« 今年もよろしくお願いします | Main | 旧市内にも進出! Individual Photo Postcard »

January 01, 2014

フォルクスオーパーの「ヘンゼルとグレーテル」

Img_2013_12_3595_001

2014年、最初の記事は「オペラの話題」です。

毎年、フォルクスオーパーではクリスマスの時期にフンパーディンクのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」を上演します。年明けにも上演しているシーズンもあったのですが、2013/14シーズンは12月25日が千秋楽となりました。

ちょっと遅くなりましたが、その模様をお伝えしましょう。

今日の指揮は、久しぶりのElisabeth Attlさん。主なキャストは以下のとおりです。

Img_2013_12_3578_001

-ペーター:Martin Winklerさん
-ゲルトルート:Ulrike Steinskyさん
-ヘンゼル:Dorottya Lángさん
-グレーテル:Anja-Nina Bahrmannさん
-魔女:Karl-Michael Ebnerさん
-眠りの精:Manuela Leonhartsbergerさん
-霧の精:Claudia Goeblさん
-魔女に捕らわれていた子供達:Jugendchor der Volksoper Wien

Img_2013_12_3625_001

Elisabeth Attlさんは、Feriがフォルクスオーパーでオペレッタを見始めた頃、よく指揮をしていた女性です。女性ながらダイナミックな指揮ぶりは、以前とあまり雰囲気が変わりませんね。

現在、フォルクスオーパーで上演されているバージョンはKarl Dönchさんの演出によるもので、舞台装置も本格的なもの。「ヘンゼルとグレーテルの家」や「魔女が住むお菓子の家」などは、ほぼ実物大です。またうっそうとした森も、よく再現されています。このあたり、本物志向ですよ。

このオペラは子供向けという設定ですが、フォルクスオーパーでは、キャスティングに手を抜くことがありません。

Img_2013_12_3626_001

ペーターのMartin Winklerさんはスキンヘッドのおじさん。「ジャンニ・スキッキ」のタイトルロール、「こうもり」のフランクなどに出演する歌役者さんです。Feriはペーターで診るのは初めてだったのですが、さすがにお芝居、歌唱力ともに見事でした。

ゲルトルートは、先日のバザーでお目にかかったUlrike Steinskyさん。こちらもKSだけあって、厳しい母親役を見事に演じていましたね。

Img_2013_12_3605_001

グレーテルのAnja-Nina Bahrmannさんは、昨年に続いて起用されました。ヘンゼルはお初のDorottya Lángさん。この人は「ワーグナーのリングを一晩で」でジークルーネ、「密猟者」でなネットを担当した方です。見事なズボン役でしたね。

お二人とも、声もよく出ており、お互いの息も合っていて、良い仕上がりでした。しかし、衣装とメイクのせいで、Jugendchor der Volksoper Wienと一緒になっても違和感がありません。子供の雰囲気がよく出ていました。

Img_2013_12_3609_001

今回、注目の「愛すべきヒール役」の魔女はKarl-Michael Ebnerさん。「愉快なニーベルンゲン」のフォルカー、「地獄のオルフェウス」のプリュント、「こうもり」のブリントなどに出演している歌役者さん。Kurt SchreibmayerさんやAdolf Dallapozzaさんが、比較的細身なのに対して、がっしりとした体型。今年もちょっと太めの魔女が誕生‥という感じです。

Img_2013_12_3599_001

オペレッタによく出ているので、歌、演技とも水準でしたが、いわゆる「怪演」には、今ひとつ。とくにカーテンコールの出方がちょっと残念。そう考えるとAdolf Dallapozzaさんがいかにすごかったか、わかりますね。

クリスマスのマチネだったこともあり、お客さまは子供さん連れが大多数。しかし、出演者がしっかりと歌っている時は、子供さんも私語がほとんどなく、静かに聴いていました。もちろん、沸く場面では、盛り上がっていましたが‥

ただ、ドイツ語上演ですから、言葉が十分わからない日本人の小さい子供さんは、辛かったかもしれません。大人も楽しめるオペラなので、皆さまも機会があったら是非ご覧ください。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_v_02

オペラ |

« 今年もよろしくお願いします | Main | 旧市内にも進出! Individual Photo Postcard »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 今年もよろしくお願いします | Main | 旧市内にも進出! Individual Photo Postcard »