を製造中? »

November 05, 2013

マクドナルドの社会貢献

Img_107_06_6760_001

オーストリアでは11月2日が万霊節(信仰を持って逝った人全ての記念日)で、お休みでした。この日を過ぎると冬の足音が急ぎ足でやってきます。

さて、今日は「マクドナルドの話題」をお届けしましょう。

オーストリアをはじめ、世界各国に展開しているファストフードチェーンの雄、マクドナルド。Feriは、正直、ウィーンではマクドナルドを利用することはありません。ウィーンにはブルストをはじめとするハンバーガー以外に美味しいファストフードが沢山ありますから‥ 

ただ、観光客の皆さまが多いウィーンでは、人気がありますね。どこでも、ほぼ同じメニューがある(ローカルメニューはありますが‥)という安心感があるからでしょう。

さて、マクドナルドですが、アメリカの会社らしく社会貢献活動も行っています。その一つが「Ronald McDonald House」という施設です。これは、難病などで長期入院を余儀なくされる子供さんと、その家族が近くにいられるように、病院のすぐ近くに立てられた滞在施設です。

Img_107_06_6759_001

スタートは、1974年に地元アメリカのフィラデルフィアで始まったそうです。同社日本法人のWebサイトでは、ハウスの生い立ちを以下のように紹介されています。

フィラデルフィアでアメリカンフットボール選手として活躍していたフレッド・ヒルの3歳の愛娘が白血病にかかり、入院することになりました。 娘の入院中、彼がそこで目の当たりにしたものは、狭い病室で子どもの傍らに折り重なるようにして寝ている母親、やむなく病院の自動販売機で食事を済ませる家族の姿でした。

彼もまた入院先の病院が自宅から遠く離れていたため、精神的にも、そして経済的にも苦痛を感じていました。 そこで彼は、病院の近くに家族が少しでも安らげる滞在施設ができないものかと考え、病院の近くにあるマクドナルドの店舗のオーナーや病院の医師、フットボールチームの仲間の協力を得て募金活動が進められました。

そして、彼らの切実な願いを多くの人たちが分かち合い、1974年フィラデルフィア新聞社が提供してくれた家屋を改造し、世界初の「ドナルド・マクドナルド・ハウス」が誕生しました。

Ronaldmcdonaldkinderhiffe_001

アメリカらしいエピソードですね。2012年10月現在、世界30ヵ国315ヵ所に設置されています。ご家族だけではなく、難病の子供さん本人も収容するため、病院のドクターと綿密な連携を取りながら、運営しているようです。そのため、場所も病院の至近に設けられている訳です。

このハウスですが、各国ともNPO法人が運営に携わっており、オーストリアではRonald McDonald Kinderhilfe Österreichiという組織が運営を行っています。

でも4ヵ所に設置されていますが、その代表がウィーン9区、St.AnnaKinderspital(子供病院)前にあるRonald McDonald Kinderhilfe Haus Wienでしょうか。正面玄関の向かい側にあります。

この施設は1987年に開設されましたが、その後、利用者の増加に伴って2008年9月に拡張改修工事が開始され、2009年6月17日にリニューアルオープンしています。関係者ではないので、中に入ったことはありませんが、現在、13家族が利用できるスペースが用意されているそうです(室内の写真はNPO法人のWebサイトからお借りし巻いた)。

Ronaldmcdonaldkinderhiffe_002

利用料金は一部屋一泊一人6Euroに設定されています。飲料メーカーがスポンサーに名を連ねていることから、利用者にはソフトドリンクなどが無料で提供されています。日本の施設利用料が1000円であることを考えると、ほぼ同じ水準ということになりますね。

クリスマスやイースター、入院している子供さんの誕生日には、スタッフ一同でお祝いが開かれるそうです。
なお、オーストリアではウィーン以外にもGraz(1994年オープン)、Innsbruck(1998年オープン)、Salzburg(2003年オープン)にRonald McDonald Houseが開設されています。

世界各国とも同じですが、ハウスの運営はスポンサー企業の寄付や、マクドナルド店頭に置かれた募金箱への寄付などで行われています。

さて、日本では公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンが「ドナルド・マクドナルド・ハウス」という名称で運営しており、現在、8ヵ所に開設されているそうです。日本には全国で20万人の難病の子どもさんがいらっしゃるそうで、それを考えると、まだまだハウスの数は足りないようです。

余談ですが、日本では「Ronald」を「ドナルド」と読んでいますよね。これは何かエピソードがあるのでしょうか?


※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

街角の話題 |

« オーストリアに住む日本犬 | Main | スクープ? ウィーンで日本向け鉄道模型を製造中? »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« オーストリアに住む日本犬 | Main | スクープ? ウィーンで日本向け鉄道模型を製造中? »