クジャクを見るならエッケンベルク城
本日、決勝が行われるF1オーストリア・グランプリ。ワールドカップの影に隠れて今ひとつ盛り上がりに欠けますが、予選の結果、ウィリアムズ勢がフロントローを押さえましたね。レッドブル勢はリカルドが5番手、ベッテルが13番手という結果です。さて、こちらで14時から始まる決勝の結果は‥
さて、今日はグラーツにある「エッケンベルク城の話題」をお届けしましょう。
最近のグラーツ行きはオペレッタを観ることが目的なので、いわゆる「観光」はほとんどしないFeri。今年、何十年ぶりにエッケンベルク城を訪問しました(そもそも、前に行ったのが、いつだったか覚えていません‥)。
ユネスコの世界遺産にも指定されているエッケンベルク城は、ヨハン・ウルリヒ・エッゲンベルク公が、1625年に全宇宙をモチーフとした建てたといわれる城です。
現在は、州立博物館ヨアネウムに属しており、豪華なプラネットホール、客室と並んで、アルテ・ギャラリー、コインコレクション、考古学博物館、色鮮やかな惑星庭園、そして美しい庭園が自慢です。
また、2006年にエッゲンベルク城で、17世紀初頭の大阪城と城下を描いた「大阪図屏風」が再発見されたことから、2009年10月大阪城と友好城郭提携を締結されています。この話題はテレビ番組でも取り上げられたので、ご存じの方も多いと思います。
そのため、最近ではグラーツを訪れる日本人観光客の皆さまも、エッゲンベルク城を見学することが多くなっているようです。
へそ曲がりのFeriは、エッケンベルク城を館を訪ねても中の博物館はパス。実は久しぶりに見たかったのは、きれいな庭園内で放し飼いになっているクジャクたちです。
夕方、エッケンベルク城を訪れたFeriは、庭園だけの入場券(2Euro)を買って、中に入りました。そう、ここの庭園は有料なのですよね。ただ、有料になっているだけあって、非常にきれいに整備されています。
余談になりますが、地元の皆さんも散歩で、この庭園を訪れる方が沢山いらっしゃいます。そのためシーズンチケット(12Euro)が用意されています。6回で元が取れる計算なので、地元の皆さんは、これを使っている人が多いようです。
さて、正門から入り、城の方に向かうと、居ました、居ました、クジャクが‥ 場所柄、外的から襲われる心配がないためか、のんびりとしています。当然、観光客が近づいても、堂々たる態度。たいしたものです。
もちろんお客さまが見たいのは、クジャク特有の「目玉模様の羽」を広げたところ。Feriはクジャクの生態に詳しくありませんが、きれいな色彩の尾羽を持っているのは雄だけなのですね。また、通常、大きな尾羽は「つがいの儀式」や「求愛行動」に用いられるとか‥
しばらく庭にたたずむクジャクを観察していると、突然、羽を広げ出しました。一羽は羽を広げると、周囲に居た別のクジャクも、つられるように羽を広げています。面白いですね。
当然、庭にいた観光客の皆さんも、大喜び。記念撮影大会が始まりました。
また、クジャクは独特の鳴き声が有名ですが、この時は、鳴くことなく、羽を広げていました。
なお、本当かどうかは知りませんが、雌は、雄の麗しい尾羽の大きさ、色、豪華さによって相手を選ぶとか‥今流にいえば「婚活グッズ」ということになりそうです。
クジャクの寿命は20年と言われているので、もしかしたらFeriが、その昔、エッケンベルク城を訪問した際に出会ったクジャクが残っていたかもしれません。
エンケンベルク城は、路面電車で市内の中心部から簡単に行くことができるので、皆さまも機会があったら、訪ねてみてはいかがでしょうか。
ガイディングツアーもあり、博物館をじっくり見ると、かなり時間はかかりますが、楽しい一時を過ごすことができると思います。
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