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January 21, 2014

オーストリアの電子マネー事情

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20日、ウィーンでも活躍されていた指揮者のクラウディオ・アバドさんが、お亡くなりになった‥との報が入りました。謹んでご冥福をお祈りいたします。


今日は「オーストリアの電子マネー事情」のお話です。

日本ではICチップを活用した電子マネーが普及していますよね。交通系の電子マネーであるSuicaやPASMOをはじめ、流通系のEdy、WAON、nanacoなど、様々な電子マネーが使われていますね。

確かに小銭が増えないので便利だと思います。今後、消費税が8%になると、端数が出る可能性が高いので、さらに利用が増えるのではないでしょうか。

日本では色々な電子マネーがありますが、、ソニーが開発した非接触型ICカードの技術方式FeliCaが使われているそうです。

さて、オーストリアでは電子マネーは、どうなっているのでしょうか。今までは、どちらかというと銀行のキャッシュカードを使って、即時決済するお客さまが多かったようです。いわゆるデビットカード方式ですね。

この場合、クレジットカード決済と同じく、カードリーダーにキャッシュカードを入れてから暗証番号を入力して、承認をもらう形になります(ただし、料金は即時、銀行口座から決済されます)。BILLAなどのスーパーマーケットでも、この方式で支払いをする人が非常に多いです。ただ、難点は電子マネーと異なり、認証が必要なため、処理に時間がかかることでしょか。

ところが最近、BILLAなどの店頭に従来のデビットカードに加えて、電子マネーの決済端末が設置されるようになりました。冒頭の写真は、電子マネー取扱い開始を知らせるポスターです。

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こちらの電子マネーですが、NFCという非接触データー伝送システムを使ったもので、FeliCaの親戚です。現在、オーストリアで普及している電子マネーは、MasterCard系のPayPass、Visa系のVisa payWave、オーストリア国内の独自システムQUICKの3種類です。

国際的なクレジットカード会社が運営するPayPassやVisa payWaveが他国でも使えるのに対し、QUICKはオーストリア国内でのみ使用できるものです。

そのためQUICKはオーストリア国内で発行される銀行のキャッシュカードに組み込まれているケースが多くなっています。これらは、いずれもプリペイド方式で、事前にチャージしておく必要がありますが、QUICKは、チャージ金額の上限は400Euroです。

また、カードが盗難に遭った場合のリスク回避の観点から、暗証番号を入力せずに非接触方式で決済できる金額は、25Euroが上限になっています(暗証番号を入力すると400Euroまで決済することができます)。3枚目の写真はキャッシュカードですが、裏面にはQUICKの表示がありますね。

日本では電子マネー専用のチャージ機が設置されているところが多いですが、こちらでは銀行のキャッシュカードに組み込まれているケースが多いため、銀行や街中に設置されているBANKOMAT (ATM)でチャージを行います。

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オーストリアでは、小さな個人商店や自動販売機でもQUICKが使えるところが多いのも特長です。

なお、最近ではキャッシュカードとは独立した電子マネー専用のカード(無記名式カード)も発行されるようになりました。確かにキャッシュカードを店頭で頻繁に取り出すのは、やはりリスクがありますからね‥また、キャッシュカードは銀行口座を開設できない旅行者や子供さんは持つことができません。そこで、無記名式の電子マネー線用カードが発行されたようです。

ちなみにオーストリアでは900万人がQUICKの機能を持ったカードを所持しているそうです。最近では、QUICKの機能を搭載した学生証なども発行されているとか‥

このほかQUICKを搭載した携帯電話(日本で言うおサイフケータイ)もありますが、こちらの場合、チャージは電話回線を使って行います。

余談になりますが、こちらでは日本と異なり、「2」という単位の貨幣(2cent、20cent、2Euro)があるため、注意しないと、あっという間に小銭でお財布がいっぱいになってしまいます。電子マネーを使えば小銭を減らすことができるの、その点でも便利ですね。


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