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January 28, 2014

駐輪場と自転車盗難対策

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今日は「駐輪場の話題」をお届けしましょう。

ウィーンはコンパクトな街なので、自転車を使っている人が多く見られます。もともとサイクリングが盛んな国ですから、その傾向が強いのかもしれません。Feriが住んでいるアパートの家主さんも、都心のオフィスまで自転車で通勤しています。

当然、市内には駐輪場が多数設置されているのですが、ここで問題になるのが「自転車の盗難」です。日本の駐輪場では、駐輪施設にロックがかけられるようになっているところが多いようですが、こちらでは、そういった仕掛けは、ほとんど見かけません。

盗難防止の自己防衛策の代表は「鍵付きのチェーンで固定する」という方法ですが、チェーンを切断する窃盗犯もいるため、必ずしも万全ではありません。そのため、チェーンの代わりに切断しにくい金属プレートを使った自転車の固定装置も発売されています。これは「2011年11月20日の記事」でご紹介しました。

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また、もう一つの盗難防止策は、盗んでも使えなくしてしまう‥という方法です。これは持ち主が部品の一部を取り外してしまうという「荒技」です。

例えば、「駐輪時に前輪やサドルを外してしまう」というものです。さすがに前輪やサドルがなければ、盗んだ後、乗って逃げるわけには行かないですよね。先日もアパート近くの教会のミサに参列した際、サドルを二つ持って来た信者の方がいらっしゃいました。皆さん、色々と工夫しているのですね。

本来ならば、日本のように駐輪場に盗難防止用の設備を取り付ければ問題は解決すると思うのですが、公共の場所にある駐輪場では、管理も含む費用がネックになっているのでしょうかね。

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ところで、昨年のことですが、写真のようなコンテナタイプの駐輪施設を見かけました。まず、すごいのは自転車がむき出しにならず、コンテナ状の車庫に完全格納されるという点です。これならば盗難に加えて、風雨からも自転車を保護してくれるので、ライダーの皆さまにとってはありがたいことでしょう。

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当然、扉には鍵がかかるようになっています。通常の鍵で開閉ができるようになっています。このシステムはウィーン9区にあるRaddepot S&E GmbHという会社が製造しているようで、この時はシステムのPRとしてイベント会場に仮設したようです。何タイプかあるようですが、いずれも日本の駐輪場のようにレールに自転車を載せて、格納する仕組みです。

ただ、設置するには、それなりの費用がかかりそうですから、公共駐輪場への導入されるかどうかは、微妙なところ。なお、このシステムのプロモーションビデオがYouTubeにアップされていたので、ご紹介しましょう。

ところでウィーン市では、公共に供する駐輪場を私有地に設置する場合、市から補助金が交付されます(税金が高いので太っ腹です)。

私有地に設置する駐輪場ですが、「訪問者が自由に利用できること」「5年間維持すること」など、いくつかの条件があります。

Fahrradboxen

補助金の金額は、駐輪場のタイプによって異なりますが、RADDEPOTが製造しているシステムも補助金の対象になっています。

ちなみにRADDEPOTが提供するボックスタイプのもの(Fahrradboxen)はカテゴリーA、ウィーン市が設置する駐輪場と同一仕様(Fahrrad Steher)はカテゴリーB、その他の駐輪場(Sonstige Abstellanlagen)はカテゴリーCになっています。

補助金の額ですが、駐輪スペース1台当たり、カテゴリーAは350Euro(ただし、実際の工事費の50%が上限)、カテゴリーBは屋根無しが70Euro、屋根付きが140Euro(ただし実際の工事費を越えない範囲)、カテゴリーCが20Euro(ただし実際の工事費を超えない範囲)だそうです。


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