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July 26, 2014

Susi雑感

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今日は「Susiの話題」をお伝えしましょう。「寿司や鮨ではなくSushi」です。

2013年12月、「和食」がユネスコの無形文化遺産に認定されたこともあり、オーストリアに限らず、欧米では和食の人気が高まっていますね。

特に伝統的な和食とは別に、寿司に代表される「世界的に市民権を得ている和食」も増えています。とくにSusiは、海外の大型クルーズ客船にも「寿司バー」が開設されるなど、一般的になっていますね。

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当然、ウィーン市内にも、日本人以外の方が経営している飲食店でもSushiを提供しているところが非常に増えています。専門店もありますが、アジアの様々な料理を提供するレストランでも、Sushiはほぼ間違いなくメニューに載っています。

そう言えば、先日、久しぶりに地方からウィーンにいらっしゃった友人と一緒に入ったビュフェ方式の中華レストランでも、回転寿司のコーナーがあり、Sushiが回っていました(Running Sushiと言いますが…)。

一方、ウィーンにも多数の店舗を展開しているお魚マークのシーフードレストラン「NORDSEE(ノルドゼー)」でも、最近はパックに入ったお寿司を販売するようになりました。

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特設のコーナーを設けてSushiBentoという名前で売っています。お値段は大きいパックが14.9Euro、小さい方が7.9Euroです。内容は巻物と握りのセットです。販売を継続しているということは、それなりに需要があるのでしょう。

ちなみに5枚目の写真は、以前、ドイツのMünchenに行った際に見かけたノルドゼー。入り口で大々的にSushiのアピールを行っていました。


このほか、スーパーマーケットの中でも大きな店舗では、やはり同様の寿司セットを販売しているところが出てきました。

以前、寿司セットの販売は、どちらかと言うと高級志向のスパーマーケット中心でしたが、最近では安売りで有名なHofer当たりでも、写真のような寿司セットを積極的に販売するようになりました。

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こういったテイクアウト系のSusiが出てくるということは、それだけ市民権を得ているということなのでしょう。

お召し上がりになっているところは見たことはないのですが、平素は料理をしないアパートの家主さんも、冷蔵庫にはキッコーマンの醤油を常備しています。恐らく、友人などがSusiを持ってくることがあるのかもしれません。

このほか、スパーマーケットでも、寿司を作るために必要なお米や海苔などを販売しているところが増えてきました。写真はSPARで販売していたイタリア原産の「SUSHI-REIS」。250gで1.29Euro(1kgだと5.16Euro)でした。当たり前ですが、PREMIUMを名乗っているだけあって、高いですね。

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これらの「こちら仕様のSushi」ですが、正直、日本人から見ると???という「不思議なネタを使った寿司」もあります。まぁ、海外の方がお召し上がりになるのですから、やむを得ないかもしれません。

また、明らかに日本と異なる寿司ネタが使われているケースもあります。これはネタになる魚が捕れないことがあるので、高級和食店はいざ知らず、リーズナブルな料金で提供するお店では代用品で考えざるを得ないと思います。

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余談ですが、以前、サミットの時、首相が搭乗する政府専用機で「大間のマグロ」を空輸し、現地で振る舞ったという話を耳にしたことがあるので、やる気になればできるでしょうが‥

そう言えば、昔は日本でもサーモンのにぎり寿司などはありませんでしたが、今ではポピュラーなネタになっていますから、時代とともに変化することもあるのでしょうね。

無形文化遺産に登録されたことで、日本国内では「和食文化」を保護するための継続的な措置が求められますが、海外での「日本の食文化への理解」は難しいものがあるような気がします。

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農林水産省あたりが、海外での啓蒙活動に力を入れているようですが、食というのは、地域の皆さんの日常生活に密接に関係があるものだけに、海外で「伝統的な食材を使い、伝統的な調理法を施したもの以外は和食とは認めない」というのはちょっと‥

考えてみると、日本ほど海外の料理を日本人の味覚にマッチするようにアレンジして、定着させている国はないと思います。

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実際、イタリア人に、トマトケチャップで味付けした日本のスパゲティ・ナポリタンを見せるとビックリするそうです。

また、日本の国民食とも言われるカレーも、インドの方が見たら???がつくことでしょう。ほかにもラーメンや餃子についても、日本独自の進化を遂げて、オリジナルと大きく変わっているとか‥

そう考えると、Susiがヨーロッパでアレンジされて、こちらの皆さんの口に合うような料理に変化することは決しておかしな話ではないと思います。

日本国内で食文化の継続性を訴えるのであれば、まずは「変な料理の組み合わせが多い学校給食の改善」が大切かもしれません。


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Comments

Feriさん、こんにちは。

魚を食べたいときのNORDSEE、
ウィーン滞在中のみならず、ミュンヘンでもバーデンバーデンでも、
大変お世話になりました。

オーストリアという海のない国で、SUSHIをはじめ、
魚を食べる、それも生を食べるという習慣が生まれることが、
まず、とんでもない出来事ですよね。

UDONも増えているような気がします。
タイ料理屋さんなどでみかけました。

Posted by: ぷいい | July 26, 2014 11:22

ぷいい様、コメント、ありがとうございます。

確かにそうですね‥

私がいつも驚くのは、上手にお箸を使っているオーストリア人です。

Posted by: Feri | July 26, 2014 13:57

Feriさん、いつも読み逃げですみません。楽しませてもらっています。

昔は学校に行く時子供におにぎり持たせると「恥ずかしいからイヤ」と言われてたらしいですが、今は「みんなに取られるからイヤ」と言います。誕生日会をやると、日本人の家に行けばお寿司が食べられる、と思っているみたいで、1升炊いてお寿司を作ったたこともあります(大変でした!)。時代は変わりましたねぇ。

Posted by: おふら | July 28, 2014 05:23

おふら様

面白いエピソード、ありがとうございます。おっしゃるとおり、時代が変わりましたね。

Posted by: Feri | July 28, 2014 10:37

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