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July 29, 2014

ホイリゲとオペレッタの共通点…

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今日は「ホイリゲの話題」ですが、ちょっとひねってみました。

ウィーンは、元々、色々な国の方が住んでいますが、最近は、その傾向が強くなり、場所によっては街中でオーストリア訛りのドイツ語が聞けないところも増えてきました。

Feriのアパートがある17区(Hernals)や、お隣の16区(Ottakring)でも、街中を歩いている時、周囲の人の会話が耳に入ってくることがありますが、何を言っているのかさっぱり…というケースが多いですね。何でもクロアチア語やロシア語などを話す人が増えているそうです。

そんな中、オーストリア訛りのドイツ語が飛び交っているのが、実は地元の皆さんご愛用のホイリゲです。もちろんホイリゲの中には、外国人観光客の方が多数来場するお店もありますが、そういったコースから外れている「隠れホイリゲ」も存在します。

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Feriは、そういったところに紛れ込むのが好きです。日の長い時期は黄昏時の一時、ホイリゲでのんびりとワインを楽しむのは至高の一時(大げさですが…)。

一人でフラリとホイリゲに行くと、飲みながらお客さまを観察しています。Feriが行きつけのホイリゲの場合、とくに夕方の時間帯はご年配のお客さまが多いですね。もちろん、会社の同僚や学生など若手グループもいますが、比率からするとご年配の方が上…

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あるホイリゲでは、毎日、男性のグループがやってきてスタンディングで、ワインを飲みながら雑談に興じています。何となくリタイヤ組のおじさま達…という雰囲気です。

一番多いのは、ご夫婦で参加するグループ。お誕生会などのケースもありますが、単に集まってワインを飲みながら食事をして、雑談に興じる…というパターンが多いようです。

先日、相席になった人達は、奥さまのお友達グループ。ところが、参加したダンナさんが一人だけだったので、完全に蚊帳の外…寂しそうでした。

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地元密着のホイリゲでは、グループ、個人を問わず、ご年配の方が本当に多い…と最近強く感じるようになりました。

ふと、最近、フォルクスオーパーでオペレッタを観ている時、こういった地元のホイリゲと、なぜか客層が近い…と感じるようになりました。

オペレッタも若いお客さまがいない訳ではありませんが、通常公演では圧倒的にご年配の方が中心です。

フォルクスオーパーは国立歌劇場に比べて料金が安いとは言え、年金で生活をされている方にとっては、良い席は高額です。そんなこともあるのか、全席が7Euro均一で、かつ日中に開催される「有料ゲネプロ」には、ご年配のお客さまが殺到します。

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2013/14シーズンに行われた「伯爵令嬢マリッツア」の有料ゲネプロも、まさしくそんな感じでしたね。

最近、フォルクスオーパーではオペレッタを若い方にも楽しんでもらおうと、演出などにも工夫を凝らしていますが、ミュージカルなどに比べると圧倒的にご年配の方が多くなっています。

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ご年配のお客さまが若かった頃は、フォルクスオーパーに出演していた「オペレッタの歌役者さん」も素晴らしい方が沢山、いらっしゃったことでしょう。残念ながら、今のフォルクスオーパーでは、「名前だけでお客さまを呼べる若手の歌役者さん」は存在しません。

「メリーウィドウ」のダニロも、「パリのキャバレーに入り浸る粋な伊達男」というイメージを持っている人は、いませんからねぇ‥

そうなると、若い方の動員は、非常に難しいのかもしれません。口の悪い友人の中には、「オペレッタの時は老人ホームみたい‥」と言う人もいますが、確かに雰囲気は、そんな感じですね。

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そうなると、若い方の動員は、非常に難しいのかもしれません。口の悪い友人の中には、「オペレッタの時は老人ホームみたい‥」と言う人もいますが、確かに雰囲気は、そんな感じですね。

ただ、ご年配のお客さまだけに頼っていたのでは、尻すぼみになるのははっきりしています。さて、2014/15シーズン、フォルクスオーパーはどうなるでしょうね。

さて、Feriも、それなりの歳なので、賑やかな若い人にはついて行けません。ホイリゲも、静かではないのですが、ご年配のお客さまが多いためか、オーストリア訛りのドイツ語を耳にしていると、何となく気分が落ち着いてきますね。

ウィーンで「地元未着のホイリゲ」がオペレッタのように衰退しないことを祈るばかりです。

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Comments

Feri様、ご無沙汰しております。私の印象では昔から国立歌劇場でもムジークフェラインでもご年配の方が多いと感じておりました。それはもうずっと以前から持っている印象です。もちろん立ち観席や天井桟敷には若い方々がたくさんいましたが(昔は私もその一人でした)欧州ではクラシック音楽はご年配の方々が聞く音楽なのかと思ったものでした。人それぞれ視点が違い、私の友人などは天井桟敷にいる若い人達を見て流石は本場ヴィーンだ、熱心な若い人達がたくさんいると言っていました。聴衆の年齢に対する印象も見方が違うと違って見えるのでしょうか?確かにご年配の方々が多くなった様にも感じますが、実際の統計ではどうなのか興味がありますね。

Posted by: ハンドルネーム:ウィーン | July 29, 2014 19:56

ハンドルネーム:ウィーン様、お久しぶりです。

また、コメント、ありがとうございます。

ムジークフェライン、とくにウィーンフィルの定期コンサートは本当にご年配の方が多いですね。

若い方は、おおむね会員の方から転売されたチケットを使っている人だとか‥

国立歌劇場に関しては、最近は「世界の観光地」と化してしまっているので、ちょっと雰囲気も変わってしまいましたが‥

データーは見たことがないのですが、クラシック音楽に関しては、地元の若い人はあまり聴きに来ないようですね。

Posted by: Feri | July 29, 2014 23:02

お久し振りです。
楽友協会では、子供や若い方向けの催物や
学校のクラスを最終リハーサルに呼んだり、という活動をしていますが
担当の方いわく
クラシックはお金のかかる趣味だし
若い頃は、クラシックなんてダサい、と周囲に合わせる傾向が強いけれど
ある程度の年齢になって、経済的な余裕が出てくると
クラシックに戻る人も多いのではないか、とおっしゃっていました。

確かに経済的時間的余裕がないと、クラシックのコンサートはなかなか楽しめないかもしれません。
若い方は映画などに流れてしまいますから(安いし)

年配の方でも、ウィーン・フィルの定期会員の方々って
クラシックが好きで来ている、というのと
またちょっと違った層、という気はします。

はっぱ

Posted by: はっぱ | July 30, 2014 02:38

はっぱ様 ご無沙汰しております。

>ある程度の年齢になって、経済的な余裕が出てくる

確かに、これはキーワードかもしれませんね。このあたり、脈々と流れる文化とも関係しているような気もします。

Posted by: Feri | July 30, 2014 09:17

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