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December 12, 2013

2013/14シーズンのフォルクスオーパー「メリーウィドウ」は‥

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久しぶりに「オペレッタの話題」をお届けしましょう。

2013/14シーズンの「メリーウィドウ」(Die lustige Witwe)は、ちょっと遅れて11月21日から上演が開始されました。
という訳で、12月に入って、こなれてきたところを観てきました。

当日の指揮は、お初のFelix Lemkeさん。今シーズンから起用された指揮者で、11月29日の「Märchenwelt Ballett」がHausdebütでした。

以下、主なキャストは以下のとおりです。

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-ツェータ男爵:Andreas Daumさん
-ヴェランシェンヌ:Julia Kociさん
-ハンナ:Caroline Melzerさん
-ダニロ:Daniel Schmutzhardさん
-カミーユ・ド・ロション:Sebastian Reinthallerさん
-カスカーダ子爵:Thomas Zistererさん
-ラウル・ド・サン・ブリオシュ:David Sitkaさん
-ボグダノヴィッチ:Daniel Strasserさん
-シルヴィアーヌ:Tatiana Sokolovaさん
-クロモア:Georg Wacksさん
-オルガ:Susanne Litschauerさん
-プリチッチ: Heinz Fitzkaさん
-プラスコヴィア:Regula Rosinさん
-ニグシュ:Boris Ederさん
-タンツソリスト:Una ZubovićさんとFelipe Vieiraさん。

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今回、お初となったFelix Lemkeさんはベルリンのご出身。ドイツの劇場で活躍していた指揮者で、幅広いレパートリーを持つものの、必ずしもオペレッタを中心に振ってきた方ではありません。

指揮は無難にまとめていましたが、慣れていないためか、前半は舞台とタイミングがズレていました。後半は、どうもプロンプターさんがタイミング調整に入ったようで、ズレが解消された感じです。舞台上とのタイミングを合わせるまで、気が回らない‥という感じでしたね。

なお、今後、「ガイズ&ドールズ」や2013/14シーズン後半にプルミエが行われる「伯爵令嬢マリッア」も担当することが決まっています。今日の感じだと、ちょっと心配‥ まぁ、実力のある方らしいので、今後、こなれてくること期待しましょう。

演出は、2012/13シーズンと同じですが、プルミエの時は、ハンナの母性本能をくすぐるような役作りだったダニロのDaniel Schmutzhardさんだが、男らしい役作り変わっていました(ただ、伊達男のイメージはありません‥これは演出の都合ですから‥)。

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これは、現在の演出で、複数の歌手がダニロに起用された結果、役作りのポイントを少し変えたためだろうと思います。Feriは2012年の来日公演以来、久々にDaniel Schmutzhardのダニロを観ましたが、仕上がりはまずまず‥と言ったところでしたね。

先シーズンもハンナに起用されたCaroline Melzerさんは、背も高く、存在感がある歌役者さん。役を自分のものにしており、歌、お芝居ともに期待通りの仕上がりでした。ところで、3幕でちょっとしたアクシデントが‥フィナーレ近く、ダニロと分かれて一旦、舞台奥に下がる場面で、転倒。たいしたことはなかったようですが、ちょっとびっくりしましたね。

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ヴェランシェンヌは日本公演でも起用されたJulia Kociさんでしたが、彼女はダンスが上手なので、3幕のダンス場面では存在感を発揮していました。

カミーユ・ド・ロションはベテランのSebastian Reinthallerさんでしたが、Feriは新演出になって初めてロション役を観ました。ベテランらしい渋い演技が光りました。最近はVincent Schirrmacherさんが多かったのですが、歌、お芝居ともに、仕上がりが圧倒的に違いますね。

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さて、先シーズン、試験的にニグシュに起用されたBoris Ederさんですが、2013/14シーズンからは、Robert Meyerさんとのダブルキャストになりました。

3月の時は、Robert Meyerさんのコピーという印象が強かったのですが、その後、研鑽を重ねたのか、細かいお芝居や歌い方などに、自分のカラーを出していました。

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ひとつは「ルーナ夫人」で準主役のテオフィルを演じたことで、役の幅が広がったことも影響しているのかもしれません。アンコールの指揮も、前よりはこなれてきた感じで、伸び伸びとやっていました。このまま経験を積んでいけば、Boris Ederさんなりのニグシュができあがりそうな予感がした公演でした。

12月ということで、お客さまの入りはまずまずでしたが、やはりオペレッタ公演の場合、ご年配の方が多いのが気になりますね。

ところで、2016年のフォルクスオーパー来日公演ですが、久しぶりに大阪公演の計画が検討されているという噂を耳にしました。仮に大阪公演が実現すると、移動なども含めて1ヵ月ほどの引っ越し公演になると思われます。

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