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May 25, 2014

10区のWaldmüllerzentrum が10周年を迎えました(動画付き)

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今日は、「ウィーン10区にあるホールの話題」です。

ウィーンでは、区でもコンサートなどに使える施設を持っているところがあります。日本で言えば、区の公会堂ですね。

さて、中央駅にほど近い10区(Favoriten)にあるWaldmüllerzentrum(Hasengasse38にあります)が、リニューアルオープンして10周年になったのを記念した「JUBILÄUMSGALA」というコンサートが5月18日に開催されました。

この施設ですが、Feriは、昨年、ウィーナーリートの作曲家Heinrich Streckerさんの生誕120周年コンサートで訪問しています。

実は、今回、行くきっかけになったのは、Feriの友人でもある森野由みさんから、“今度の日曜日に、ちょっとだけ歌うことになったのですけれども、Feriさん、ご都合はいかがですか?”とお電話をいただいたことがきっかけでした。

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11時から始まった第一部は、シュランメルンのデュオによる演奏と歌でした。12時20分から休憩を挟んで、第二部が森野さんも出演された「オペレッタ・ミュージカルの名曲コンサート」、そして15時からがチロリアンバンドによるダンス演奏というプログラムでした。

全体構成を見ていると、第二部が今回のハイライトという感じで、伴奏はピアノ(ピアニストは2名)とヴァイオリン、ソロ歌手の方が6名参加されました。各自、3曲程度歌いましたが、歌手の皆さんは、お客さまの心を短時間で掴む術を心得ているので、地元のお客さまも大いに盛り上がっていましたね。

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お昼を挟むコンサートだったのですが、コンサートホールに隣接したビュッフェでは、グーラッシュやフランクフルターと言った温かいお料理も販売され、第一部では皆さん、お食事を召し上がりながら、シュランメルンの音楽に耳を傾けていました(ケータリング業者さんが入ったようです)。

もちろんワインやビアも常時販売されており、休憩時間以外にも、ビュフェまで買いに行かれるお客さまも結構、いらっしゃいました。しかし、公営施設に立派なビュフェがあるのは、たいしたものです。

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Feriは、次の予定があったので、第二部終了時に会場を失礼しましたが、第三部ではホール内のテーブルと椅子を片づけて、ダンスができるようになっていました。さすが、ウィーン。

この施設ですが、コンサートホールの隣が、図書館になっており、ある意味、複合文化施設と言うことができるでしょう。

ところで、当日は入場無料ということもあり、12時の段階で満席状態。Feriは、会場案内のおばちゃんに頭を下げて、おばちゃんグループの席に潜り込ませてもらいました。

興味深かったのは、森野さんが歌ったオペレッタもの2曲の伴奏ペースです。ご年配の男性ピアニストが伴奏を担当されたのですが、今のフォルクスオーパーなどに比べて、非常にゆったりとして演奏でした。いわゆる古いウィーンスタイルのようです。なるほどねぇ。

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また、唯一、日本人として参加した森野由みさんに対して、ほぼ100%地元のオールドファンが、どういう反応を示すか、興味がありました。彼女は、ウィーンでの生活が長いこともあり、ドイツ語の発音もしっかりしています。そのため、歌い終わった後は、盛大な拍手。

Feriも友人として、嬉しかったですね。実は、こういう地元密着のコンサートは、耳の肥えているご年配が意外と多く、外国人歌手にはハードルが高いのですよ。もっともご年配の方を大切にする彼女の人柄も、影響していると思います。

ところで、Favoritner Kulturfestivalの音楽パートについては、Ingrid Merschlさんという女性歌手(4枚目の写真に写っている方)が、プログラム企画から、コンサート当日のMCまで務めています。非常に多才な方で、区の限られた予算の中から、地元の皆さんに喜んでもらえるプログラムを日々考えているとか‥ Ingridさん、歌も上手ですが、MCも見事です。

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先日、フォルクスオーパーのオペレッタについて、記事を掲載しましたが、このような会場に、入場無料とは言え、多くのお客さまが集まることを考えると、まだまだウィーンには、ファンが多いということがよくわかります。

実際、同席になったおばちゃんグループは、第二部が終わったら、別の会場で開催されるコンサートに行く‥とおっしゃっていました。

やはり、気軽に観ることができるという観点では、入場料がネックになっていることがうかがわれますね。ちなみに、有料の場合でも、10Euro以下に設定されていることが多いようです。

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日本人の感覚だと、1万円以下でオペレッタのフルバージョンを、最高の席で観ることができるのは、嬉しい限りですが、こちらの皆さんの所得水準を考えると、やはり「高い」のでしょうね。

それにしても、区が独自に予算を割いてKulturfestival(芸術祭)を開催するのですから、ウィーンはたいした街です。

余談ですが、10区(Favoriten)は、先日U1の延長工事でご紹介したKurpak Oberlaaがあります。こちらは、今年40周年を迎え、5月4日から9月6日まで、様々な行事が繰り広げられることになっています。

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