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August 29, 2014

オーストリアの地元意識

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こちらでも宮崎駿監督がアカデミー名誉賞の受賞が決まったたことは、ニュース等で大きく取り上げられています。こちらでもジブリのアニメは人気がありますからね。

さて、今日は「オーストリアの地元意識」についてお届けしましょう。

ウィーンに居ると、余り感じませんが、地方に行くと、「住んでいる地元に対する帰属意識が高い」と感じることがあります。

Feriが、毎夏、滞在しているザルツブルク州Lungauという地域はタウエルン山脈の南側にあるため、州都のザルツブルクからは、かなり離れています。また、ムール谷と接しているため、隣のシュタイヤマルク州との交流も盛んなエリアでもあります。しかし、意外と「ザルツブルク州の一員」という帰属意識が強いのです。

例えば、四半世紀、お世話になっているホテルの女将さんは、Feriが訪問すると、親切に地域のイベントを色々と紹介してくれます。Lungauのイベントについては、週単位でスケジュール表がまとめられており、この中から面白そうなものをピックアップして、「今日は、○○でこんなイベントがあるから、行ったら?」と推薦してくれます(3枚目の写真がスケジュール表)。

ちなみにトップの写真は女将一押しの「Kirchenkonzerte」。St.Leonhardという山の中腹にある教会で開催されます。また、公式な予定表に乗っていない行事を教えてくれることもあります。

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ところが、距離的には近くても、隣のシュタイヤマルク州のイベントについては、情報は入っていると思うのですが、絶対に推薦してくれません。先日、ご紹介した「140Jahre Musikkapelle“Alpenklänge”Krakauebene」は、Feriの宿泊しているホテルから車で30分足らず。しかも、地元Lungauの町からもMusikkapelleが数組、参加しているにもかかわらず、教えてくれませんでした。

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また、朝食の時、「昨日は、どこへ行ったの?」といった話になることもあるのですが、その際、シュタイヤマルク州のイベントに行ったと話すと、「ああ、そう」といった素っ気ない反応に‥別に、怒っている訳ではありませんが‥

また、先日、Lungauでイベントが行われていない日の朝は、わざわざザルツカンマーグートSt.Gilgenで当日開催される「Der Kaiser Kommt」のイベントを新聞で探して教えてくれました。

ありがたいのですが、Lungauからザルツカンマーグートまで往復すると、300km以上のドライブになるので、日帰りはさすがに大変です。情報はありがたかったのですが、丁重にお断りしました。

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また、Lungauに隣接しているシュタイヤマルク州でも逆のことを体験しました。「140Jahre Musikkapelle“Alpenklänge”Krakauebene」のビアホールで地元の人から声をかけられ、「あんたは、どこに滞在しているの?」という話になりました。

Feriが「Lungauの○○」と答えると、「何でMurauじゃないんだよ。Murauは良い町なのに‥」という感じで、ガッカリされました。ちなみにMurauはKrakauebeneの近くにある比較的大きな町です。

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また、当然ですが、皆さん、基本的に地元産の食品を愛用しています。例えば、Lungauのスーパーマーケットでは、基本的にザルツブルク州の商品を盛んにアピールしています。

もちろん、ホテルで毎朝、提供されるヨーグルトもザルツブルク製のもの‥ まぁ、乳製品に関しては、ザルツブルク州は産地でもありますからね。このほか、レストランなどでも、ザルツブルク州で作っているStiegl Bierを指名する人も、時々見かけます。

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さて、Lungauでも各種フェストに欠かせないビアは、Stiegl Bierを使いたいのは山々だと思いますが、樽生をザルツブルクから定期的に供給するのが難しいためか、Murauに本社工場があるMurauer Bierを使っているところが多いですね。

左の写真は、Feriが入り浸っていたLungauの某レストランですが、ビアサーバーがMurauer Bierのものになっています。

今夏、渡り歩いたイベントで地元のStiegl Bierが提供されていたのはMariapfarrのSamsonumzugだけでした。ちなみに右の写真がMariapfarrで飲んだStiegl Bierです。

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実際、Murauer BierもLungauでの販促には力を入れており、本社工場が近いという地の利を生かして、イベント用の設備貸出やビアの供給なども小まめに行っています。これだけは、「例外」と言えるかもしれません。

そう言えば、今年、Lungauに今までなかったMurauer Bierの営業所と直営店を見つけました(右の写真)。

もちろん、商品に関しては生産地の関係もあるので、例外は沢山ありますが、地方へ行くほど、地元に対する帰属意識、地元に対する「誇り」を持っている人が多いように感じています。Feriとしては、結構なことだと思っています。

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Comments

はじめまして。
ウィーンの建築物を探してこのブログにたどり着いたのですが、April 30, 2006の記事の写真に写っている高層アパートの名前は何というのでしょうか?

Posted by: stranger | August 29, 2014 at 06:12 PM

stranger様、お問い合わせいただき、ありがとうございます。

実際にアパートまで足を運んだわけではないので、名称は存じませんが、地下鉄U6の沿線にあります。お役に立てず、申し訳ございません。

Posted by: Feri | August 30, 2014 at 07:59 AM

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