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March 10, 2014

個人宅の工事も大がかり?

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ウクライナ情勢が混沌とする中、ソチパラリンピックが開幕し、日本選手が早くも金メダルを獲得していますね。ただ、こちらの話題は、もっぱら「クリミア情勢」です。まぁ、近くで起こっている重大事ですし、ロシアからエネルギー供給を受けていることも影響しているのでしょう。

また、例年ならば、そろそろOstermarkt(イースター市)が始まる頃ですが、2014年の復活祭は4月20日と、最近では遅い部類に入ります(2011年は、もっと遅くて4月24日でしたが‥)。これは復活祭が、クリスマスと異なり、太陰暦にしたがって決められた移動祝日だからだそうです。

という訳でOstermarktも、今年は4月4日、もしくは5日から始まります。3月にウィーンにいらっしゃったお客さまは、残念ながらOstermarktを楽しむことができません。

また、今年のウィーンは暖かいのですが、昨年は3月25日に日中マイナス3.5℃を記録。「記録的な寒波の襲来」となりましたが、今年はどうでしょうか?

さて、今日は「住宅工事現場の話題」をお届けしましょう。

暖かくなってくると建築工事も盛んになります。以前、日本で建築関係の方と仕事でご一緒したことがあるのですが、気温が低い時にコンクリートを打つと、強度が弱くなるため、寒い時期は極力、工事は避けるようにしている‥というお話をうかがったことがあります。

アパートの近くは比較的、戸建て住宅が多いエリアなので、時々、大規模な改築工事を行っていることがあります。何しろ手入れをしっかり行えば、100年単位でもつのが、こちらのお住まい。


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で、あるお宅の改築現場で見かけたのが、写真のようなホッパーです。通常、大規模なビルディングや集合住宅の建設にあたっては、工事現場のこういったホッパーやプラントを架設して工事を行うことが日本でもありますが、一般住宅の現場では希かと思います。

当初、セメントを供給するためのホッパーかと思ったのですが、どうも調べてみると建設用の石灰を供給しているようです。

建設資材には石灰が色々と使われていますが、代表的なものは「漆喰」です。漆喰は、消石灰を主原料に、のりや繊維質を添加した歴史のある壁材です。日本ではコンクリートなどの使用により、純日本式建築や伝統建築の修復などに活躍の場が限られてしまったそうですが、近年、環境問題・健康ブームなどもあり、「地球に優しい建築」・「人に優しい建築」が求められ、再度注目を浴び始めているそうです。

漆喰壁は、一度つくり上げれば解体するまで長持ちし、新たなエネルギーの供給をしなくても機能を保ち続ける構造をしている上に、自然素材で出来ている ため、解体・処分に莫大なエネルギーを必要としません。

自然素材を重視するオーストリアでは、一般住宅の壁材として漆喰系の素材を使っているケースが多いのでしょう。

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で、この建材をホッパーで提供しているのはProfibaustoffe Austria GmbHという会社で、ニーダーエスターライヒ州のErnstbrunn(エルンストブルン)という町に本社があります。

プロフェッショナル向けの建設資材を扱っている会社で、1883年に建築に使う石灰を製造する会社としてスタートしました。創業130年という歴史ある建設資材メーカーです。現在では、石灰だけでなく、幅広い建設資材を製造・販売しています。また、小規模な現場用に袋単位でも販売していますが、建築業者向けにこのようなホッパー単位でも販売しているようです。

しかし、通常の民家なので、敷地内にホッパーを設置することができず、この現場では、工事現場の面した一般道に仮設されていました。ホッパーの下からは建設現場に材料を供給するためのパイプが出ているのですが、道路を横断するため、ちゃんと養生してありました。それにしても大規模な設備で、ちょっとビックリしましたね。

余談になりますが、最近では日本国内でも、ヨーロッパ漆喰を使った施工を行っている業者さんもあるようです。

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