謎のピクトグラムシリーズ 自転車はお断り?
今日は「謎のピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。
ウィーンをはじめとするオーストリアは、環境負荷が少ない自転車利用を積極的に推し進めているので、比較的自転車に優しい国です。ウィーンでも自転車専用レーンや公共駐輪場の整備などが行われており、日本よりは自転車が使いやすいかもしれません。
さて、先日、写真のようなピクトグラムを見つけました。「自転車のシルエットの斜線」ですから、「自転車禁止」というピクトグラムです。高速道路などの自動車専用道路は自転車が走行できませんから、この手のピクトグラムが出ていることはありますが、これは「あるお店の店頭」です。
このお店ですが、書類のコピーやプリントを行う「CopyShop」です。こちらでは不思議なことに「CopyShop」は営業時間が長く、ウィーンでは24時間営業をしているお店も数多く見られます。やはり、夜中に書類をコピーして、翌日のプレゼンに使う‥ということがあるのでしょうかね。
この手のお店に来店する方は、コピーした書類の運搬などもあるため自転車を利用する方が多いようです。また、デリバリーサービス(バイク便)で自転車を使う会社もあるので、当然、その手の車両も来るでしょう。
このお店は歩道のある道路に面しているものの、専用の駐輪場が確保されていないようです。そこで、店頭に自転車を多数、置かれると歩行者の通行に支障をきたすため、「店頭の駐輪禁止」に踏み切ったようです。近くの住人からクレームでもあったのかもしれません。
ただ、店頭に張り出してあるピクトグラム下の注意書きをよく見ると「希望者には自転車駐輪用のチェーンを貸し出しします」と書かれていました。近くに駐輪場に止めて、お店を利用してください‥ということなのでしょう。
ところで、Feriは、「駐輪禁止」以上に、「駐輪用のチェーン貸します」の方が驚きました。一方的に駐輪禁止にしないところに、自転車利用者に対する優しさを感じる気がします。
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Comments
Feri さま、ご無沙汰しております。
張り紙をよく見ると
ショップの中に自転車を入れないで下さい、と書いてあります。
ショップ前に駐輪するな、という事ではなく、自転車をそのままショップに入れないで下さい、という事でしょう。
(地下鉄などのように自転車をそのまま入れる人が多いので)
自転車が当たって機材を壊したりなどの事故を避ける意味かと思います。
Posted by: はっぱ | August 13, 2014 13:02
はっぱさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。店内に自転車を持ち込んだヤツがいるわけですね。その場面も見たかったなぁ‥
Posted by: Feri | August 14, 2014 07:57