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May 31, 2014

Life・Ballポスター騒動

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5月最後の話題は、本日、5月31日にウィーンで行われる「Life・Ballにまつわる話題」をお届けしましょう。

毎年、エイズ患者を支援する目的で、ウィーンでは市庁舎前広場でLife・Ballと呼ばれるチャリティー行事が行われます。

有名アーティストが多数参加する有料コンサートなどが行われ、収益金がエイズ患者の支援などに使われるそうです。この行事ですが、1993年に第1回が開催され、今年で22回目を迎えます。

また、前日の30日にはブルグ劇場で「Red Ribbon Celebration Concert」(レッドリボン祝賀コンサート)が行われましたが、今年は話題のコンチータ・ヴルストブルストさんも登場し、寛容と尊厳について詩を発表しました。

一連の行事は、ウィーン市をはじめとした行政も全面的に協力しており、Wiener LinienでもULFにLife・Ballのラッピングを施しています(トップの写真が、今年のラッピング電車です)。

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毎年、ポスターが作成され、街中に貼られるのですが、5月中旬に発表された今年のポスターがちょっと物議をかもし出しています。

ちょっとした違いで2バージョン存在するのですが、一つは女性の股間に「男性の性器」が付け加えられているのです。

最後の写真が、その実物です。こちらでは問題はないのですが、日本では異論もあると思うので、左側の写真については問題の部分は加工してあります。ご了承ください。

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ORFの番組では、ポスターをデザインした人物が登場して、制作趣旨を説明していました。どうも同性愛者などへの差別をなくす趣旨でデザインしたようなのですが、案の定、反対意見を表明する人が現れて、新聞の中にはオリジナルを加工したポスターの写真も‥ 街中でも、意図的にポスターの問題部分を黒塗りしたものも出ています。

Life・Ballも、最近ではエイズ患者支援という性格に加えて、同性愛者が集まる傾向が出てきているだけに、このようなポスターが誕生したようですが、さすがに刺激が強すぎたようです。

オーストリアは、カトリック信仰の厚い国ですが、政府・自治体も同性愛者に対して寛容なところが、ちょっと変わっているような気もします。

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