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August 31, 2014

フェストの「ビア供給」の秘密

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今日は「フェストに欠かせないビアの話題」をお届けしましょう。

日本よりも秋の訪れが早いオーストリアでは、秋も各種のフェストが行われますが、やはり真夏の炎天下で飲むビアが最高です。

このブログでもたびたび紹介していますが、オーストリアのフェストでは、ビアは不可欠。今夏もLungauを中心にフェストのハシゴをしましたが、必ずビア会社が提供するサーバー搭載のワゴンなどが進出しており、仮設ビアガルテンを支援していました。

フェストでも生(Fass)にこだわるのがオーストリア。また、ほとんどのフェストでは、ガラス製のビアジョッキを使っています。

通常、生は専用のビア樽に入って届けられます。問題は、炎天下で樽をどうやって冷却しておくか‥という点です。当たり前ですが、業務のビア樽は大きいですから、一般の冷蔵庫には入りません。

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そこで、フェストの会場を見ていると、通常は保冷車(レンタカーが一般的ですが、大きな会場ではビア会社が保冷車を持ち込む場合もあります)を準備し、そこでビア樽を冷蔵保存しています。そして、タイミングを見計らってビアサーバーが設置されているワゴンや仮設スタンドに運び込みます。

大型のワゴンの場合、冷蔵庫が装備されているケースもありますが、ビア樽を保管できるのは、せいぜい、一つ。夏場のフェストでは、晴れていれば、どんどんビアが売れますから、ワゴン内に保存している樽だけでは間に合わない‥ということでしょう。ちなみに冒頭の写真に掲載しているワゴンは、かなり大型で、大きな冷蔵庫も搭載しています。

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ところが、今夏、これを上まわるシステムを見つけました(相変わらず大げさ‥)。場所は3日間にわたり行事が行われた「140Jahre Musikkapelle“Alpenklänge”Krakauebene」の仮設ビアホールです。

最終日、多くの人が集まってテントの中が一杯で、暑かったので、Feriは表でビアを楽しんでいました。すると舞台裏を見ることができました(ちなみにウィーンで秋に開催されるオクトーバーフェストなどでは、簡単に舞台裏を見ることができないようになっています。さすが、高原の牧草地にある仮設ビアホール)。

テントの厨房に隣接して保冷車が横付けされていたのですが、よく見ると、その保冷車の外側にチューブが伸びています。

たまたま保冷車の荷物扉が開いたので、中をのぞいてみると、何と冷蔵されている荷台に搭載されているビア樽に直接、ビニール製のパイプが取り付けられており、このパイプが荷台を貫通。

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パイプはテント内のビアサーバーにつながっていたのです。テント内にはビアサーバーも数台設置されていたので、複数のパイプが出ていました。しかも、ビア樽は通常サイズの倍はある大型。

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ただ、ビア樽が空になると、パイプの付け替え作業が必要になるので、定期的に係員が荷台に入って、作業をしていました。なるほどねぇ。さすがに大規模な会場なので、その都度、保冷車から厨房までビア樽を運び込むのは効率が悪いということなのでしょう。

ちなみに保冷車の上には照明装置が仮設されており、これで夜間の対応もバッチリです。余談ですが、保冷車の貨物室を冷やすため、車のエンジンは回っていました。

左の写真のように、ブラスバンドが入ったフェストは、異様に盛り上がるのが常。バンバン、ビアジョッキが空になっていきます。右の写真は、16日の夜に行われた「ビア樽開き」の様子です。このシステムならば、いつでも冷たいビアを楽しむことができます。

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