« 「○○百貨店の包装紙」の謎 | Main | オーストリア航空のプロモーションビデオ<動画付き> »

June 18, 2014

補修作業が進むSバーンの駅

Img_2014_03_1612_001

今日はウィーンの「駅の話題」です。

このブログでも時々紹介していますが、ウィーンのSバーンや地下鉄の駅にはオットー・ワグナーがデザインしたものが、今でも残っており、現役で使用されています。

なかなか風情のある駅で、Feri好みなのですが1900年前後に建設されているため、定期的に補修作業が必要になります。

最近行われた大規模な工事としては、このブログでも工事の経過をお伝えしたU6のJosefstädter Straße(ヨーゼフシュテッターシュトラーセ)がありますね。

一方、Sバーンの駅については、Josefstädter Straße駅ほど大規模な改修工事は行われていませんが、補修工事は行われています。

Img_2014_03_1451_001

オットー・ワグナーのデザインは、プラットホームホに掛かっている屋根については、天井部分に細かいラインが入っているのが特徴です。

先日、S45に乗っている時、補修作業の現場を目撃しました。ちょうど天井部分の補修をやっていたのですが、移動式の足場を組んで塗装職人さんが、その上に登り、上向きにラインを描いていました。冒頭の写真が、その工事風景です。

何しろ日中は10分間各で列車がやってきますから、その都度、作業を中断せざるを得ません。ある意味、気の遠くなるような作業‥と言えるでしょう。

Img_2014_03_1475_001

また、興味深いのはバリアフリー化のためにリフト(エレベーター)を設置する際も、通常のSバーン駅のような無機質なデザインではなく、古い駅舎に調和するデザインが採用されていることです。

3枚目の写真はS45のGersthofですが、無機質なステンレス製の筐体を緑色のカバーで覆っています。これだと正面から見ない限り、ステンレスの部分は見えません。なかなか工夫されたデザインだと思います。

また、これらの駅の大多数は高架になっていますが、プラットホームだけではなく、高架下の駅舎部分にもご注目。

Img_2014_03_1474_001

ほとんどの駅は、駅員がいない無人駅ですが、駅舎の一部がカフェやインビスなどになっているところがあります。こういった飲食店の入り口も写真のように、彫刻を施したなかなか凝った作りになっています。右側に見える近代的な券売機と好対照ですね。

また、オットー・ワグナーが関わった駅は、床のタイルにも特徴があります。当然、床のタイルは、お客さまが歩くところなので痛みも早く、天井以上に補修作業が必要です。これも、職人さんが一枚一枚、手で張っていくのですよね。
ただ、残念なのは、こうやってきれいに修復された駅も、すぐにいたずら書きのターゲットにされてしまうことが多いのです。

立派な文化遺産なだけに、きれいに使ってもらいたいと思うのは、Feriだけではないと思います。


※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

鉄道のお話 |

« 「○○百貨店の包装紙」の謎 | Main | オーストリア航空のプロモーションビデオ<動画付き> »

Comments

落書きされるとは何とも酷い話ですね。防犯カメラを設置したり、警備員を配置しても無駄なのでしょうか?どうも、あちらの不良グループはあちこちで落書きしたがる悪い癖があるみたいで・・・困った話です。

Posted by: おざきとしふみ | June 21, 2014 22:16

おざきとしふみ様、こんにちは。

警察でも、暴行事件をはじめとする人的な被害が出るような犯罪については取り締まりを強化しているようですが、ここまでは手が回らない感じですね。

以前も紹介したことがありますが、地下鉄の車庫に侵入してスプレーでいたずら書きをしたグループがある程ですから‥

深夜時間帯にいたずら書きをするグループが大多数なので、検挙するのも難しいのでしょう。

Posted by: Feri | June 22, 2014 09:38

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 「○○百貨店の包装紙」の謎 | Main | オーストリア航空のプロモーションビデオ<動画付き> »