« 夏は自転車運搬車両の出番です | Main | 謎のピクトグラムシリーズ 自転車はお断り? »

August 12, 2014

路面電車のスロープは、こう使います

Img_2014_03_1110_001

今日は「路面電車に付いているスロープの話題」をお届けしましょう。

Wiener Linienの超低床式路面電車ULFは道路との段差が10cmほどしかないため、通常は段差を意識せずに乗り降りすることができます。

見ているとベビーカーを利用している方も、比較的簡単に乗降ができるようです。しかし、車いすの場合は10cmの段差でも大変です。特に重量の重い電動車いすの場合、一人で乗るのは難しいようです。

そこで、ULFには最前部、運転室の後ろに車いす専用スペースがあるのですが、ここの乗降口に折りたたみ式のスロープが設置されています。

Img_2014_03_1110_001_2

このスロープですが、通常は折りたたまれて床と一体になっています。利用する際は、運転士さんが運転室から出てきて専用の工具を使って引き出します。2枚目の写真は、車いすの搭載が終わり、スロープを畳むところ。運転士さんが右手に持っているのが工具です。

車いすをご利用の方が降りる際も、再びスロープを使うため、運転室後ろの専用スペースには「車いす用の降車ボタン」が付いています。

これを押すことで、運転士さんは次の停留所で車いすのお客さまが高射することがわかる訳です。運転士さんは、停留所到着後、運転室から出て、スロープを展開する訳ですね。

Img_2014_03_0834_001

こちらでは、通常、ポイントの転換不良、ドア故障や乗務員交代などの場合以外、運転士さんは運転室から出てきませんし、お客さまの乗車支援も行いません。例外は車いすの場合だけ‥ということでしょうか。

なお、このスロープは市内を走るバスにも設置されていますが、こちらは幅が広い宇中央扉に付いています。使い方はULFと同じでした。

Img_103_06_2677_001

なお、在来車の場合、ベビーカーの搭載は乗客の皆さんが支援することで何とかなりますが、車いすの場合、床の高さに加えて、ドアの中央に手すりが設置されている関係で、搭載は不可能です。

そのような背景もあり、バリアフリー化の一環として、全路線にULFが投入されることになりました。ただ、車両数が限られていることもあり、ULFがくるまでに、時間のかかる路線があるのはやむを得ないところですね。

そのため、現在では、停留所にULFを使用した列車が来るまでの時間が表示されるようになりました。


※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

鉄道のお話 |

« 夏は自転車運搬車両の出番です | Main | 謎のピクトグラムシリーズ 自転車はお断り? »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 夏は自転車運搬車両の出番です | Main | 謎のピクトグラムシリーズ 自転車はお断り? »