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February 25, 2014

銀塩写真の思い出(その1)

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ソチオリンピックも閉幕し、冬のお祭りも一段落‥といったところですね。今年はイースターが遅いので、国立歌劇場の舞踏会は27日に開催されます。

さて、今日は「懐かしい写真の話題」をお届けします。

先日、甲斐 栄次郎さんの写真集を見ていて、Feriもフィルムを使って写真撮影を行っていた頃の思い出がよみがえってきました。今でもウィーンの写真用品専門店では、ショーウィンドウにフィルムが展示されているなど、こちらではフィルム(いわゆる銀塩写真)の需要も高いようです。

今でこそ、日本ばかりではなく、世界的にもデジタル写真が主流になり、その撮影方法も、いわゆるカメラからスマートフォンやタブレットなど幅広くなりましたが、Feriが写真撮影を始めたことは、いわゆるフィルムを使ったカメラを使うのが「常識」でした。

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Feriが、始めてオーストリアを訪問したのは1979年ですが、当然、その時の写真は全てフィルムで撮影したものです。フィルムで撮影した写真を「銀塩写真」とも言います。

今では切手よりも小さいSDカードやMicroSDカードに3000枚以上の写真が記録できますが、当時、一般的な35mmフィルムは36枚撮り。20本持っていっても720枚しか撮ることができません。当然、今のように「メモ代わりに撮影する」という行為は考えられませんでした。

また、空港のX線検査でフィルムが感光する恐れがあるため、鉛入りの専用バッグに入れていました(「フィルムシールド」など商品名で販売されていましたが、この商は海外旅行の必需品として、広く一般に認知されていましたね)。

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Feriは、当時、日本の出版社に勤務しており、取材を兼ねた旅行だったため、ブローニー版のフィルムも持参していました。

デジタルカメラの場合、データーの処理方法を変えることで、カラーやモノクロに切り替えることも可能ですが、フィルムの場合は、それぞれカラー、モノクロと別に用意する必要があります。そのため、フィルムサイズの違うカメラを持参する場合、都合4種類のフィルムが必要です。

さらに、出版に使うカラー写真はポジフィルム(いわゆるスライド)で撮影する必要があります。その後、スナップ写真用にコンパクトカメラを持っていったこともありますが、それにはカラーのネガフィルムを使ったので、その場合のフィルムは5種類。実際、荷物の半分以上がフィルムや写真関係の機材といった様相でした。

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そのため、撮影に際しても常に残りのフィルム数を意識する必要があり、撮影するカットも少なめでした。ただ、36枚撮りのフィルムを使っている場合、フィルム交換のタイミングを誤ると、肝心な時にフィルムを交換せざるをえず、撮影ができなくなる恐れがあります。

そこで、残りの枚数が少なくなった場合、予定していない被写体を撮影して、早めにフィルムを交換しました。今から見ると、こういった「捨てショット」に珍しいものが写っていることがあります。

明日に続きます‥

ちなみに、今日、お目にかけたモノクロ写真ですが、1枚目は「地下鉄MARGARETEN GÜRTEL駅(1983年)」、2枚目は「1983年の路面電車の車内」、3枚目はインスブルックからウィーンまで搭乗した「チロリアン航空VO075便の機内食(国内線です)」です。

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