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August 11, 2014

夏は自転車運搬車両の出番です

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今日は「サイクリングにまつわる話題」をお届けしましょう。

時々、ブログでもお伝えしていますが、こちらではサイクリングを楽しむ人が沢山いらっしゃいます。また、それに合わせて自動車が通らないサイクリング線用道路なども整備されているエリアもあります。

Feriが、毎夏、訪れるシュタイヤマルク州のMurtalも風光明媚な谷なので、天気が良い日はバカンスに来ている人がサイクリングを楽しんでいる光景を目にします。

Murtal周辺でサイクリングを楽しんでいる人は、地元の方は少なく、ほとんどがウィーン、ザルツブルクなどの大都市やドイツ、イタリアなどからきているお客さまです。

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日本では自分の自転車をバカンスエリアに持ち込んでサイクリングを楽しむというのは、かなりサイクリングにはまっているバイカーだと思うのですが、こちらでは一般的なレジャーなので、自家用車にも自転車を搭載するキャリアを取り付けている人が多いですね。

自分たち自転車をわざわざ持ってくるのは「夏休みの期間が長いこと」が理由だそうです。1ヵ月くらい滞在するグループもいますからね‥ 

自転車の運搬ですが、乗用車の屋根にキャリアを取り付けるケースもありますが、高速道路での安定性を考えているのか、最近多いのは、写真のように後部に取り付ける方式です。

リゾートエリアでは気軽なレジャーとしてサイクリングが位置づけられているため、色々な工夫がなされています。その一つは、鉄道での自転車輸送です。

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ウィーンでも地下鉄などに自転車を乗せることができますが、こちらは実用。リゾート地の場合、行きは鉄道で自転車を運び、サイクリングで宿泊しているホテルやペンションまで戻ってくる(この逆もあります)というパターンが普及しています。

また、往復とも鉄道を利用し、到着した駅周辺エリアを自分の自転車で回る‥という楽しみ方もあります。

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そのため、狭軌鉄道のMurtalbahnで運行されているディーゼルカーには半室自転車運搬用のスペースが設けられている車両が存在します。

ただ、夏の間、Murtalbahnで人気があるのは蒸気機関車による特別列車(Dampfzug)です。Murau-Stolzalpe-Tamsweg間を1時間40分ほどかけてのんびりと走るDampfzugは、子供さんのいらっしゃる家族連れを中心に大変人気があります。ちなみに普通列車は、この区間を1時間で結んでいます。

このDampfzugには、Murtal-Barという簡易食堂車(Barwagen)が連結されているため、おじさまも乗るだけでも大変楽しめますが、そこは「遊ぶことにかけては欲張りなこちらの皆さん」。

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片道は自転車でサイクリングを楽しもうというグループも沢山、いらっしゃいます。また、鉄道会社の方も、こういった需要を喚起するためFahrradzugというバイカーの利用を想定した列車も設定しています。

そこで、活躍するのが自転車運搬車両です。基本は通常の有蓋車なのですが、専用車の場合、車体に自転車のピクトグラムが描かれているのが特徴です。

Murtalbahnには何種類かの自転車運搬車両がありますが、最も大型の車両は車体がアルミ製ですが、これは自転車運搬専用車ではなく、通常は貨物輸送に使われています。自転車輸送も可能な兼用車両ですね。

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このほか、昔の貨車を改造した小型、中型の車両も存在します。写真の赤い自転車運搬車両は、最近、配置されたもので、こちらは専用車両です。

いずれの車両も、自転車は天井に付いているフックにぶら下げる方式で、鉄道の係員が対応しています。自転車を預けたお客さまは、客車に乗車し、汽車の旅を楽しむ‥という趣向です。

なお、最後の写真で最後尾についているのが、自転車運搬車両です。ほかの客車に比べてアルミ貨車が異色ですが、これはやむを得ないかもしれません。

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鉄道のお話 |

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