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December 31, 2013

2013年のオペレッタを振り返って

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今日は、恒例の「2013年のオペレッタ鑑賞を振り返った記事」をお届けします。

Feriは、2013年、オーストリアで25回、オペレッタを観ました。内訳ですが、ホームグラウンドのフォルクスオーパーでは「こうもり」(4回)、「チャールダーシュの女王」(6回)、「メリーウィドウ」(5回)、「ワルツの夢」(1回)、「ルーナ夫人」(3回)、「ヴェネチアの一夜」(3回)の6演目です。

また、これも完全に個人的な話ですが、1998年12月21日から始まったフォルクスオーパーでのオペレッタ通算鑑賞回数が、2013年、156回になりました(オペラ、バレエ、スペシャルなどを入れると265回)。

この他、メルビッシュで「乞食学生」(2回)、バーデン市劇場で「白馬亭にて」(1回)を観ています。

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2012年は、4月21日にフォルクスオーパーで行われたSándor Némethさんの70歳およびフォルクスオーパーデビュー30周年した「チャールダーシュの女王」記念公演が、Feriにとってベストだったのですが、今年は、いわゆるスペシャル公演に当たらなかったので、ベストの選択が難しいところです。

「チャールダーシュの女王」については、好きな作品なのでを例年以上に観ていますが、如何せん、Sándor Némethさんがご出演になる訳ではないので、Rudolf Biblさんが振っていても、次第点といったところでしょうか。そう言えばRudolf Biblさんも、かなりお歳を召してきて、2時間を越えるオペレッタの指揮は、かなりきつくなっているように感じます。後継者がねぇ‥

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また、シーズンを跨ぎましたが、プルミエ作品の「ルーナ夫人」、「ヴェネチアの一夜」も一時の奇妙な演出から脱却し、比較的良い作品に仕上がっていたと思います。

「ヴェネチアの一夜」に関しては、カラメッロのJörg Schneiderさんが、新聞でも高い評価を獲得していました。これはFeriも納得。

メルビッシュについては、運営陣が変わってから初の公演となりましたが、今までのような華やかさが弱く、屋外オペレッタとして、今後、色々な工夫が必要だと思います。来年はミュージカル「アナテフカ」なので、現時点ではFeriは観に行く予定はありません。

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最近では、小規模な舞台ながら特徴を生かした公演が魅力的なバーデン市劇場も忘れてはなりません。今年は定番の「白馬亭にて」を観ましたが、楽しい舞台に仕上がっていて、Feriとしては満足のゆく一夜でした。

何と言ってもSebastian ReinthallerさんのレオポルトとUlrike Steinskyさんのヨゼファですから、歌、お芝居ともに申し分ありません。また、歌って踊れるJohanna Arrouasさんが、クレールヒェンに起用されていたのも良かったですね。フォルクスオーパーの引っ越し公演といった趣でしたが‥

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年々、オペレッタの上演回数が減っている今日、素晴らしい公演に出会うのは、なかなか難しくなってきました。毎年、書いているような気がするのですが、いわゆる歌役者さんが激減しているのが、オペレッタが低迷している要因だと思います。

フォルクスオーパーでも、今では出演予定の歌手に合わせて演出を考えなければならない時代に入っています。かと言って、歌だけうまい歌手を起用しても、オペレッタの場合、お芝居が下手だと話になりません。

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フォルクスオーパーの場合、ダイレクターのマイヤーさんがお芝居重視の方針を打ち出しているため、全体のレベルは上がっているとは思うのですが、歌が今一歩というケースがあります。そのため、プルミエの新聞評でも「歌が良くない」と評されることが増えていますね。その点、「ヴェネチアの一夜」は歌手についても次第点が付いていたので、成功と言って良いでしょう。

フォルクスオーパーも、オペレッタの入りが今ひとつということもあり、ミュージカルが増えてきていますが、2013年は4演目(5回)を観ています。Sándor Némethさんが出演していた「キス・ミー、ケイト」が印象に残っています。

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一方、オペラの方ですが、Feriのお気に入りグルベローヴァさんが国立歌劇場のオペラに出演しなかったこともあり、個人的には低調でした。ただ、国立歌劇場で10年間アンサンブルとしてご活躍された甲斐 栄次郎さんの「最後の公演」となった「トリスタンとイゾルデ」を観ることができたのは幸いでした。

では、2013年、Feriにとってのベスト・オペレッタですが、“帯に短したすきに長し”といった状態だったのですが、Jörg Schneiderさんの熱演が光ったフォルクスオーパーの「ヴェネチアの一夜」とさせていただきました。何と言っても、地元、ヨハン・シュトラウスの作品ですからね。

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実はキャスティングのすばらしさも踏まえてバーデン市劇場の「白馬亭にて」をベストにしようかとも考えたのですが、唯一、残念だったのは、あの規模の劇場でマイクを使っていたところが減点。という訳で、こちらは次点です。

最後の写真は、クリスマスバザーのSándor Némethさんとのツーショット(ただし、この写真は拡大できません)。撮影後、握手をしていただきましたが、お人柄を感じさせる温かい手が印象的でした。

それでは、皆さま、良いお年をお迎えください。

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オペレッタ |

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Comments

Feriさん、こんにちわ。1年間、楽しく、また興味深い話題を提供いただき、ありがとうございました。
来年も拝見させていただきます。どうぞ良いお年をお迎えください。

Posted by: はなこ | December 31, 2013 at 10:33 AM

はなこ様

今年一年、お付き合いいただき、ありがとうございました。来年も皆さまに喜んでいただける話題の提供を心がけたいと思っております。

良いお年をお迎えください。

Posted by: Feri | December 31, 2013 at 05:28 PM

 Feriさんはじめまして、こんにちは。
オペレッタの記事を中心に読ませていただいております。
(以下、カタカナ表記をお許しください。)
20年以上前にフォルクスオーパーの来日公演でメリー・ウイドゥーとチャルダーシュの女王を見に行った時の事は
今でも忘れません。
ハラルド・セラフィンさんのダニロの洒落男ぶり、メラニー・ホリディさんの美貌と素晴らしい踊り、そして、シャーンドール・ネーメトさんのフェリ・バチは最高でした。
当時の歌手の方たちは、もう引退されたり、よそに移られていたりして、また来日公演があってもお会いできないのが寂しいです。

Posted by: エドママ | January 04, 2014 at 04:05 PM

エドママさま

コメント、ありがとうございます。メラニー・ホリディさんですと1989年の来日公演でしょうか。1985年や1989年の来日公演あたりが、フォルクスオーパー「最後の全盛期」と言われています。

当時は若手だったKurt SchreibmayerさんさんやSándor Némethさんが大ベテランになってしまったので、時代を感じさせます。

これからもご感想をお寄せいただければ幸いです。

Posted by: Feri | January 04, 2014 at 05:53 PM

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