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April 26, 2014

増改築の手続きは‥

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日本では、今日からゴールデンウィークが始まりますが、この期間を利用したオーストリアやウィーンにお越しになる方もいらっしゃると思います。この時期、ウィーンは晴れると気持ちが良く、街歩きには最適な季節です。

さて、今日は「住まいの話題」をお伝えしましょう。

Feriは、オーストリアで戸建て住宅を購入することはあり得ませんが、Feriの友人で、今、オーバーエスターライヒ州の小さな町に住んでいるご家族がいらっしゃいます。奥さまのご実家だったというかなり古い住まいで、最近、増改築を計画されたのですが、興味深い話を聞くことができました。

まず、オーストリアでは、隣の家との間隔(建物間)が、3メートル以上離れていることが求められるそうです(ウィーンのように建物がつながっているアパートなどは別でしょうが‥)。

Feriも夏におうかがいしたことがあるのですが、地方の小さな町で、比較的建物の間が離れているのですが、それでも改築に際しては、ある程度、設計に制約を受ける‥というお話でした。余談ですが、日本で、建物の間を3メートルも離すことになったら、建築できないところが増えてしまいそうです。

また、増築部分が20平方メートル以上になると、事前に周辺住民への告知と承認が必要になるそうです。向こう三軒両隣当たりが対象になるそうですが、告知するのは土地の所有者なので、現在、空き地(もしくは農地)になっており、人が住んでいない場合も該当するそうです。

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手続きは、告知の業務は役場が行ってくれるそうですが、相続などの関係で分割所有している場合も、すべての関係者に書類が送付されるとか‥

役場からの書類には「○○邸で増築の計画がある。詳しい資料は○月○日まで役場で閲覧が可能である。異議のある人は○月○日までに申し出ること」といった内容が書かれてるそうです。

ご存じのように、オーストリアからドイツなどの他国に引っ越している人もいるので、結構手間のかかる業務ですね。

最終的な期日までに、役場の職員による現場調査(申請内容に問題がないかの確認)があり、周辺住民からの異議申し立てがなければ、晴れて増改築の認可が下りる‥という手順だそうです。

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何でも、このルールはマリア・テレジアの時代にできたものらしく、その頃から、住宅建設に関わる近隣トラブル解消をルールによって行おうとしていたところには、正直、脱帽です。

日本でも、新築や増改築の祭、最も多いのが近隣トラブルです。以前、Feriは日本で住宅会社の仕事をしたことがありますが、その際、現場監督の方から、近隣トラブル防止のための取り組みをうかがったことがあります。ただ、法律で決まっていないだけに、色々と難しい面があるそうです。

なお、今回の写真は、この記事内容とは全く関係がないアパート近くの新築(改築)現場です。でも、この現場も、当然、今、ご紹介した手続きを踏んで、工事に着手したのでしょうね。


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