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February 09, 2014

番外編 日本にドイツ鉄道が!?

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週末、日本の太平洋側は大雪に見舞われたようですが、皆さまのところはいかがだったでしょうか。特に首都圏は50年ぶりの大雪だそうですが‥ 週末、横浜で催事の仕事に携わっている親友からは、「窓の外が吹雪きです‥」というメールが入りました。そう言えば、9日は東京都知事選挙の投票日なので、こちらも気になります。

ウィーンで、この程度の雪が降ると、皆さん早朝から自宅前の除雪に余念がありません。何しろ自宅前の除雪が義務づけられていますので‥

さて、今日は番外編として「日本国内で見つけたドイツ鉄道の話題」をお伝えしましょう。

先日、日本に住む友人から「Feriさん、日本でドイツ国鉄のマークがついている建物を発見しました!」というメールと写真が送られてきました。

デジタル写真を見ると、確かにオーストリアにも乗り入れているドイツ鉄道(DB、Deutsche Bahn AG)のマークに間違いありません。これにはFeriもビックリしました。ちなみに撮影場所は成田空港から東京へ向かう東関東自動車道・首都高速湾岸線の沿線とのこと‥

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今は民営化されてDeutsche Bahn AGとなっていますが、第二次世界大戦後、東西に分割されていた時代、西ドイツはドイツ連邦鉄道(Deutsche Bundesbahnen)、東ドイツはドイツ国鉄(DR、Deutsche Reichsbahn)として運営されていました。

1990年のドイツ再統一実現後も、しばらくは別々に運営されていましたが、1994年1月1日に、DBとDRは統合された上、民営化(株は全て政府が保有)が実現し、新生DB(Deutsche Bahn AG)が誕生しました。

新しいドイツ鉄道は上下分割、オープンアクセス制が導入され、鉄道運営に携わる色々な会社が誕生しています。その後、整理が行われ、2008年1月から、実際に鉄道の運行を行なう代表的なグループ会社は、以下の3社に再編されました。

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DB Bahn: 旅客列車の運行を担当しています。長距離輸送・地域輸送の両方を行っています。

DB Schenker :貨物列車の運行を担当しています。現在は国内の貨物輸送だけでなく、国際物流にも進出しています。

DB Netze:軌道の保守管理、駅の運営管理を担当しています。インフラ会社ですね。

で、友人から送られてきた写真を拡大して見たところ「DB Schenker」と書かれていました。そこで、ちょっと調べたところ、次のようなことがわかりました。

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ドイツ鉄道のグループ企業であるDB Schenker(シェンカー)は、現在、日本では西濃運輸との合弁企業「西濃シェンカー」として活動しています。

ただ、シェンカーの日本進出は古く、何と今から50年前!! 1964年、東京・秋葉原に事務所を開設したのが始まりだとか‥ 

その後、1979年、ジャンパシェンカーは三井航空サービスと合弁会社を作り、生産地から配達地までドア・ツー・ドアで輸送を手配するNVOCC(非船舶運航業者)の免許を取得して、国際貨物輸送分野に本格的に進出します。その後、船舶を使った貨物輸送に加えて、航空貨物の分野にも進出しています。

1982年に三井航空サービスを引き継いだ商船三井ロジスティクスが日本シェンカーの株式を売却したことを受け、2002年4月に西濃運輸と新たな合弁会社「西濃シェンカー株式会社」(Schenker-Seino Co., Ltd)が誕生したようです。恐らく、その後、シェンカーがDB傘下に入ったことを受けて、DBのロゴマークを使うようになったのでしょう。

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現在では、航空輸送、海上輸送、コントラクトロジスティクス/SCM、グローバルプロジェクト、展示会&イベント、国際引越と業務範囲も広がっています。ちなみに友人が撮影したのは、Logistics Centersの建物のようです。
ちなみに西濃シェンカー株式会社の取締役社長は、ヘルベルト・ヴィルヘルムさんという方(ドイツ系のお名前ですね)。

それにしても日本の首都圏にDBマークが燦然と輝く倉庫があるというのは、正直、驚きです。

現在、ÖBBも民営化され、主要子会社5社を傘下に持つ連邦政府100%出資の国有持株会社ÖBB-Holding AG(ÖBBホールディング株式会社)に改組されていますが、さすがに日本進出はないでしょうね。

なお、DB Schenkerは、オーストリアでもSCHENKER & CO AGとう現地法人があり、物流全般で営業しているのは言うまでもありません。そのため、オーストリア国内でも、DB Schenkerのロゴが入ったトラックなどをよく見かけます。こちらではソチオリンピックのオーストリアチームをSCHENKER & CO AGが支援しています。最後の写真はオーストリアチームを応援するイベントだそうです。


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