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May 30, 2014

グラーツ駅前から路面電車が消えた?

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今日は「グラーツの路面電車の話題」をお届けしましょう。

オペレッタ「白馬亭にて」を観るため、ウィーンからÖBBの誇るrailjetでグラーツへ向かいました。前回、グラーツを訪れたのは2011年12月ですから、3年半ぶり‥ということになります。

前回、訪問した時には駅前広場の整備事業を行っていたのですが、これが完成したようです。で、駅からホテルに向かうため広場に出たところ、路面電車の姿が見えません。

いったいどこへ行ったのか? ふと駅前広場にある地下へ続く階段に路面電車のピクトグラムが‥ 何と駅前広場の地下に路面電車の駅(停留所と呼ぶより、駅ですね)を作ってしまったのです。

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従来、エッゲンベルク城方面に行く1系統などは旧市街方面から、まっすぐEggenberger Straßeへ入っていたのですが、中央駅手前で地下に入り、右に90度近く曲がります。

そして、駅前広場地下に設けられた地下駅へ。地下の駅はちょうどÖBBの線路と平行になっています。2編成の路面電車が同時に発着できるように向かい合わせのプラットホームは、かなり長くなっているのが特徴です。

また、地下駅ですが、中央部分は吹き抜けになっており、空が見えます。ちなみに最後の写真は、広場から地下駅を見下ろしたところ。

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地下駅をエッゲンベルク城方面に出発すると、左に270度回ってÖBBのグラーツ中央駅下を通過して、Eggenberger Straßeへ顔を出します。

地下区間にあるのはHauptBahnhofの一駅だけ。従来、路面電車は幹線道路のBahnhofGürtelを横断していましたが、地下に入ったことで平面交差はなくなりました。

ウィーンでも、一時、路面電車の地下化が進みましたが、コストパフォーマンスの関係から、その後は地下化する動きはなくなっています。

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そう考えると、今回のグラーツ中央駅前の地下化というのは、珍しいパターンかもしれません(ウィーンに対抗心のあるグラーツらしいとも言えますが‥)。なお、地上にはバスターミナルが設けられています。

ただ、せっかく地下駅にしたのは良いのですが、駅前の地下商店街とは、現在、直接つながっておらず、一旦地上に出てから、再び別の階段で地下商店街に行くという変則パターンになっています。

もしかしたら将来的には地下商店街とは地下通路で結ばれるかもしれませんが、何となく釈然としませんね。なお、現在、地下化されたHauptBahnhofを使っているのは1系統、3系統、6系統、7系統の4系統です。

昔はHauptBahnhofで折り返す系統もありましたが、今はなくなっています。そのため、思い切った地下化が実現できたのでしょう。

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