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November 29, 2013

オーストリアの救急車

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今日は「救急車の話題」をお届けしましょう。

日本では現場から患者さんを病院まで搬送する救急車は、各地の消防本部が運用しており、各地の消防署に配属されていますが、オーストリアはちょっと仕組みが異なっています。

まず、現場から患者さんを病院まで搬送する緊急用救急車は消防組織とは別組織が運用しているため、消防署に行っても救急車を見ることはできません。また、運用する組織も複数、存在します。

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Rotes Kreuz(赤十字)、Johanniter(騎士団)、Malteser(マルタ)、Arbeiter-Samariter-Bundなどが代表的な組織で、地方自治体からの委託を受けて救急車の運用を行っています。

オーストリアでは、街の中で救急車を見ると、デザインが若干異なる上、運用している組織の名前が書かれています。なお、ウィーンの場合は、市当局が直轄で運営しているWiener Berufsrettung(MA70)という組織があります。

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これらの組織は、寄付金などを資金源にして、緊急救急車の運用だけでなく、災害救助、緊急医療など、幅広い業務を行っています。このあたり、ちょっと日本では考えにくいですね。また、転院などに使う救急車の運用も行っているそうです。

ちなみに2枚目の写真はSamariterbundの所属、3枚目の写真はザツルブルク州のRotes Kreuz所属、4枚目の写真はJohanniter所属の救急車です。

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冒頭の写真は、MA70の救急車基地の一つです。要請があると、MA70所属の緊急救急車が出動する訳です。また、5枚目の写真はWiener Berufsrettungの救急車ですが、大規模災害の際に派遣されるK3と呼ばれる特殊救急車で、最大15名の軽傷者を現場で収容し、応急処置ができるそうです。

さて、救急車の車種ですが、オーストリアではドイツの救急車で標準的になっているフォルクスワーゲンCrafterやTransporter、 メルセデスSprinterなどをベースにした車両が多いようです。

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確かに今回お目にかける救急車ですが、いずれもフォルクスワーゲン、メルセデスですね。なお、救急車の細かい仕様や装備は地域によって若干、異なっているとか‥

さて、ご存じの方も多いと思いますが、こちらで緊急時に救急車を呼ぶための電話番号は144です。ちなみに救急ヘリコプターも同じ番号です。このほかの緊急電話ですが、警察は133、消防は122です。

ところで、ヨーロッパでは、1972年にCEPT(欧州郵便電気通信主管庁会議)が緊急通報用電話番号として 112 の使用を推奨し、1991年7月29日にはEUも、112を緊急通報用番号として採用しました。

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このため、オーストリアでも、上記の個別番号に加えて、警察、消防、救急も112で呼ぶことができるようになっています。ただ、今までの習慣かもしれませんが、案件別の番号の方が普及している感じですね。

Feriは幸い、こちらでは救急車のお世話になったことはありませんが、日本では一度だけ、自分自身がお世話になりました。

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実は某駅の階段で転倒して怪我をしたことがあるのですが、その際、駅員さんが出血しているのを見て救急車を呼んでくれました。出血はしていましたが、ストレッチャーのお世話になることなく、歩いて救急車に乗り込み、最寄りの救急病院まで連れて行ってもらいました。幸い、その後はお世話になっていまません。

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