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April 11, 2014

速報 2014/15シーズン フォルクスオーパー・プログラム発表

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数少ない日本のオペレッタファンの皆さま、お待たせしました。4月10日の午後、2014/15シーズンのフォルクスオーパー・プログラムが発表になりましたので、さっそく、その概要をご紹介しましょう。結論から先に申し上げると、オペレッタがかなり削減されて、オペラとミュージカルが多くなっています。

○オペレッタ
気になるオペレッタのプルミエですが、ジャック・オッフェンバックの「パリの生活(La vie parisienne)」(2015年2月21日プルミエ)の一作品だけという結果になりました。この作品は、しばらくフォルクスオーパーで上演されていなかったので、楽しみです。

演出は「La Périchole」、「ジェルロシュタイン大公殿下」、「地獄のオルフェ」などを担当したMichiel Dijkemaさんが行う予定です。

また、現時点では、Johanna Arrouasさん、Siphiwe McKenzieさん、,Elisabeth Schwarz,さん、Rasmus Borkowski,さん、Boris Pfeiferさんなどの出演が予定されています。オペレッタの新作が少ないという噂は聞いていたのですが、実際に、この一作品だけというのは‥オペレッタファンのFeri、涙目‥

このほかレパートリー作品としては、シュトラウスの「こうもり」、レハールの「メリーウィドウ」、カールマンの「伯爵令嬢マリッツア」、パウル・リンケの「ルーナ夫人」の5作品が上演されます。

2013/14シーズンに上演された「チャールダーシュの女王」、「ワルツの夢」の2作品は姿を消しました。ただ、「チャールダーシュの女王」については、2016年の日本公演で上演が予定されているので、2015/16シーズンに再上演される可能性が高いと思われます。

また、来シーズンは、「こうもり」以外は、集中上演される方式に変更されたため、短い滞在期間中に複数の公演を観るのが難しくなっています。そういう意味では、海外からお越しのオペレッタファンには、辛いプログラム展開‥と断言できます。

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○オペラ
オペラのプルミエは、「Onkel Präsident」(2014年10月11日プルミエ)、ドニゼッティの「VIVA LA MAMMA」(2015年1月17日)、モーツァルトの「コジ•ファン•トゥッテ」(2015年5月15日)の3作品が取り上げられます。

なお、、「Onkel Präsident」はFriedrich Cerhaの脚本によるもで、2013年6月1日にミュンヘンのPrinzregenten劇場で初演された作品だそうです。この時から制作にフォルクスオーパーが関わっていたという情報もあるので、来シーズンの上演を前提にしていたのでしょう。

「VIVA LA MAMMA」は、Feriも良く知らない珍品作品。余り上演されないオペラである上に、Rolando Villazonが演出を担当することになっており、こちらでも注目されることでしょう。

レパートリー作品としては、「魔笛」、「イル・トロヴァトーレ」、「トゥーランドット」、「椿姫」、「フィガロの結婚」、「ヘンゼルとグレーテル」、「カルメン」、「アルバート・ヘリング」、「フォデリオ」、「ラ・ボエーム」(再演)の10演目です。

2013/14シーズンに上演された「密猟者」、「サロメ」、「売られた花嫁」、「アントニーと鬼」は姿を消しています。
なお、2013/14シーズンから始まったウィーン少年合唱団の本拠地にある劇場MuThで行われる「Volksoper im MuTh:Erwin, das Naturtalent」(オペラ)も、2月に継続上演されることになりました。

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○ミュージカル
ミュージカルではL. Frank Baumによる「オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of Oz)」(2014年12月6日プルミエ)が取り上げられます。

継続上演されるミュージカルは、「ガイズアンドドールズ」、「キスミー、ケイト」、「マイフェアレディ」、「スウィーニー・トッド」、「ハロー ドーリー!」の5演目です。オペレッタの継続上演作品と同じ数ですが、上演数はミュージカルの方が多そうです。

なお、Robert Meyerさんの怪演が話題の「ローマで起こった不思議な出来事」は、姿を消すことになりました。

○バレエ
プルミエは「MOZART A 2/DON JUAN」(2014年11月16日プルミエ)、「GISELLE ROUGE」(2015年4月12日プルミエ)、「JUNGE TALENTE DES WIENER STAATSBALLETTS II」(2015年6月2日プルミエ)の3作品です。

このほかレパートリー公演として「Märchenwelt Ballett」、「Ein Reigen」、などが上演されます。2013/14シーズンに上演されていた「夏の夜の夢」、「青ひげ公の秘密」は姿を消しました。

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○スペシャル
どのような形式で行われるのかははっきりしませんが、2月16日に「Opernball im Taschenformat 」が予定されています。本当にフォルクスオーパーで舞踏会をやるのでしょうかね?

また、休演日をカバーする裏技「今日のロビー」(2階のビュフェで実施するミニコンサート)も上演されます。
なお、Austria-fan.comにスケジュールが掲載されるているので、合わせてこちらもご覧ください(仕事が早いねぇ‥)。


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フォルクスオーパー |

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Comments

その後、記者会見当日の情報が入ってきましたので、続報としてお伝えします。

まず、劇場の稼働率は82%程度だそうです。がんばっている数字だとは思いますが、連日、ほぼ満席の国立歌劇場に比べると、厳しいですね。今回のプログラム構成も、やはり稼働率を上げることを念頭に置いているそうです。

ミュージカルが大幅に増えているのは、ミュージカルの方が観客動員が多いためだという見解でした。

なお、オペレッタの新作が一本だけ‥というのは、こちらでも衝撃的な出来事だったようで、マスコミも驚いていました。

このほか、ヴィラゾンが「VIVA LA MAMMA」の演出を担当することになりましたが、当たり前ですが、ヴィラゾンは舞台で歌って欲しい‥という意見が多いですね。

それにしても、オペレッタが期間限定上演パターンに移行したため、日本からお越しのファンは、1回の滞在中に2演目を観るのも大変だと思います。

Posted by: Feri | April 14, 2014 at 08:36 AM

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