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January 18, 2014

レンタルおばあちゃんが活躍中

Tips01

今日は「オーストリアらしい社会貢献活動」のお話です。

ウィーンの市内を歩いていると公営、民営を問わずKINDERGARTENの数が多いのに驚きます。ウィーンの人口を考えると、その充実ぶりは、たいしたものだと思います。Feriは詳しくありませんが、日本の大都市で問題になっている待機児童は、恐らく存在しないと思います。オーストリアは、それだけ子育て支援に力を入れている‥ということでしょう。

ところが、KINDERGARTENだけでは対応できない育児に関する個別の問題があるのは、こちらも同じ。

先日、オーバーエスターライヒ州にお住まいの友人から、興味深い話を聴くことができました。それはリンツにあるキリスト教教会が関わっている団体「rent a grandma」の話題です(冒頭の写真は、活動を紹介した新聞記事です。この写真は拡大できません)。

この団体では、現役をリタイアしたご年配の皆さまが、自分のできること(得意技でしょうかね)を協会に登録し、幼児の面倒を見る‥というものです。

例えば登録してあるおばあちゃんが、子供さんのいらっしゃるご家庭に出かけて行って育児を代行する、お母さんがおばあちゃんの家に子供を連れてきて預けるなどなど、色々なケースがあります。また、泊まりがけで育児を行うこともあるそうです。

こちらでも、近くに自分の親が住んでいれば、親に子供を預けることもできますが、親と離れて住んでいるお母さんにとって、子育て経験豊富なおばあちゃんは頼りになる存在ですね。

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ただし、他人のお子さん、特に幼児の面倒を見る訳ですから、トラブルが心配です。しかし、さすがオーストリアと言うか、バックアップ体制がしっかりしているのです。

実際に開始する前、幼児を持つ母親とレンタルおばあちゃんのためのセミナーが、オーストリア赤十字社主催で週2回、開催されており、このセミナー受講が参加および利用の必須条件になっているそうです。利用するお母さんもセミナーに参加するというのが良いですね。

友人からは、地方新聞に紹介された記事を見せてもらいましたが、レンタルおばあちゃんが一歳半の子供さんの面倒を見ている様子が紹介されていました。

Img_2013_12_3464_001

今までご紹介したケースは、いわゆる「ベビーシッター」ですが、リタイヤしたおじいちゃんの中には、かつての教職経験を生かしては小学生のための補習(読み書き、算数ほか)などで活躍している方もいらしゃるそうです。

こういった方式でKINDERGARTENでは対応できない部分をバックアップするのは、良いことですね。また、今でもキリスト教の信者が多いオーストリアらしいボランティア活動だと思います。

なお、基本はボランティア活動なのですが、若干のお手当が支給されるとか‥ただ、活動しているご年配の皆さまは、自分の得意技を生かした社会貢献活動をすることで、気分転換にもなるようで、そちらが志望動機のようです。

日本でも「シルバーボランティア」というのがありますが、より専門化したのがオーストリアのシステムだと思います。


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